少し遅くなりましたが、11月22日は「いい夫婦の日」です。いい夫婦の日をすすめる会では、2007年より毎年夫婦に関するアンケートを実施しています。(アンケート結果はこちらから見ることができます。⇒「いい夫婦の日」アンケート)
いい夫婦でいるためには何が必要だと思いますか?
上記のアンケートから実際に夫婦円満家庭がやっている円満の秘訣が分かりましたので、まとめました。(この記事で引用しているアンケート結果は2018年のものです。)
約7~8割の夫婦は円満である

夫婦の円満度は、結婚年数によってやや差はあるものの、おおむね7~8割は「円満である」と回答しました。3組に1組(約3割以上)が離婚する時代ですので、円満度はもっと低くなるのかと思いきや、予想に反して高い結果が出ました。
夫婦の円満度は、5年未満の結婚してすぐのカップルの場合、「とても円満」「まあ円満」と答えた割合が83.2%と最も高く、結婚年数を重ねていくと徐々に下がっていくことが分かります。10年以上30年未満のカップルでは、その割合は69.7%まで下がりました。しかし、30年以上たったカップルでは、円満度は回復し、76.6%が円満と答えました。
夫婦が円満であるために大切なことは?
さて、本題の夫婦が円満であるために大切なことはと言うアンケート結果は下記のようになりました。

「話をする・聞く」が最も高く約6割が大切であると回答しました。そのあとは、2位「言葉にして感謝を伝える」が48.2%、「信頼する」が47.4%「程よい距離感(干渉しすぎない)」が46.8%と続きます。
特に1位の「話をする・聞く」については、円満度の高いカップルでは約7割が大切であると答えており、夫婦円満の秘訣は何よりも「話し合い」であるという結果になりました。
一方で、「スキンシップをとる」「愛情を口にする」「同じ部屋で寝る」などと言った愛情表現を大切だと回答した割合は約2割ほどで、いつまでもラブラブでいることよりも、信頼でき対等な人間関係を築くことができるということが円満につながるということが分かりました。
また、「家事の分担」は9位で34.5%、「育児・子供の面倒を見る」は11位で28.4%でした。こちらも家事・育児の分担そのものよりも、分担をどうするかなどの話し合いを夫婦間でできることの方が円満につながるということが読み取れる結果となりました。
夫婦円満に必要なのは、よき人間関係そのもの
夫婦と言えども愛情があれば長続きするわけではありません。良きパートナーとしてお互いがお互いを尊重できる人間関係をつくることが何よりも大切です。
<夫婦円満に必要なこと>
- 話ができる対等な人間関係
- 信頼ができる
- それぞれが自立し、依存・干渉しすぎない
- お互いがお互いのことを尊重する
そして、そういった人間関係が背景にあるからこそ、家事育児の分担などを含め、家庭内の問題を夫婦で解決できるのではないでしょうか。
モラハラカップルは外では仲良さげにふるまい、腕を組むなどと言ったスキンシップをするそうです。しかし、いくら「愛している」と言葉にしたところで本質を伴っていなければうわべだけの愛情だと受け取られてしまうでしょう。
円満なカップルこそ、人間関係を大切にすることをよく知っているのかもしれませんね。