円満な離婚などない!離婚は円満でないからするもの

円満な離婚などない!離婚は円満でないからするもの

元貴乃花親方が10月に離婚をしていたそうです。本日のニュースになっていますね。(2018年11月27日現在)

インタビューでは、タイトルにも使わせていただいた言葉を話されたそうです。

スポニチさんの記事によると、「円満な夫婦は別れない。円満じゃないから別れるということ。お互いの道を行こうということです」と話されたとのこと。

私自身も離婚を経験して、円満な関係に離婚という選択肢はないのだと感じています。

離婚についての私の考え方をまとめました。

目次

なぜ離婚をするのか

離婚は、相手にただ一つの嫌なところがあったからするわけではありません。

人間関係において、相手の嫌な部分が許容できない場面はたくさんあるでしょう。それは夫婦であっても同じです。離婚をしていないからと言って必ずしも結婚生活が順風満帆ですべてがうまくいっているわけではありません。価値観の違う2人の大人が共同生活をするわけですので、どうしても合わない部分は出てきます。多くのカップルは、何らかの不満を抱えてもなお、互いに努力をしながら結婚生活を続けています。

離婚を選択したということは、パートナーと人生を共にしない選択をしたということです。

そして、不満を抱えながらも結婚生活を続けているカップルと、離婚を選択したカップルはこの1点で大きく違います

円満離婚で、離婚した後も友人関係を続けているケースもあります。しかし友人関係と夫婦関係は全く異なる人間関係です。お互いの都合の合うときに過ごす友人関係と違い、夫婦関係は人生の大部分をパートナーと過ごします。パートナーは人生を共に過ごす相手ではないという結論を出し、それぞれの道を歩むことを決めたのです。

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離婚をすることは自分の人生を歩むこと

相手の体調の悪いときには看病をしたり、もし介護が必要になれば配偶者はその義務を負います。自分が逆の立場であれば、相手に面倒を見てもらうことになります。

結婚をしたら多くの場合、家族単位で行動をする機会がぐっと増えます。家族でご飯を食べるといった日常的なことを初め、パートナーの会社の交流会に顔を出すこともあるでしょうし、親戚づきあいも増えるでしょう。結婚というのは、個人の時間を家族もしくはパートナーのために使うことを前提としています。

また、お互いの価値観についてもすり合わせる必要があります。

女性であれば結婚や出産を機に働き方を変える人が多いのが現実です。また夫婦ともに結婚すれば以前のように自由にお金を使うことができなくなるでしょう。こうして個人の自由に制限が出てきます。

それは言い換えれば、パートナーや家族という単位が自分の行動や人生を束縛するとも言えます。

離婚をすれば、パートナーとの関係が解消し、制限もなくなります。自分の選択を曲げられず、相手もそれに同意ができない場合は離婚を選択することになります。

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信頼し、自分の人生を賭けられる相手ではなかったということ

人生を共に過ごすということは信頼できる相手でなければいけませんし、パートナーとの共同生活に自分の人生を賭けることでもあります。

勝手に自分の預貯金を使ってしまう人に自分の人生を賭けてしまったらどうでしょう?老後や将来のためにためたお金が無くなってしまったら、安定した人生を送ることができなくなります。また、勝手に人のものを持ち出すような人のことを信頼できるはずもありません。

他にも、DVをする相手は命の危険が伴いますし、浮気をする相手との関係もいつ縁が切れるか分からない不安定なものです。

パートナーとは同じ船の同乗者であり、船は人生そのものです。パートナーの行動によって船が沈むようなことがあれば、自分の命を脅かすことになります。

自分を守るためにも、船を降りる決断をしなくてはいけないときもあります。

 

では、円満離婚とは何なのか?

円満離婚というのは、関係が円満であったわけではなく、離婚をするときにお互いがもめることがなく円満に離婚ができたということです。離婚では、いつに離婚するのか、財産分与、養育費、慰謝料はいくらか、面会交流はどこで会い、どのくらいの頻度にするのかなどの条件を決めなくてはいけません。その条件をお互いが衝突することなく決定する(もしくは多少の衝突があったとしても、譲り合うことで折り合いをつける)ことができたということを指します。

円満という単語は「離婚」にかかっているのであり、人間関係や夫婦関係が円満であったという意味ではありません。

つまり円満離婚というのは、夫婦関係は離婚を選択するほど揉め事があったけれど、離婚をするとき(最後)は円満であったということです。

片方に離婚の意思がない場合は、離婚は揉めます。その場合は、円満離婚とはいいがたい泥沼離婚にまで発展する可能性があります。

お互いが「離婚」という意思があったということは、逆に言えば双方にとって円満な結婚生活ではなかったということでもあるのです。

 

まとめ

友人関係と夫婦関係は違います。なので、離婚した後でも仲の良い友人関係を続けられるカップルがいることもうなずけます。

しかし、離婚に至ったからには夫婦として一緒にやっていける相手ではなかったということです。

それこそ「円満であれば離婚は選択しない。」これが真実です。

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