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自己愛性パーソナリティ障害の特徴とその原因とは?身の回りの攻撃的な人を考える

自己愛性パーソナリティ障害

自己愛性パーソナリティ障害の特徴とその原因とは?身の回りの攻撃的な人を考える

投稿日:2020年9月16日 更新日:

怒りが激しくて手が付けられない、突如としてキレられる、相手から貶められることを言われる…。

あなたの身の回りの厄介な人は、もしかすると自己愛性パーソナリティ障害かもしれません。

パーソナリティ障害とは、社会の中で文化的な行動様式から著しく偏った行動や考え方をすることで、本人や周りに困り感をもたらしているものです。

認知(ものの考え方)や感情の起伏、衝動性などが社会と大きくずれているために対人関係に衝突を生み出します。

そのパーソナリティ障害の1つに、自己愛性パーソナリティ障害があります。

1.自己愛性パーソナリティ障害とは?

自己愛性パーソナリティ障害とは、wikipediaにはこうあります。

ありのままの自分を愛することができず、自分は優れていて素晴らしく特別で偉大な存在でなければならないと思い込むパーソナリティ障害の一類型である。

(引用:wikipedia - 自己愛性パーソナリティ障害)

自己愛性パーソナリティ障害はしばしばナルシストと比較されることがありますが、自己愛性パーソナリティ障害は自分を強く愛しすぎているのではなく、その全く逆、自分を愛することができないがゆえに起きる障害といえます。

彼らは理想的で空想的な自己像だけを愛し、本物の自分を愛することができない人たちです。

2.自己愛性パーソナリティ障害とは具体的にどんな人?

自信過剰に見え、周囲の人から過度の注目や賞賛を得ることができると信じて疑わず、自分を特別な存在だと思い込んでいます。しかしその裏には、わずかな批判にすら耐えることができない弱弱しい自尊心しかありません。また、他人への共感が著しく欠けています。

自己愛性パーソナリティ障害は、人間関係で問題を抱えやすく、仕事や勉学、金銭面など生活のあらゆる面でトラブルを引き起こします。

自分にとってふさわしいと考えているレベルの賞賛が得られなければ絶望し、周囲の人間に恵まれていないと考えます。そして、自分にとってふさわしい環境でないと考え、突如として仕事をやめてしまったり、人間関係を切り捨てたりします。

3.自己愛性パーソナリティ障害の特徴

症状の重症度は人によって様々ですが、下記のような特徴がみられます。

  • 成果がなくても、自分が優れていると周囲から認められることを期待する
  • 絶え間ない他人からの賞賛を求める
  • 実績や才能を誇張する
  • 自分の成功、権力を手に入れること、外見的な美しさ、特別な人脈を持つことなどの空想に夢中になる
  • 自分は特別な人間であり、特別な人間とだけ付き合うべき人間だと信じる
  • 会話を独占したり、自分が話題の中心になろうとする
  • 劣っていると見なした人を侮辱する
  • 人を利用することを厭わない
  • 共感性が著しく乏しく、人の要求や感情を理解しようとしない
  • 人からうらやましがられていると思い込んだり、他人へ過剰な嫉妬を抱く
  • 傲慢、尊大な態度
  • 自慢やおおげさな態度
  • 素晴らしい持ち物を持っていると主張する(家柄、権力、ブランド物、立地のいい家や高級車など)

また同時に、批判を受けたり、恥ずかしいと思う場面に出くわすと次のような行動がみられます。

  • 特別な待遇を受けないことに焦ったり苛立ったりする
  • 対人関係に問題が生じたときには、怒りや軽蔑といった反応をする
  • 他人を貶めて自分が優れているように見せかける
  • 感情や行動をコントロールできない
  • ストレスに対処したり、柔軟に対応することができず、不機嫌になる
  • 不安、恥、弱さ、屈辱さと言った感情を内に強く秘めている

自己愛性パーソナリティ障害の人は他者に対して支配的であり、人を虐待します。重度の自己愛性パーソナリティ障害では、人生の中で重要となる人間関係(友人関係、恋人や家族を持つなど)を発達させることに困難を伴います。さらに人間関係において期待される役割(母親、父親、先輩、上司など)を全うすることも難しいと考えられています。

また、日常的な些細なことで恥や屈辱を感じやすく、その感情を隠そうとするため怒りや反発と言った行動で現れます。その心理プロセスは、理想化と脱価値化、否認や抑圧といった自我防衛機制(心理学用語)で説明がつきます。

防衛機制(ぼうえいきせい、defense mechanism)とは、危険や困難に直面した場合、受け入れがたい苦痛・状況にさらされた場合に、それによる不安や体験を減弱させるために無意識に作用する心理的なメカニズムのことである。

(引用:看護roo - 防衛機制

4.自己愛性パーソナリティ障害になる原因は?

詳しい原因はわかってはいませんが、環境や遺伝的な要因などの様々な因子が複雑に合わさった結果、自己愛性パーソナリティ障害を発症すると考えられています。

その因子となるものは次のものであると考えられています。

  • 不適切な養育環境
     - 過度に崇拝される、もしくは過度に批判される環境。身近な人の尊大な態度、自己過大評価。小児期の虐待。不安定で信頼できない親に育てられる。親と子どものミスマッチングなど
  • 遺伝的要因
     - 遺伝的に継承された特性
  • 神経系
     - 行動を司る脳内の機能

中には、うまれつき精神的に脆弱な子どもに過保護・過干渉、もしくはネグレクトと言った養育環境が合わさり発症すると考える人もいます。

また、出生後の環境だけではなく、生まれ持った遺伝的要因や神経系のトラブルなども自己愛性パーソナリティ障害を発症する一因になると考えられています。家族内に自己愛性パーソナリティ障害の人がいる場合、同一家族内での発症の確率が高くなることが分かっています。

自己愛性パーソナリティ障害と脳の構造異常の関連性に着目した研究もあります。(前頭前皮質という共感と思いやり、認知や感情制御などを司る領域の減少がみられる。)この研究によると、脳の構造異常が共感や感情制御能力に影響を与えているとしています。

4-1.いつに発症するの?

幼少期には、子どもは未発達な自己愛を持つために、ナルシシズムのような特徴をみせることがありますが年齢的なものであり、その子供が将来に自己愛性パーソナリティ障害を発症するというわけではありません。

しかし、自己愛性パーソナリティ障害は、10代から成人期の初期までに発症すると言われており、若いうちからその片鱗が現れます。30代・40代になってからいきなり自己愛性パーソナリティ障害になるということはないそうです。

4-2.どのくらいの人が自己愛性パーソナリティ障害になるの?

およそ人口の1%ほどが人生のある時点で自己愛性パーソナリティ障害に罹患していると考えられています。

5.自己愛性パーソナリティ障害の二次障害

自己愛性パーソナリティ障害を持つ場合、次のような二次障害がみられると言われています。

  • 不安定な人間関係
  • 職場や学校でのトラブル
  • うつ病、不安障害
  • 薬物やアルコールなどの依存症
  • 自殺念慮など

社会溶け込むことができず、本人に自覚がなかったとしても生きづらさを抱えており、依存症や他の精神疾患との合併が極めて高いと言われています。

他のパーソナリティ障害(境界性パーソナリティ障害、反社会性パーソナリティ障害、妄想性パーソナリティ障害)との併発も知られています。

6.自己愛性パーソナリティ障害を予防するためにできることは?

自己愛性パーソナリティ障害を予防するために何をしたらいいのかはハッキリと分かっていません。ただし、次のようなことは効果があると言われています。

  • 子どものメンタルヘルスの早期治療
  • コミュニケーション、葛藤、精神的な苦痛への適切な対処法を学ぶ
  • セラピスト、ソーシャルワーカーへの相談、子育てへの介入

まとめ

自己愛性パーソナリティ障害は年を取るほど悪化していくと言われており、また近年その数が増加していると考えられています。

自己愛性パーソナリティ障害を予防、治療するのであれば、できるだけ早い段階で専門家の知識を頼ることをオススメします。

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