あなたには、大切な人からの一言で自分の人生が大きく変わったという経験はありますか?私は、モラハラ離婚のときに友人からもらった言葉が大きく自分の人生を変える結果になったと思っています。今回は、そのお話をします。
私に勇気をくれた友人の一言
別居報告をするべきか、また誰にするのか、いつするのか悩みますよね。
私の場合は、友人の何人かには別居したことを伝えていました。
そのほうが会った時に「旦那さんはどうしているの?」という質問に当たり障りなく答える必要もありませんし、そのうち話のつじつまが合わなくなってバレたときに「余計なことを聞いてしまっていたのでは」と気を遣われるのも心苦しいと思ったからです。するとやはり聞かれるのが別居理由。簡単に説明できるものでもなかったので、結婚後からの大まかなストーリーも伝えました。
そして友人の何人かは、
「あぁ、怒鳴る人は嫌だね」
「怒鳴る人とは私も結婚したくないな」
と言ってくれたのです。
この言葉は、理不尽なモラハラを我慢しなくてはいけないものだと思っていた私を大いに救ってくれました。
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「怒鳴る」夫を受け入れられない人もいる
たとえば、こちらが怒らせるようなことをしたからといって殴ってくる人がいれば、多くの人が「それは相手がおかしい!」と言ってくれるでしょう。浮気や借金でも同じように理由を理解してもらえます。しかしモラハラの場合は、「なぜそれで別居なの?」と思われることも少なくありません。
調停の場ですら、よくある夫婦喧嘩のように思われてしまい、苦しい気持ちを理解してもらえなくてつらい時がありました。
怒鳴ってくる相手が自分の愛する人で、家の中にいて、絶対に避けることができない相手で、その生活が自分の人生の大部分を占めています。そして、パートナーが怒鳴ることは天災のようなもので、いつ何時、降ってくるか分からないのです。そのさじ加減は夫だけが握っています。それは囲われてはいるけれど、屋根がなくいつ雨風や雷の被害にさらされるのか分からない家に住んでいるようなものでした。
モラハラ夫との毎日は、恐怖が常に隣り合わせだったのです。
私が別居の顛末を話したときに、「旦那さんも怒鳴る理由が何かあったのかもしれないね」ということではなく、「そもそも怒鳴る人は嫌だよね」と言ってもらえたことで、
「他のところがどんなに良くても、怒鳴る人を受け入れることができなくってもいいのだ」
「そしてそれを声に出して言ってもいいのだ」
と強く背中を押してもらえたように感じたのです。
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言葉のおかげで納得のいく条件で離婚ができた
そのあとは、調停の場でもモラハラ被害を理解してもらえることに成功しました。モラハラ被害をあきらめることなく訴え続けたからだと思います。
友人たちのこのヒトコトがなければ、また違った結果になっていたかもしれません。
この言葉で勇気をもらい、モラハラ被害を主張することを後押ししてくれたから勝ち取れた結果だと思っています。
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まとめ
どんなことを言ったからといって殴られていい理由にならないように、どんな事情があったとはいえ怒鳴ることが良くないことだと分かってくれる友人がいて本当に救われる思いでした。
私が「自分のせいで夫の性格が変わってしまったのではないか」と加害者意識を持っていた時でしたが、この一言でモラハラの呪縛から解放されることができました。
私の人生を変えた「一つの言葉」のお話でした。
私が友人からの言葉で勇気をもらったように、今モラハラと闘っている人、モラハラ被害を受けている人たちが、このブログを見て少しでも救われることがあればこんなにうれしいことはありません。
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