私のモラハラ体験談㉒嘘つき夫が自滅する

私のモラハラ体験談㉒嘘つき夫が自滅する

前回の続きです。

夫は、嘘をつき続けた結果、調停委員からの信頼を完全になくしました。

そして、夫が毎回のように提出してくる主張文に対して、調停委員はこちらに話を通す前に「証拠を提出してください。そうでなければ検討できません。」と突っぱねるようになっていきました。

嘘の話で調停を無駄に長引かせる行為は、調停委員からも悪質であると見なされたのでしょう。

嘘のためにどんどんと時間が取られて、調停がなかなか進まないために裁判官からも「今回の調停では、○○を決めるように」と言われるほどになりました。(「前回の調停から何も進展しなかった」時期が続いた後のことです。)

そして前回の一件から、証拠がなければ夫の主張は認められず、こちらの主張が通る流れに変わったのです。

目次

私の体験談 ~証拠がなければ、夫の主張は認められないことになった~

主張を認めてもらうためには、証拠があるに越したことはありません。

しかし、調停の場ではかならず「証拠を提出しなければいけない」ことはありません

私については、調停委員から「主張したければ証拠を出してください」とは一切言われなかったのです。

夫側はすでに支払った固定資産税をマイホームの売却経費として算出してきました。しかし、別居前にすでに支払っていたため、さらに経費として計上することは二重取りになります。

私は、「すでに支払ったお金を二重計上している」と指摘しました。この時にも調停委員から「すでに支払った証拠を出してください」とは言われませんでした。

夫が細かくつけていた家計簿のコピーも別居の際に持ち出してきていたので、固定資産を支払った証拠を出せと言われれば、出すこともできました。

ですが、証拠を要求されませんでした。

そして調停委員は私の指摘をそのまま夫に伝えてくださったのです。

この他にも夫側からマイホームの売却経費やランニングコストとして様々なお金を上乗せされました。

この中には実際に払っていないお金まで計上されていました。もちろん、夫は嘘の経費についての証拠を提出することはできません。(証拠がないので)すると「証拠がなければ認められない」ので夫の主張は退けられ、本当は払ったであろうお金についてまで計上できなくなったのです。

私はその中にも、実際に払ったであろう費用があることを知っていました。しかし、その金額が実際の費用よりも大きく計上されていたので(たとえば100万→200万のように)領収書を出せばその金額に嘘をついていたことがバレてしまうと思ったのでしょう。夫は嘘をついたものに関しては、一切、領収書を出してこなかったのです。

その結果、本来なら経費として主張できる100万円分まで計上できなくなり、その分のお金は財産分与には考慮されず夫が支払うべき経費になったのです。

夫は自らのウソで自らの首を絞めることになりました。

夫は嘘をついた後それがバレたときのことまでは考えていなかったのでしょう。そして、できるだけ多くのお金を計上し、財産分与で支払う金額を少しでも少なくできればいいと思って安易に嘘をついたのです。

結局はついた嘘によって得をもたらすどころか損をすることになったのです。

嘘を認めないことでさらに首を絞める結果に

嘘をついたからと言って本当に支払った分の経費を計上できなくなるわけではありません。

自分が嘘の金額を言ったことを認め、正しい金額とその証拠を提出すればいいだけの話です。

私も、私の弁護士も「支払うべきものは当然支払う」と伝えていました。

しかし夫はプライドが高いばっかりに「自分が嘘をついたこと」を最後まで認めることができませんでした。嘘をついた証拠となる正しい領収書を提出しなかったのです。

最後の最後まで夫からの主張は、

異論はあるが、早期解決のために譲歩する(あくまでも自分は正しいというスタンス)

だったのですから。

しかし、夫が嘘をついているのは調停委員にもバレバレだったんですけどね…

調停で嘘をつくことのデメリット

調停で嘘をつくことはデメリットしかありません。

まず調停委員からの信頼を失い、どんな主張や発言も認めてもらいにくくなります。

また、解決から遠ざかる行為であり、話し合いを混乱させる元で調停委員から嫌われます。

嘘をつく人物だと思われてしまえば「本当のことを言っている時」にも疑われ、話を信じてもらえなくなります

結果的には夫のようにすべてにおいて損をすることになってしまうのです。

もし調停で嘘を言ってしまったら?

もし仮に、自分に不利になると思い、発作的に嘘をついてしまったのだとしたら、そのあとにはちゃんと嘘だと認め、謝罪する姿勢が大事になってきます。普通の人であれば、謝罪している相手に対して、さらに畳みかけて責め立てることはしないものです。

一方、意地になって嘘を貫き通そうとすれば、反感を招き話がこじれます。

自分の非を認めることは、和解にもつながり、そのあとの条件も変わってくるでしょう。私も、夫から正しい領収書を提出してもらえれば、その通りにお金を支払うことに何の異論もありませんでした。

調停は話し合いの場。

結局は、人間力が左右する場とも言えるでしょう。

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