【間接面会交流】子どもの写真、家の中で撮ったものを送るのはキケン!?

【間接面会交流】子どもの写真、家の中で撮ったものを送るのはキケン!?

離婚後に別れた元配偶者と連絡を取る必要が出てくる場合があります。それは、子どもの面会交流についてです。

もし、円満に離婚をしたのであれば別れた後のやり取りで相手から加害を受けるような心配をすることはないでしょう。しかしこじれた末の離婚や離婚原因にDVやモラハラがあったケースでは、離婚後も相手と連絡を取るときには注意が必要です。

面会交流では子どもと別居親が直接会う「直接交流」と写真や電話などで交流を行う「間接交流」があります。一般的には「直接交流」を行いますが、諸事情により直接の交流ができない場合は間接交流という方法が取られることがあります。

目次

間接交流で子どもの写真を送るときの注意点

間接交流になる理由は?

面会交流で直接交流ができない場合の理由とは次のようなことが挙げられます。

  • 子ども自身が直接会うことを拒否している場合
  • 受験、試験、部活などの子どもの生活への配慮
  • 別居親が子どもを連れ去る危険がある場合
  • 別居親が子どもへの虐待の危険がある場合
  • 子どもを介してのストーカー行為、金銭の要求、暴言、暴力がある場合
  • 伝染病などで直接会うことが難しい場合

などです。

子ども自身の意思や、子ども及び子どもの生活に悪影響がある場合に間接交流が行われます。

直接の面会交流が推奨されている中で間接面会交流となるのは、何らかの事情があり、「直接交流」ができない時です。そして、中には別居親から子ども(や子どもの生活)への加害行為が原因の場合もあります。

写真から読み取れる事実

インターネットに身の回りの写真を挙げると、個人情報が特定される恐れがあるのをご存知でしょうか。なかには、写っている被写体の瞳に移った背景から撮影した場所を特定されたケースもあります。

写真には様々な個人情報が写り込み、そこから相手に知られたくない情報を抜き取られる可能性があるのです。

別居親が子どもを第一に考えてくれるいい人物であれば良いのですが、中には子どものことを考えるどころか子どもを利用し、元配偶者にいやらがせをしてくる人もいるのです。そういったケースで個人情報が写り込んだ写真が渡ってしまうと、本来であれば知られてほしくない情報を相手に与えてしまうことになりかねません。

家の中の写真は色々なことが読み取れる

家の中で撮った写真は、背景から経済状況、家の間取り、住んでいる人間、住んでいる場所、通っている園や学校、職業や職場、交友関係などが分かることがあります。

家具家電や持ち物からは生活のランクがありありと伝わってしまいます。また、どういった家に住み、どういう生活を送っているのかも見えてきます。

子ども以外の同居している人の持ち物が写り込むことがあれば、住んでいる人間を予測することもできます。恋人の存在が写真から分かってしまうこともあるでしょう。

写り込んだ背景から秘匿にしていた場所が分かってしまうこともあります。制服が分かれば学校を特定することはそれほど難しくありません。

また子どもの情報だけではなく、同居親の情報だって分かってしまう場合もあります。

仕事に使う道具や制服、社名ロゴなどが映っていた場合、そこから職業や職場を推理することができてしまいます。

相手に個人情報が行くことで余計な火種を招くことも

間接交流の目的はこちらの生活状況を相手に知らせることではなく、子どもの成長や健康状態を共有することにあります。

意図していない個人情報が相手に伝わることで、相手を刺激し余計な火種をうむこともよくありません

学校や職場を特定されてしまったことで、通学ルートや通勤ルートで待ち伏せされたり、学校や職場に迷惑電話などの嫌がらせをされるというケースもあります。

恋人の存在が知られてしまうことで、いざこざに発展していくこともあるでしょう。

共有している情報は何かを確認しよう!

離婚後もお互いがお互いの状況を常に知り、連絡を取っている場合もありますが、中には情報の一部を「秘匿」している場合もあります。

相手に渡す写真には、こちらが知られたくない情報が載っていないのかどうかをよく確かめる必要があります。

写真から読み取れる情報
  • 住所
  • 恋人や交友関係
  • 通っている園や学校名
  • 子どもの習い事
  • 職業や職場の情報

こういった情報はあらかじめ共有しているでしょうか?

お互いに別れた後も隠し事がないのであれば、特に気にする必要はありません。

しかし、写真からは多くのことが読み取れてしまうことも知っておく必要があります。

他にも子ども自身が教えてほしくない情報があれば、そういったものや人が写り込んでいないかどうかも確認してください。

安全なのはどういう写真?

特定しづらいものを背景にすることで、個人情報を読み取られることを防ぐことができます。

たとえば、空や緑を背景にして写真を撮るということは有効です。

また、白や黒の壁を背景にするのも良いでしょう。

葛藤ナマモノ

私の場合は、家の中で撮った写真は送らずに外で撮影したものに限り渡しています。それも場所が特定しにくいものに限定しています。

送る写真は背景に何が写り込んでいるかをよくチェックしよう!

知られてほしくない個人情報が渡ってしまうことで、引っ越しや転職、転校などを余儀なくされてしまう場合もあるのです。

写真を送るときはうつり込んでいるものをよく確認してから送ることが望ましいでしょう。

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