私のモラハラ体験談① 会社で注意されても妻のせい!?

私のモラハラ体験談

私が実際に体験したモラハラエピソードをお話します。

その時には、まさかそれがモラハラだとは思いもよりませんでしたが、今となっては日常的にモラハラに遭っていたことが分かり、正直エピソードは尽きません。

モラハラは一見、誰が加害者が分かりづらい精神攻撃であると思います。

どういった手口でモラハラが行われているのかを知ることで、「あぁ、私はモラハラに遭っていたのだ」ということをハッキリとさせることが出来ます。

世間も、会社の人も悪くありません。本当に悪いのはモラハラ加害者ただ一人。

それが分かるエピソードをお話します。

目次

1.私の体験談 ~妻が家事をしないと言ったら会社の人に怒られた~

結婚したすぐのときに、夫が会社の忘年会に行きました。夫は会社の人と折り合いが悪く、よく家で悪口を言っていました。

家に帰ってくるなり夫は、「会社の人にお前が家事を全くしないんだと言われた。」「俺のことはともかく、妻のことが悪く言われるのは許せない!」「もう、家庭のことは話さない!」とまくしたてるように言いました。夫は、妻である私が否定されたことに怒っている風でしたが、そもそも私は夫の会社の人にお会いしたことがありません。家に読んだことも一回もありません。私が家でどんなことをしているか、家事をどれだけやっているかなどと言うことを夫の会社の人が知っているはずもありません。

よくよく聞いてみると、「奥さんは、家事しない人なんだね」「そうだとしても、そういうことを言うと、奥さんの株が下がるからやめたほうが良いよ」と言われた、ということでした。

つまり、夫自身が「うちの奥さんは家事をしない」と忘年会の場で言って、会社の人から「そういうことは言わないほうが良い」と窘められたようです。しかし、夫は私が家事をしないということを言ったことは謝りもせず(家事はしていたのでもちろん夫の嘘なわけですが)、会社の人を悪く言って被害者ぶっていました。夫からしてみれば「お前が家事をしないから、俺が悪く言われた」とでも言いたいのでしょうか。どう考えても、夫自身が私の悪口を会社で言いふらしているとしか捉えられないのですが、そんなことは考えもしないようです。

夫がそういったエピソードを私に言うのは「他の人の言葉を借りて(他の人を悪者にしつつ)妻である私をコントロールしたい」「攻撃したい」だけです。そうして、私が「私のせいであなたが悪く言われてごめんね」と言えば気が済むようでしたが、私は「私は、今後会社の人に会う?会わないなら何を言われても構わない」と返しました。その時に夫がどう思ったかは分かりません。しかし、夫から「お前は俺が望む反応をしない」と言われたことがあり、私が予想と異なる反応を返し、コントロールできないことに、きっとイラ立ちを感じていたのだと思います。

もちろん、なぜ会社の人に窘められたのか、自身の発言の何が問題だったかなんて理解しようとするはずはありませんでした。

2.このエピソードから分かるモラハラ加害者の心理

その① 強固な被害者意識と、同情を誘導する心理

モラハラ加害者は、自分が被害者であるアピールをします。「自分はこんな被害に遭っているんだよ」と話し、あたかも自分は加害者でないふりをします。しかし、よくよく突っ込んで聞いてみると、事の発端を起こした当事者であり、原因が加害者にあること分かります。

モラハラだと気づくポイント!

被害者になりえないことでも被害者ぶるので、よく話を聞いていると、相手の話に矛盾やおかしい点が出てきます。矛盾点を指摘すると激怒する場合は、モラハラである可能性がますます高くなります。

その② 責任転嫁、そして被害者を責める

自分は被害者です、そして暗に「あなたのせいです」というニュアンスで話をしています。自分が怒られたということがショックで、それしか頭にありません。明確にはあなたのせいで怒られたとは言いませんが、このエピソードを話す裏側には、怒られたことは妻である私のせいであるという責任転嫁の気持ちがあり、私を責めたい心理が現れています。自分が否定されたことが到底許せず、自身のプライドを保つため、被害者に謝罪を要求しているのです。

モラハラだと気づくポイント!

第三者の発言を使って、あなたを責めてきたりしませんか?「会社の人が~」「世間が~」という発言を使って、あなたのことを否定してくる場合、「あなた自身はどう思うの?」と聞いてみましょう。

その③ 共感性の薄さ

普通であれば、こんなことを話すとどう思われるか(このケースだと、自分が妻の悪口を言ったことがばれてしまう)と言うことが分かりそうなものですが、モラハラ加害者は他人の気持ちに寄り添うことはできないので、話した結果、どう思われるかを想像できません。

モラハラだと気づくポイント!

モラハラ加害者は自分の一方的な気持ちしか理解することが出来ません。一つのエピソードで、自分が感じた気持ちと、相手が感じた気持ちに大幅な乖離がある場合は要注意です!

3.まとめ

その時は、この人、何言ってるんだ?と宇宙人でも見る気持ちでしたが、今となっては逆に面白いですね。抜けがありすぎて・・・。これで同情する人はよほどのお人よししかいないと思いますが、私はそういう人柄だと思われてたのでしょうか。

しかし、少しムッとするだけのやり取りでも、少しずつHPを削られていくのがモラハラ。少しずつ攻撃されているので被害者は被害を受けていることに気づきません。蓄積されると確実に深刻な心のダメージになりえます。

私の夫はともかく、モラハラ加害者で頭のまわる人は的確に被害者の弱いところをついてきます。

モラハラは被害者が病気になるほどのひどい行為です。

早めに被害に気づくことが大事です。

私のモラハラ体験談

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