肉親を亡くしたとき、大きな悲しみに襲われます。その悲しみをどう乗り越えるのか乗り越え方が分からずもがいている毎日です。
今の私に響いた言葉をまとめました。
肉親を亡くした時に響いた言葉
①心の中でたくさん故人と話をしてあげてください
いまも私の中で、最期をどう過ごしたかったのかの希望が分からなかったこと、希望を叶えてあげられなかったことなどが後悔として残っています。
もっとそばにいてあげればよかった、もっと話をすればよかったという気持ちがあとからあとから湧いてきて、しかしその気持ちをうまく整理することができません。
もう亡くなった肉親とは会話をすることができません。その現実を受け入れることが難しい状況です。
私の中で処理できない気持ちを、言葉にして個人に語り掛けることで少しずつ後悔が解けていったらいいと思います。そして私の気持ちが亡くなった肉親に届くことを願っています。
②姿は見えないけれど、故人との関係は続いていく
少し前まで、私は故人の存在のカケラは思い出の中か遺品の中にしかないと思っていました。
しかし、ちょっとした会話の言い回しやしぐさの癖など、亡くなった肉親と同じようなことを自分がしていることに気づきました。
亡くなって存在が消えてしまっていても、自分の中や親族の中に肉親の軌跡が残っているのではないかと。それは遺伝子として引き継いだものや、一緒にいた時間で自然と影響を受けたものです。肉親から受け継いだものが自分の中にあるのだとしたら、こんなにうれしいことはありません。
そう気づいてから「自分が生きていることで、肉親という存在がこの世に残っていることになるのかも」と思うことにしています。
肉親は私が生まれる前の親族の話や代々のご先祖様の話を良くしてくれました。私はその話を聞くのが大好きでした。今度は、私の子どもたちにその話を伝えていきたいと思います。
③悲しみは消えることも何かにすり替えることも出来ない
何年たっても故人を思い出し、涙することからも悲しみは時間が経てば無くなるものではありません。また他に楽しいことがあったからと言って悲しみが減るわけでもありません。子どもがいるから気持ちが楽になるとか、他の大切なもの存在がその悲しみを消してくれるということでもありません。肉親の存在は唯一無二のものだから何かにとってかわることはできないのです。
悲しいという気持ちはそれだけ肉親の存在が自分にとって大きいものだったという表れと分かり、その存在の大きさを改めて実感しています。
大切な存在であるし、その存在がこれからも私の中の大きな部分を占めることに変わりはありません。
④思う存分泣いていい
泣きたいとか悲しいと思うよりも先に、自然と涙がこぼれてくるようです。肉親のことを考えただけで涙が止まりません。特に悲しいとか、いなくなってしまったことを考えていなかったとしても条件反射のように涙が出てくるのです。
今は流れる涙はそのままにしておこうと思います。
⑤思い出すことが故人への供養になる
私をたくさん愛してくれたこと、たくさん遊んでくれたこと、たくさんのことを教えてくれたこと。本当に私にとってかけがえのないものをたくさんくれました。
思い出して涙して、これからも心の中で「大好き」「ありがとう」という感謝の気持ちをたくさん伝えていきたいと思います。
まとめ
遺書は無かったけれど、肉親が残してくれたものはいっぱいあります。
遺品、子どもたちへのプレゼント、幼いころからの大切な思い出、肉親が語ってくれた私が見たことのない昔の話、ちょっとしたしぐさの癖や独特のフレーズ。
それらを大事にしていきたいです。
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