モラハラが治った友人と治らなかった元夫はどこで何が違ってしまっていたのか?

モラハラを治すことができた友人と元夫はどこで何が違ってしまっていたのか?

友人は自分の力でモラハラを改善することができました。自分がモラハラだと気づかずにいまだにモラハラをし続ける夫と、一体どこがどう違っていたのでしょうか。もちろん、本人の性格や気質も関係しているでしょう。それに加えて、ある一点の違いに着目しました。

それは、幼少期のモラハラ環境にありました。

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友人のケース:モラハラをする人は父親ただ一人だった

モラハラを治すことができた友人は、家庭内にモラハラをする父親がいましたが、母親は芯の強い自立した女性で、父親のモラハラからの盾になってくれていたそうです。そして「父親のようにはなってはいけない」と幼少期から強く思うことができました。「ああなりたくはない」というのは、自分がされて嫌だったからという理由だけで強く思えるものではありません。おそらく、母親がモラハラを拒絶している姿を見て、「ああいう振る舞いは良くない」と知らず知らずのうちにインプットされてきたのではないかと思います。

元夫のケース:モラハラをする人の数が多かった

一方、元夫は三世帯同居家庭で育っています。そしてモラハラをする人の親もまたモラハラ親である確率が高いことから、同居祖父母もモラハラをしていた可能性があります。もしくはモラハラをしていなかったとしてもモラハラを見逃していたと考えられます。子どもにとっては、モラハラをする人もモラハラはしないがそれを止めない人も同じくモラハラ加害者です。また、父親だけではなく母親もモラハラをしていましたので、家庭内では「モラハラは当たり前」でそれを「悪いこと」「人を嫌な気分にさせること」「モラハラをしたくない、親のようになりたくない」と思うことができなかったのだと思います。

モラハラをする人が多い環境では、モラハラが強く継承されるのでは?

モラハラは、被害者を価値のないものとして貶め、自己否定させるように仕向けます。そしてそのあとに、あなたのことを見捨てないのは私だけ、俺だけと寄り添うことで被害者を洗脳してしまうのです。モラハラの手法はマインドコントロールの方法そのもので、宗教でも信者を洗脳するときに同じ手法が使われることもあります。

そして恐ろしいのは、マインドコントロールは知識のある人が行えば、どんな人物であっても洗脳することができるという点です。

自我が強くてマインドコントロールにかかりにくい人もいます。そういう人はマインドコントロールできないのでは?と思うかもしれません。しかし、かかりにくい人、かかりやすい人はいるものの、かかりにくい人にもマインドコントロールをかける方法があります。それは、かける側の人の数を増やすことだそうです。

たとえば、誰かから「あなたはおかしい」と言われたとします。1人から言われたとしたら、「この人とは意見が合わないな」と思うでしょう。

しかし、もし5人から言われたら?10人からだったら?

100人から言われたら誰でも「自分がおかしいのか?」と思ってしまいます。

1対1であればマインドコントロールにかからない人でも、多対1の状況になってしまえば必ずコントロールされてしまうそうです。どんなに精神力が強い人であったとしても、圧倒的多数に打ち勝つのは難しいのです。

これはモラハラにおけるマインドコントロールでも同じことが言えます。1人ではマインドコントロールできない場合は、モラハラ加害者は他のモラハラ加害者を引き入れて、集団でモラハラをしてきます。すると、どんなに意志が強い人でもモラハラ被害を受けてしまうのです。

夫は、生まれたときから圧倒的な数のモラハラ加害者に囲まれて育ったために、本人の意思の力に関わらずモラハラをはねのけることができなかったのではないかと考えています。そして、幼いころに刷り込まれた価値観はその後大きくなって環境が変わったとしても変えることが難しく、いまだマインドコントロール下にあるのだと推測されます。

このことから、自分の子どもにモラハラを継承させないためには、パートナーだけがモラハラをしているのか、さらにパートナー親族やその他の人もモラハラをしてくるのかによって行動を変えなくてはいけません。モラハラ加害者の人数が多い場合は、すぐにでも離れたほうが良いでしょう

マインドコントロールは外からの情報を取り入れることで解くことができる

ちなみにこのマインドコントロールを解くための方法は、外からの情報を取り入れることだそうです。宗教であれば、他の宗教の聖書を読むなどするといいそうです。そのため、宗教でも信者のマインドコントロールを解かせないために、人間関係を断ち切ったり仕事を辞めさせたり、入ってくる情報を制限するなどするわけです。

つまり、できるだけ早い段階でモラハラ環境から抜け出し、非モラハラ環境に身を置くことは、モラハラ加害者からのマインドコントロールを抜け出すために必要です。私自身も夫と別居して初めて、夫ととの結婚生活がいかにおかしかったのかを気づくことができました。

また、モラハラ夫が親族や友人関係を切らせようとしてきたり、退職をするように促してきたとしても決して応じてはいけません。生活のほとんどがモラハラ環境になってしまうと、モラハラ夫からの支配から抜け出すことがどんどんと難しくなってしまいます。

まとめ

私たちは雷に立ち向かうことができるでしょうか?どんなに肉体を鍛えた人でもどんなに知識のある人でも恐らくできないでしょう。雷からの被害に遭わないためには、雷が鳴っているときには屋外に出ないくらいしかありません。この雷は、マインドコントロール下にある被害者からすればモラハラ加害者そのものです。

モラハラ被害者に、モラハラ加害者へやり返せと言っているのは、雷に立ち向かえと言っているようなものです。現実的に不可能です。

まずは、できるだけ早い段階で逃げ出し、安全な家に逃げ込むことを優先しましょう。マインドコントロールさえ解ければ、相手が神様でも雷でもなかったことに気づくことができるでしょう。

そして、夫のように強いモラハラ支配下にある場合は、モラハラを治療することはほとんど不可能です。自分と子どもを守るために、関係を断ち切るしかありません。

モラハラを治すことができた友人と元夫はどこで何が違ってしまっていたのか?

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