モラハラ夫は、妻のことを家事をやる奴隷のように思っていて、妻を軽視しています。また高いステータスを持っていたり、収入が良いためにつきあう相手にはもってこいだったりします。
モラハラ男は外面がよく人あたりもいいために、女性から魅力的な人物として映ることもあり、中にはモテる人もいます。そして、妻を軽んじているので簡単に浮気をすることもあるのです。もちろん、ダブルスタンダードの持ち主なので、自分は良くても妻の浮気を許すことはありません。
モラハラ夫からのモラハラだけでも辛いのに、さらに浮気までされてしまった…!そんなときはどうすればいいのでしょうか?
浮気を問い詰めてみたら傷つけられることが多い…!
モラハラ夫に浮気を問い詰めてみたとしても、息を吐くように嘘をついて取り繕ったり、反対に開き直って「お前が女性として魅力がないせいだ!」と妻に責任転嫁するかもしれません。
モラハラ夫が浮気をしたことを謝罪するなんて天と地がひっくり返っても考えられないことです。
反対に、「お前が結婚して変わったから」「この家では安らげない」などと言って被害者の責任にしてさらに傷つけられるような言葉を言われることだってあります。悪いのはどう考えてもモラハラ夫なのに、さらに辛い思いをしなくてはなりません。
「相手にはめられた」といって被害者のようなふりをして大げさに打ちのめされたような演技をすることもあります。
「自分は悪くない…!」
それがモラハラ夫の言い分です。
浮気を問い詰めても謝罪をしたり、もうしないと約束を取り付けることは至難の業ですし、もしそれができたとしても嘘つきなモラハラ夫はそんな約束などなかったかのように平然と浮気を繰り返すでしょう。
浮気相手に乗り換えるときには、簡単に妻を捨てるのも特徴の一つ
また、他人への愛情というものがないモラハラ男は、いくら長年、妻が寄り添ってくれていたとしても、簡単に浮気相手に乗り換えて妻を捨てることもへっちゃらです。心が痛んだりなどしませんし、浮気相手と妻の悪口だって平気で話すでしょう。
モラハラ男にとって、利用価値の無くなった他人は「もういらないゴミ」も同然だからです。
愛情をかけたりはしませんし、未練も、情けも、何もかもなく身1つで追い出すことだってします。
妻はそうなる前に財産を確保したり、自分の身を護ることを優先させなくてはいけません。
後手に回ってしまうと、何もかもモラハラ夫に奪われてしまいかねません。
モラハラ夫に浮気をされたら、まずは証拠をつかむ
モラハラ夫に浮気をされたら、相手にくぎを刺したり、相手から白状させようと詰め寄るよりもまず、浮気の証拠を確実に手に入れることが必要です。
証拠もないのに「浮気だ!」と詰め寄れば、被害者のふりをしたモラハラ夫がどんな仕打ちをしてくるか分からないからです。特に、責められることが嫌いなモラハラ夫は、たとえ本当に浮気をしていたとしてもそれを無かったことにし、妻が自分を信用していないと被害者ぶってそれを逆に「妻を責める材料にする」ことだってあるのです。
モラハラがエスカレートしてしまうことも考えられます。
まずは、モラハラの証拠を夫に気づかれないように手に入れましょう。
浮気の証拠はどうやって手に入れる?
(1)車にICレコーダーを置く
浮気の証拠は車の中で見つかるとも言われるくらい、車は浮気の証拠がつかみやすい場所です。なぜなら車では妻にバレずに簡単に遠くまで移動することもできますし、「密室」なため誰にもバレずに浮気相手と連絡を取ったり、つい本音を話してしまいやすいからです。(時には、浮気現場になったりもします。)
市販のICレコーダーは、かなり小型化されているうえに、長時間録音できるものも多くあります。中には250時間録音できるものもあります。
車の中の分かりづらいところにコッソリと録音ボタンを押したICレコーダーを入れておいて、後日回収するだけで簡単に浮気の証拠をゲットできる方法です。
(2)スマホや携帯をこっそり見る
浮気相手と連絡とる手段はスマホや携帯です。ほとんどの場合、そこにはぎっしりと証拠が残されていると考えて間違いありません。
パスワードロックがかかっていて見られない場合は、パスワードを頻繁に変える人はほとんどいないため、日ごろから手の動きなどを観察しておくとパスワード解除できる可能性が高まります。(iphoneの場合はパスワードを6回以上間違えると「使用できません」の画面になってしまうため、慎重にパスワードを試す必要があります。)
もし、スマホや携帯の中に浮気の証拠が見つかったら、
- 相手の連絡先
- メールやLINEの履歴
を自分の携帯やスマホに転送したり、画面を直接自分のスマホで撮影することで証拠を取ることができます。
もし、転送をした場合は転送メールを削除することをお忘れなく!
(3)探偵や興信所に依頼する
浮気調査をしている探偵や興信所などを利用し、浮気の証拠を第三者にとってもらうこともできます。働いているなどして自分では証拠をつかむことが難しい、自分では証拠がつかめなかった場合など、最終手段として利用するのが良いでしょう。
ただし、調査期間によっては高額の調査料がかかることをあらかじめ覚えておかなくてはいけません。
モラハラでは離婚ができるかどうかは分からないが、浮気であれば間違いなく離婚ができる!
モラハラだけでは、離婚理由として認められるかと言えば難しく、もし夫が離婚を拒否していた場合は離婚までに長い時間がかかってしまいます。しかし、浮気の証拠があれば、「不貞」は法定離婚事由として認められるため、相手が拒否していても離婚が可能です。
モラハラ夫に浮気されたとしたら、「これでいつでも離婚ができる!」とモラハラ夫と決別できる材料を手に入れたと前向きに捉えてもいいかもしれません。
たとえ離婚をしなかったとしても、慰謝料を請求できる
不貞の場合、離婚に至らなかった場合でも慰謝料を請求することができます。離婚をする場合よりも金額は下がる傾向にありますが、50~100万程度が相場と言われています。
慰謝料の請求相手は、夫と浮気相手とどちらにでも可能ですが、離婚をしない場合は家庭内のお金のことなので、あまり慰謝料としての意味はありません。(それでも請求は可能です)
脅し文句を言わないように注意!
「会社にばらしてやる!」と言った言葉は、『脅し』とも捉えられ、相手から訴えられてしまう可能性もあります。
特にモラハラ夫は自分の浮気を無かったことにし、妻が悪かったことにしたいので、脅されたことに敏感に反応し、「これ以上浮気を追求するなら、お前の発言を訴えてやる!」と言ってくる可能性はかなり高いでしょう。妻にだけ一方的に非があるように仕向けることも得意です。
モラハラ夫の態度で売り言葉に買い言葉となりうっかりと失言をしてしまうこともあるので十分に注意しましょう。
ただし、「慰謝料を支払わなければ裁判にします」と言うのは脅しにはならないそうなので言っても大丈夫です。
義両親を巻き込んでの話し合いは高リスク
モラハラ夫を生んだのは紛れもなく義両親の育て方が一因です。そのため、義両親への相談や義両親を巻き込んでの話し合いは、かえってこじれる原因になるリスクがはらんでいます。
たとえモラハラ夫の浮気であったとしても
「息子に寂しい思いをさせたあなたが悪い」
「浮気は男の甲斐性」
「あなたがちゃんと息子をコントロールしなきゃダメ」
「そんな姿だったら浮気されて当たり前」
と言った言葉を言われる可能性も高く、解決しないどころか傷口をさらに広げてしまうことになります。浮気で傷ついた心をさらに傷つけられる可能性が高く、浮気の原因さえも妻のせいにされかねません。
義両親に「相談すれば夫に注意してくれる」「私の気持ちに寄り添ってくれる」だろうと安易に期待しないほうがいいでしょう。
まとめ
今までさんざんモラハラを受け続け、それでも夫に寄り添い過ごしてきたのに、最終的には浮気され裏切られ、何も救われないで終わる…。
それがいかに悔しくてみじめなことか想像にかたくはありません。
しかし別の観点から見れば、モラハラ夫に見限るタイミングが来たということでもあるかもしれないのです。
モラハラ被害を我慢し続ける必要はありません。
あなたばかりが傷つけられ不当な扱いをこれからも受け続けることはないのです。
次のステージに進むタイミングが来たのだと、新しい道へ進んでください。
そちらの人生の方が何倍も素敵な未来が待っていることと思いますよ。
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