モラハラをする人は、自分より能力が優れていて、活動的で、人から慕われている人ほど、「その人（の能力）を手に入れたい！」と思って、近づいていきます。モラハラをする人は、人間関係を損得勘定で選ぶため、自分の価値をあげるための人脈を欲しがります。これは、配偶者についても例外ではありません。（逆に自分の価値を下げる配偶者は絶対に欲しがりません。）他の人にはない特別な才能を持っている女性ほどモラハラ男につかまりやすいのはそのせいです。
反対に、最初は仲が良かったのにもかかわらず途中からモラハラ男の方から去っていくケースもあります。このように、モラハラ男から去っていくほど、モラハラ男が「関わりたくない」と思うタイプの女性もいるのだと考えられます。
実際に私の元夫がとっていた行動をもとに、モラハラ男が苦手とする女性のタイプを分析してみました。
モラハラ男が苦手な女性は？
１．モラハラ男に命令をしてくる人
これは私の体験談なのですが、元夫は職場の上司と折合いが悪く、付き合っている時から別居するまでの約7年間で何度か部署を移動したにもかかわらず、どの部署でも上司との仲が悪くなっていくんですね。
部署を移動して最初のうちは、「前の部署と全然違って、今の部署の人たちはいい人ばかりだ！」と言っているのですが、１カ月が過ぎるころには必ず悪口を言い出します。そして数カ月過ぎたころには、たいてい前の上司の方が良かった！最悪の部署に変わってしまった…というパターンを繰り返していくんです。
この経緯を何度も見ていたからわかるのですが、元夫が上司の何に不満だったかというと、元夫のやり方を訂正してくるとか、叱られたとか、そういうことが一度でもあるとそこから評価がガラッと変わっていい人からダメな上司に転落していくんです。
つまり、自分に指図してくる立場の人は、男性であろうが、女性であろうが「気に食わない」がモラハラ男なのだと思います。
２．本性を見抜く人・ダメなことはダメという人
元夫は割と周囲から可愛がられるタイプで、特に目上の人からの評判がいいタイプだったのですが、中には元夫の二面性を見抜いていた人もいました。
元夫の本性を見抜いていた人は、夫に直接態度を改めるように言うこともあったので、発言が気に入らなかったということもあると思いますが
元夫は自分は良い人間だと信じているので、注意をしてくる人は「自分を正当に評価しない人」なんですよね。
「他にもこんなことをしているやつがいるのに、自分にだけいつも注意をしてくる」
「あの人は、俺のことが嫌いに違いない」
態度が悪いから注意をされたとしても、好き嫌いで注意を受けた（自分は嫌われているから注意される）と思っているので反発をして、結果的に相手のことも嫌いになっていくという…。
義父母はどんなに家庭で暴れていても元夫ことを「こんなにいい人間は他にはいない！」と言い切っていたので、それとは真逆で、「悪いことは悪い」と正当な評価をする人のことは嫌いなのだと思います。
３．仲良くないモラハラ気質の人
元夫は上の人には媚びるので、上下関係のある人間関係での立ち回りを上手にするので、モラハラ気質の人でもだいたいうまくやっていたのですが、
モラハラ気質の人でも、元夫と仲の良くない人のことは嫌っていました。
確かに、モラハラ気質の人の攻撃性と執念はすさまじいものがありますので、近づいてうっかりと攻撃を受けてしまってはたまりませんよね。
この人には勝てない、もしくは、勝ったところで損しかしない、という相手には近づかずに自ら距離を取っていました。
反対にモラハラ気質の人でも自分を庇護してくれる人には、媚びを売って仲良くしていました。
利用できるか、損をするかで付き合い方をガラリと変えていたように思います。
４．モラハラ男のことを頼らない人
まずは人に恩を売り、それをきっかけに仲良くなるというのが元夫の手段だったので、最初から元夫を頼ろうとしないタイプの人は、近づきづらかったのか仲良くすることはありませんでした。
特に仕事で誰かをフォローしようとしたときに、相手から断られると、良いことをしようとしているのにそれを受け取らないなんて「あいつはおかしい」「あいつは変だ」と思っていたようでした。
モラハラ男は、自分の気持ちファーストなので、自分の気持ちを受け取らない人は理解の範疇を超えた人のように映るのかもしれません。
まとめ
上にあげた例とは逆に、自分を評価してくれる人、頼ってくれる人、立ててくれる人、穏やかな人などはモラハラ男が好きなタイプなのだと思います。
とにかく、付き合う人を選ぶ基準に「自分を見てくれるかどうか」は大きなポイントとして占めているのではないかと考えられます。モラハラ男は自分を中心に行動してくれる人が大好きなので。
付き合ったり、深い仲になる前に、相手の態度やメッセージに対して「NO」を突き付けられる人は、モラハラ男の方から「こいつは扱いづらそうだ」と思って避けてくれるのではないでしょうか。
これらの嫌われるタイプは最初が肝心だと思うので、ターゲットとしてロックオンされてしまった後に態度を変えると、モラハラがエスカレートする可能性もあるので気を付けてくださいね。
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