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調停でのモラハラ二次被害を防ぐためには?

投稿日:2018年8月29日 更新日:

モラハラ被害者は周囲の無理解によって「二次被害」に遭うことが少なくありません。

「あなたにも悪いところがあったのでは?」「もっと相手を立てて結婚生活を送らなければいけなかったんじゃないの?」という言葉に苦しめられます。

被害に遭った原因をモラハラ被害者の方にも求める発言をする人は必ずといっていいほど出てきます。

例えば、友人であったり、親戚であったり、もしかしたら弁護士や調停委員からも言われる可能性があります。

このモラハラ被害者にも原因があるのでは?という考えの裏側には、私たちがみな陥る「認知バイアス」という脳の働きがありました。

「認知バイアス」とは何なのか?なぜ、この働きによってモラハラ被害者側も責められることになるのかを解説します。

『認知バイアス』とは?

バイアスとは、偏りや歪みのこと

すなわち、認知バイアスとは認知の偏りや歪みのことです。

膨大な情報を処理しなければいけない脳は、一つ一つの事柄を細かく吟味し判断を下している時間がありません。そこで、脳は「無意識に雑な処理をやってしまう」ことがあるのです。

それが、脳がやってしまう落とし穴 = 『認知バイアス』なのです。

私たち誰しもは、公正公平と考えていたとしても、直観や思い込み、恐怖などの様々な要因で、正しい判断ができないときがあります。

しかも脳の働きによるものなので、人間なら誰しも当てはまってしまいます。人間の特性ともいえる心理パターンなのですね。

しかし、「無意識に」してしまうので、「意識」をすれば認知バイアスを回避できるということです。

認知バイアスの例

凶悪殺人事件があった場合を例にとってみましょう。

殺人犯は何度も殺人を繰り返す快楽殺人者でした。犠牲になった人は無差別でしたが、被害者はみな犯人とSNSで知り合っていました。

このような事件があった場合「何が犯人を殺人に駆り立てたのか」その動機の部分が注目されます。

そして、犯人の生い立ちや幼少期の性格などに焦点が当てられて、事件の原因を追求していく流れが一般的でしょう。

しかし、一方で被害者側にも何かしらの落ち度があったのではないか、という議論も必ず出てきます。特に、被害者と犯人の関係が薄い無差別殺人のときによく見られます。

この例でいうと、

  • SNSを使って安易に知らない人と会ったことも、原因のひとつだったのでは?
  • 顔も知らない人を信用するのは世間知らずすぎるのでは?

と言い出す人は必ずいるのです。

これは、私たちの住む世界は『いい人にはいい結果が、悪い人には悪い結果が起こる』という公平世界であると考える認知バイアスによるものです。(心理学の世界では「公正世界仮説」と呼ばれています。)

殺されるのには理由があったと考える背景には、悪い結果が起こったのは悪い人だったからではないかという思い込みがあります。

この認知バイアスは特に、無差別事件のときに起こりやすいと言われています。

自分に責任がなくても不幸な目に遭うと捉えると、もしかしたら自分も同じ目に遭うかもしれないとどうしようもない不安を抱いてしまいます。悪いことさえしなければ不幸な目に遭わないという認知バイアスのおかげで、自分が犯罪や事件の被害者なってしまうかもしれない不安を抱かずに済むのです。

このように訳の分からないものに対しては「認知バイアス」が働きやすく、漠然とした不安から逃れるための自己防衛の手段でもあるのです。

『認知バイアス』によってモラハラ被害者は無意識に責められる

もうすでにお分かりかと思いますが、モラハラ被害者を責める心理パターンにも同様の「公正世界説」があてはめられています。

『認知バイアス』によってモラハラ被害に遭わなくてはいけなかったのは、被害者に何らかの悪いところがあったり落ち度があったのでは、と結論付けてしまうのです。

そしてさらに悪いことに、これは脳が「無意識」にやっているため、こういった発言をした本人はその認知の歪みを自覚していません。

しかもこれは人間の特性であり、誰しもが持ち合わせている心理パターンです。

だからモラハラ被害者は「いつ、どこで、誰から」モラハラ被害を受けたことを責められるか分からないのです。

調停の場でモラハラを理解してもらえなくても諦めないでほしい

調停委員や弁護士は職業柄、こういった認知バイアスに気をつけながら話をするように意識をしているでしょう。

しかし、世間に浸透したDV(ドメスティックバイオレンス)と違って認知度の低いモラハラでは、訳の分からない無差別殺人と同じように認知バイアスが働きやすく、心ない言葉を言われてしまう可能性が非常に高いのです。

もし、あなたの友人から責めるような言葉を言われた時は、しばらく距離を置けばいいでしょう。ひとりの友人とモラハラに関する価値観が違っても何ら問題ありません。モラハラ問題や離婚問題が片付いたときに会えば、また以前のように仲良く接することができる可能性がありますし、また、他に理解してくれる友人は必ずいるはずです。

しかし、調停委員や弁護士から言われた場合のショックは計り知れないと思います。友人と違い、離婚問題を解決するにはモラハラを理解してもらう必要があるからです。
ですが、あきらめるのはまだ早いです。

認知バイアスは訳の分からないものへの漠然とした不安を払拭するために働きます。

私自身も調停委員から「なぜ、旦那さんはそんなことをするんですか?」とか「どうしてこんなことを言ってくるのだと思いますか?」と聞かれました。真っ当な人間からすれば、モラハラ加害者のやっていることは訳の分からない意味不明なことのように映るのです。

逆にモラハラを正しく理解してもらうことができれば、「なるほど、そういうことだったのか」と認知バイアスを破ることが可能です。

訳の分からないモラハラが、被害者には落ち度がないのに降りかかってきた災難であるとわかってもらえた時、「被害者にも悪いところがある」という前提を打ち破ることができるのです。

私が、調停委員を味方につけることができた、モラハラ被害が伝わる話し方を有料noteで公開しています。話し方ひとつで、モラハラ被害を理解してもらえるかどうかが変わります。
夫はモラハラを決して認めませんでしたが、この話し方で調停委員に同情してもらえたおかげで、慰謝料以上の解決金をもらうことができました
モラハラに特化した話し方の解説です。具体的な文章も例文として載せています。
モラハラ加害者との離婚を考えている方の力になれれば幸いです。

noteはこちらから⇒https://note.mu/morahara_rikon/n/ne5eec0c1d0c1

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