出来ることであれば、結婚する相手はモラハラをしない人であってほしい…そう思いますよね。
モラハラ夫は、結婚、出産、退職と言った人生の節目で突然モラハラ男に変貌するので、結婚前は全く気付かなかったケースは非常に多くあります。
目の前にいる彼が、どのくらいモラハラ夫に変貌する危険度があるのでしょうか。もし結婚前の姿からモラハラ夫になる危険度が分かるとしたら?
モラハラ男性の特徴と、結婚前に見分けるチェックリストを紹介します!
1.モラハラ男性の特徴
- 最初は優しい
- 同情を誘う
- 豹変する
- 密室で起こる
- 平気で嘘をつく
- 暴力は伴わない
- 自分を正当化する
モラハラ夫の中にある「常識」にそぐわない行動はすべて否定する材料として使われ、「常識がない」「それでも母親か」「みんながおかしいと言っている」などと大多数があなたを否定しているような口ぶりで話します。また、弱点だと分かったところは執拗に責め立てます。家の中では妻が不機嫌なことは許さずに、妻たるものはいつも明るく笑っていなければいけないと考えています。
この特徴は、すでにモラハラ夫に変貌した後のものです。
すでにモラハラ被害に遭っている方は、この特徴をみて「あるある」と思うところばかりではないでしょうか?
被害者はみな、「最初は優しい」姿を彼らの本当の姿だと思い込むところから始まります。ときには、「同情を誘う」ことで惹きつけられて交際が始まることもあるでしょう。そして、ある日突然、モラハラ夫に「豹変する」のです。
モラハラは必ず「密室で起こる」ということ。なぜならモラハラ夫たちは、モラハラが外にバレることを恐れているからです。普段は違う顔を使い分けいい人を貫いています。
表と裏の顔を使い分けることに罪悪感はありません。自分に得になるなら「平気で嘘をつく」ことだって厭いません。
モラハラは、身体的「暴力は伴わない」言葉の暴力です。しかし、言葉の暴力や精神的DVは、身体的暴力が始まる前の兆候だとする専門家もいます。この先に待っているのはDVである可能性もあります。
そして、モラハラが露呈したり、誰かから責められたりしても「自分を正当化」し、決して非を認めることはありません。
これらの繰り返しで、モラハラ被害に遭う人は増え続け、さらにモラハラ夫は何も改善されないままのうのうと生き続けるのです。
これがまさにモラハラの負のスパイラルといえるでしょう。
つまり、モラハラ夫に捕まったら最後、モラハラスパイラルに人生を台無しにされてしまいます。
こんな恐ろしいモラハラ男性に捕まらないためには、結婚前から彼の本性を見抜く必要があります。
次のモラハラ予備軍チェックリストを参考にしてください。
3.モラハラ予備軍チェックリスト
- 価値観が違う人を理解できない
- 他人の成功話を嫌がる
- 疑い深い
- 店員・後輩に偉そう
- 周囲に自分のやり方を押し付ける
- 素直に謝れない
- 反対意見に怒る
- 自分に不利だと人のせいにする
- 趣味やストレス発散法がない
- 相談できる友だちがいない
この中で3つ以上に当てはまっている場合はモラハラ予備軍だそうです。
ちなみに私のモラハラ元夫は、10個すべてに当てはまっていました。(結婚前にわかっていたのは、このうちの3つでした。)
それぞれが、結婚後にどんな人に変貌するのかを見ていきましょう。
1.価値観が違う人を理解できない
単一的な価値観しか持たず、さらに自分以外の価値観を認めることができないモラハラ男性は、結婚後妻と価値観の違いで衝突したときに、「お前はおかしい!」といって、妻を非常識だと責め立て、なんとしてでも自分の価値観を貫き通そうとします。
2.他人の成功話を嫌がる
もっとも分かりやすいモラハラを見抜く指標がこちらです。
他人の成功話だけではなく、たとえば「新しいお財布を買った」「流行の商品を手に入れた」ことなどを話すと、財布や商品を貶めるようなことを言ったり、無駄遣いだと注意したりすることも当てはまります。
モラハラ男性はプライドが高く、唯一無二の存在としてパートナーから扱われなければ気が済まない性格をしています。
パートナーが誰かを褒めたり、また成功話によって誰かの株が上がることを許せません。
また、パートナーが自分よりもいい思いをしたり、上の立場になることも同じく許せないのです。
3.疑い深い
モラハラ男性は基本的に他人のことを信用していません。結婚後は、妻のことを信用できずに過度に束縛をしたり、外出禁止と言った普通ではありえないルールを強要したりします。
妻を信用できないことは、いずれ夫婦間に大きな亀裂をもたらすでしょう。
4.店員・後輩に偉そう
こちらもモラハラ男性を見抜く大事な指標です。
結婚後、いずれその「店員・後輩への態度」は「妻への態度」に変わります。一番弱い人への態度が、あなたへの態度になるということを覚えておかなくてはなりません。
5.周囲に自分のやり方を押し付ける
モラハラ男性は、自分のやり方のみが正しく、他のやり方を認めません。
結婚後は、家事のやり方、育児のやり方にケチをつけ、妻に「ああしろ、こうしろ」と命令します。
同じようにやらないと「そんなこともできないのか!」「なぜこうしないんだ!」と怒鳴るようになります。
6.素直に謝れない
謝れないことだけで、モラハラ男性だと断言はできませんが、結婚前に私が元夫に対して分かっていた特徴はこちらでした。そして、謝れないことをちょっと心配してもいました。
結婚後は、自分に非があることでも「お前のせいで」「お前が悪い」と責任転嫁し、ケンカがあるたびに嫌な思いをさせられることになります。そのうち、夫とは話すことも無駄である、と会話をする気力もなくなります。
7.反対意見に怒る
批判をされることが大嫌いなモラハラ男性は、反対意見を言われるとキレてしまいます。誹謗中傷されたと受け取るためです。このキレるポイントがどこにあるかは人によって違うため、あらかじめ注意することができません。
結婚生活では妻が言った一言に突然激怒するということを繰り返します。妻はいきなりキレる夫に怯えてそのうち意見が言えなくなります。
8.自分に不利だと人のせいにする
モラハラ男性は、自分で責任を負わず、すべて人に押し付けます。そもそも、責任を取れるほどの器がないからです。
結婚後は、家庭内の問題、子どもの問題をすべて妻に押し付けます。
モラハラ夫へ相談もできないばかりか、味方である夫からも責められ、孤独で辛い思いをすることになります。
9.趣味やストレス発散方法がない
これは特に問題ないのでは?と考える方も多いかもしれませんが、モラハラ男性が趣味やストレス発散方法がないことは実はモラハラ男性になった主たる原因でもあります。
なぜなら、他にストレス発散ができれば、ため込んだストレスをモラハラで発散しなくてもいいからです。趣味やストレス発散方法がないために、自分でストレスをコントロールできずに、誰かにぶつけてしまうのでモラハラをしてしまうのです。
結婚後は家族へ依存し、仕事のストレスを家族にぶつけたり、不平不満の発散相手に妻や子どもを利用します。家庭内はめちゃくちゃになります。
10.相談できる友だちがいない
友人、知人、同僚がいても相談ができるほど親密でなければこれに当てはまります。友人と一緒にいるときの様子を見るとよく分かるでしょう。
相談をするというのは、人に自分の弱みをさらけ出すということです。しかし、プライドが高く他人を信用できないモラハラ男性は、人に弱みを見せることができません。
相談することで、いろいろな価値観を知り受け入れることができるのですが、今までそれをしてこなかったモラハラ男性は、親から受け継いだ単一的な価値観しか持っていません。また、結婚後も妻の価値観を認めることはありません。
まとめ
あなたの彼はいくつ当てはまっていましたか?
結婚前に上のチェックリストでもすべてを見抜くことはできません。しかし、ポイントは3つ以上というところです。3つだと少ないように感じるかもしれませんが、私の場合でも、元夫は結婚前に3つ当てはまっていました。結婚後には10個すべて当てはまっていたことがわかりました。
つまり、正体を隠しているモラハラ男性でもボロが出て分かるのが3つ、ということではないでしょうか。3つしか当てはまっていないと思っていたら、ふたを開けてみたら10つ当てはまっていたということは十分に考えられます。
もし、チェックリストで3つ以上当てはまっていたのであれば、彼をよく観察してみましょう。共通の友人や、仕事関係の人にあなたの知らない彼の様子を聞いてみるのも手かもしれません。あなたの知らない意外な面を教えてもらえるかもしれません。
ちょっと「おや?」と思うところがあれば、焦って結婚をしない方が無難でしょう。
結婚後に、「しまった!」と後悔しないためにも、このチェックリストを使って、モラハラを見抜き、被害に遭わないようにしてくださいね。
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