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モラハラ夫は妻に「母親」を求めている?共依存がモラハラを治すことを阻害する理由

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モラハラ夫は妻に「母親」を求めている?共依存がモラハラを治すことを阻害する理由

投稿日:2018年12月5日 更新日:

モラハラ夫と妻の関係は「共依存」と呼ばれるものです。

モラハラを受けている妻は知らず知らずのうちにモラハラがしやすい環境を整え、モラハラを悪化させていきます。

なぜそういうスパイラルに陥ってしまうのか、またそうならないためにはどうしたらいいのかをまとめました。

夫が妻である私に求めていたのは「安全基地」の役割

元夫もそうですが、モラハラ夫は「妻」というものは、いつもにこにこして朗らかで、夫のことをなんでも受け入れる人物だと考えています。

それは、赤ちゃんが泣いたり怒ったり悪いことをしても、いつでも変わらぬ愛情を注ぐ母親の姿を連想させます。モラハラ夫は、無意識のうちにどんなことをしても許してくれ、どんなことをしても愛情をくれる存在を妻に求めているのです。

そして妻がそうふるまえば、自分の人生がすべてうまくいくとも思っています。

優しい妻がいる安らぎのある家庭があれば、夫は外に出ても安心して働くことができるという考えは、まさに安全基地そのものの概念です。

モラハラ夫には、安定した愛着スタイルが形成されていないため、過去の体験の中に安全基地がありません。社会に出るとそこは敵ばかりであり、安心できない場所であると考えています。

そのため、家庭では安らぎを求め、安全基地を妻や家庭に求めることになるのです。

モラハラ加害者と被害者にある「子ども」と「母親」という関係が共依存を招く

モラハラ夫は、妻をけなし、否定する一方で、理想の母親像を掲げ妻から愛情を受けることを求めます。

ときにモラハラ夫は子どものようにふるまい、このことがモラハラ加害者と被害者を共依存に陥らせる原因でもあるのです。

モラハラ行為は家庭の中でもっとも行われやすいのですが、それだけではなく上下関係のある職場や、客という立場になる店といった場所でも行われることがあります。たとえば店員が不遜な態度であるとキレたり、後輩に対して傲慢な態度を取ることもモラハラ加害者がよくする行為です。

しかし、他人に対して暴言や暴行を加えれば、家族もまたその責任を取らなくてはならないこともあります。

子どもが学校で問題を起こした場合、保護者を呼び出して話をすることがあります。まだ子どもが幼い場合は、子ども自身が責任を取れずその責任を保護者が取ることになります。

これと同じようにモラハラ夫と妻の間には「子ども」と「母親」の関係があるため、妻がモラハラ夫の問題行動を謝りに行く母親のような役割を果たしてしまいます。

共依存はモラハラを加速・助長する

依存症の中に「買い物依存症」というものがあります。これは借金をしてまで買い物をし続けてしまう、立派な病気です。

そして、借金を返すために借金を重ね、どんどんと返せないお金が膨らんでいきます。

もしこのお金を親が肩代わりして返済したらどうなるでしょうか?借金は無くなり、一見して問題が解決したかのように見えます。

しかし、これは依存症患者に対して最もやってはいけないことでもあります。

借金を別の人が肩代わりして返してしまうと、買い物依存症の患者は自分の借金を自分で返さなくてもなんとかなると学びます。そして借金がゼロになったので、また買い物ができると考えてしまうのです。

借金を肩代わりしてもらうときに「もうやらない」と誓ったはずなのに、また借金を繰り返します。さらに悪いことに、困った時は誰かが借金を肩代わりしてくれると学んでいるので、前以上の金額を借りてしまうことも少なくありません。自分が返さなくてもいいと思っているので借りるときの罪悪感やストッパーがないからです。

モラハラもこの借金と同じです。もし妻がモラハラ行為の責任を肩代わりしてくれるのであれば、モラハラ夫は「モラハラ行為をしても誰かがその責任を取ってくれる」と学び、悪化していきます。

モラハラ夫がモラハラをすればパートナーや家族をコントロールできると学び、モラハラがひどくなる可能性も

家族は、モラハラによる被害だけではなく、他人に行ってしまったモラハラ行為のせいで他人から訴えられるなどの二次被害を被る可能性もあります。

たとえばモラハラ夫が怒鳴ったことでご近所に頭を下げに行かなくては行けなかったり、慰謝料などの金銭的な負担を強いられることもあります。

そのうち家族は、モラハラ二次被害を避けるため、できるだけモラハラ夫の言うことを聞こうとしたり、機嫌を取るようになります

その様子を見たモラハラ夫は、モラハラがパートナーや家族に言うことをきかせる材料として有効であると学んでしまいます

ストッパーは「本人が不利益を被ること」

こうした行為を止めるストッパーになるのは、本人自身が何らかの不利益を被ったり、苦痛を味わうことです。

モラハラをすれば自分が損をすると学ばせなければやめることはできません。

モラハラを受けている妻は「母親」でありながら夫から支配されているというアンバランスな関係であるため、夫の責任を自らかぶり尻拭いをしなければいけないと考えています。そのためモラハラ夫が何も言わなくても、責任を取る行動を無意識にしてしまっていることが多いのです。

つまりモラハラを受けている妻はモラハラ夫のそばにいて共依存の関係に陥っているからこそ、モラハラ夫はモラハラ行為をやめることができないとも言いかえることができます。

モラハラを悪化させないためには?

母親が子どもが悪いことをしたときにも、笑ってみていることが愛情でしょうか?

違いますよね。悪いことをしたときには叱ることが愛情なはずです。

そして子どもは、叱られたことや痛い経験から学び、行動を正していけるのです。

ここで間違っていけないことは、子どもへの愛情があることと、悪いことをしたときに叱らないことは別の問題だということです。子どもが憎くて叱るわけではありません。叱るのは悪いことをしたからであり、悪いことをしたとしても子どもへの愛情は変わりがないはずです。

モラハラを悪化させないためには、モラハラ行為をしたときにはそれが良くないことであるときっちりとモラハラ夫に伝え、その尻拭いをしないことです。

そしてこのときに、モラハラ夫が何を言ってきたとしても「それとこれとは話が違う」ときっぱりと拒絶し、責任を取ることを拒否しましょう。

モラハラ夫は、何かと理由をつけてあなたに責任をかぶせてこようとしたり、そもそもがあなたに責任があるように言うでしょう。

モラハラ夫の言っていることが明らかに間違っていても、正論で諭すことに意味はありません。

モラハラ夫はそもそもこちらの話を聞く気がありません。なので、モラハラ夫を説得させることはせずに、簡潔に「できない」ということを伝えるだけにとどめましょう

モラハラ夫は、責任を取らない妻に対して「お前は愛情がない」「妻失格だ」と言ってくるかもしれません。しかしそれは間違っています。愛情があるからこそ責任を取らず、突き放すことも必要です。

まとめ

モラハラ被害者に一番気づいてほしいのは、モラハラ行為を無意識のうちに支えてしまっていないかということです。

私自身も、夫が怒鳴ったことを近所の人に謝りに行くなど、夫の尻拭いをしていました。

そしていくら責任を肩代わりしたところで、モラハラ加害者は、「あなたに悪いことをしてしまった、次はやらないようにする」という気持ちにはならないということです。

モラハラ加害者は共感性が非常に低いため、妻が伴っている苦痛には無頓着です。自分のモラハラ行為が妻や家庭にどれだけ迷惑をかけているかを、いくら言葉で説明したところで分かってはくれません。

モラハラ行為はあなたが責任をかぶることで成り立ち、さらにモラハラが加速することにつながります。そして、いくら母親のように責任を肩代わりしたところで、モラハラ加害者にとって形成されなかった愛着の代わりにはなりません。

もし可哀そうなモラハラ夫のために愛情を注いであげようと思っているのであれば、その方向性を間違えてはいけません。あなたもモラハラ加害者もよくなるどころかますます不幸になってしまいます。

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