DVをしてしまう根本的原因は○○だった!

DVをしてしまう根本的原因は○○だった!

先日、DV問題等で芸能界を引退することになった「純烈」のメンバーの会見がありましたね。あの会見を見ていて「おや?」と思うところがありました。そしてその違和感から、DV(モラハラも当てはまります)をしてしまう人がはらんでいる問題が何であるかがよく伝わってきたのです。

目次

DVをしてしまうのは「弱い」から?

会見の中でDVをしてしまった原因として

もう1人の自分を押さえつけられる自分がいなかったんだと思います

自分が弱いんだと思います

と語っていました。

また、どういったときにDVをしてしまったかについては、

口論したり、けんかの延長なんですけども。もともと怒りっぽい性格で、それを抑える自分の強さがなかったと思います

と語っていました。

DVをしてしまったのは、DVを止められない弱い自分が原因で、それは喧嘩など怒ったときに出てしまうと回答されています。

ここに、DV・モラハラ気質の人が抱えている問題が垣間見えてます。

普通の人であれば、ケンカをしたときに暴力をふるう弱い自分を必死で止めなくては人を殴ってしまうということはありません。ケンカをしても暴力を使うということをまず考えませんし、暴力をふるうということ自体が怖くてできないのです。仮に手を挙げてしまうことがあるとしたら、自分を身を護るための最終手段でしょう。

しかし、この方の場合は、自分を律しなければ暴力をふるってしまう性格だったと読み取れます。抑えなければ暴力が飛び出してくるのは、普通のことではありません。

なぜDV気質の人は暴力をふるってしまうのか?

たとえば、ケンカのときでも冷静に理路整然と話ができる人もいます。こういった人は、感情を押し殺しているから冷静でいられるわけではありません。そもそも情動や情緒が安定しているのです。

人によってケンカのときの反応は違うわけですが、こういった反応の差は、脳の回路の違いがもとになっています。回路とは道のことです。つまり、ケンカという「きっかけ」が与えられたときに、すでにできている道を通っていく先に何が待っているかによって反応が変わるわけです。

DV気質の人は、暴力につながる道が脳の中にできています。そのため感情が高ぶった時にはすぐに暴力衝動が沸き上がってきてしまいます。この道が短ければ短いほど、太ければ太いほど、ちょっとしたことで暴力衝動が出てきてしまいます。この衝動を実際の暴力行為にしないためには、それを強い力で抑え込まなくてはいけません。

暴力を振るわない人は、この回路がない人です。そのため、感情が高ぶったとしても、「暴力を抑え込まなくてはいけない」という状態になることはありません。

なぜ暴力回路はできてしまうのか?

DV気質の人は、この暴力回路ができてしまうに至った原因が必ずあるはずです。

それは、幼いころからの家庭環境であったり、事故などの後遺症、病気などです。そして多くの場合、自身も暴力の被害者であった可能性があります。

DVやモラハラを根性で抑え込み続けることはできない 根本的な解決が必要

モラハラの場合でも同じですが、大人になってからモラハラやDVが顕在化するため、今の環境や生活に問題があるように思ってしまいがちですが、原因は過去にあることが多く、その大元の原因を解決しなくてはいけません。

さらに会見の中では、どういう償いをするかに関しての質問について、

女性の方々には許されるようなことをしていないと思いますし、深く念じて、償いながら生きていきます

と答えています。

しかし、DVをしないように念じているだけでは暴力を克服することはできないでしょう。

過去に被害者であったのであれば、その時に被害を受けてどう思ったか、どうしてほしかったかに焦点を当てていくことです。過去に傷ついた自分自身を癒してあげなければ、今の衝動性を根性で抑え込み続けることはできないのです。そして、人とのかかわり方を根本的に変えていかなくてはいけないでしょう。

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