私のモラハラ体験談では、実際に私が遭ってきたモラハラをエピソードとともに紹介しています。
「私も同じ経験がある」「私のパートナーと近いかもしれない!」「もしかしてモラハラに遭っているかも…」とご自身の経験と照らし合わせてモラハラ被害を受けていることに気づいていただけたらと思い発信しています。
私のモラハラ体験談 ~私の意見はまず否定され、後日さも自分の意見のように話し出す夫~
私は独身時代からよくネット通販を利用していました。通販で買う方が価格の比較も簡単にできますし、安くお得に購入できます。商品が届くまでの日数も今ではほとんど待たされることなく、早ければその日中に自宅まで届くことすらあります。
しかし夫は「通販なんて信用ができない。通販で物を買うやつはバカだ!見る目がない!」といって否定してきました。価格を比較して圧倒的に通販が安いという説明をしても「悪いものが届くに決まっている。だから安いんだ」といって受け入れようとしませんでした。
商品を目で見て買いたいタイプなのだろうと思ってそれ以上は言いませんでした。夫はその通りに何かを買うときにはいつも店舗に足を運び、ショッピングを楽しんでいるように見えました。
しかしある日、義実家に行ったときに義両親が「インターネットで物を買いたいと思っているけれど、どう思う?」と夫に聞いたときに、夫は「今は通販が主流だよ。安く買えるし、便利だよ」と私と話をしたときと真逆のことを言い出したのです。そして以前私が夫に対してしたように、価格が安く商品が早く届く通販がいかに便利でお得なのかを語っていました。
ですが、夫は私の知る限りその時点で通販を利用していませんでした。それなのに、さも自分が利用者であるかのような口ぶりだったので驚きました。
そのあとは突然、意見が変わったかのように夫も通販を利用し始めたのです。
新しいサービスに出会ったときに、最初は躊躇していても次第にその良さに気づき、途中から利用しだすこともあります。周りの人が使うことで安心して利用できるようにもなるでしょう。
しかし、通販を利用していたことで「バカだ」「見る目がない」と言われていた私は、夫も利用するのであれば「なぜあんなにも人格否定を受けなくてはいけなかったのか」と不信感を持ちました。そして私に対する態度と義両親に対する態度が全く違うことも受け入れがいことでした。
また、私がインターネットバンキングを開設しようとしたときには「インターネットバンキングは危ない」「無知の奴が作る」「俺なら絶対にしない」と言っていたのにもかかわらず、後日私よりも先にインターネットバンキング口座を開設し、利用し始めていました。
夫は私が何らかの有益な情報を持ってきたということを決して認めませんでした。まずは「そんなものは間違っている」と否定し、さらには「そんなことを信用している奴はバカだ」と人格までこけ下ろします。しかし時が経つと意見が180度変わり、さも自分が見つけた良いものだというように周りに吹聴するのです。
否定の意味は被害者へのマウンティング
モラハラ夫は「あなたが言っていることはいつも間違っている」という意識を植え付ける為だけに、どんな意見であろうとも「まずは否定」します。ここでは、被害者の意見の「良い」「悪い」は関係ありません。
- 被害者はいつも間違っている
- そして間違っている被害者を正してあげられる自分
- 正しいか間違っているかを決める権利があるのは自分だけ
と思っているのです。
被害者は毎回否定されることで次第に「何を言っても何をやってもダメな自分」だと思い込むようになります。そして加害者の言うとおり、「ダメな被害者と正しい加害者」だと洗脳されてしまうのです。
加害者にはなにも提案しない、相談しない
こういったことは、加害者に対して相談をするために起こってしまいます。提案や相談は極力せずに、こっそりと行動を起こしましょう。
相談をするのであればモラハラ加害者以外にしましょう。そして今だったらインターネットで多くの情報が手に入ります。まずは自分でよく調べ、それが良いか悪いかを自分の中で判断し決めることです。時には実際に利用している人に話を聞くこともいいでしょう。そして共有しなくてはならない情報でなければ、モラハラ加害者に報告する必要はありません。
もし、モラハラ加害者から何か言われたら「じゃあ、あなたはやらなければいい」と一蹴しましょう。
また、モラハラ加害者の否定は物事への否定ではありません。「あなたへの否定」です。あなたを貶めるための悪意をもって否定しています。そのことをよく理解しましょう。
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