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被害者が被害から抜け出せないもう一つの理由

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モラハラ被害者が被害から抜け出せないもう一つの理由

投稿日:2019年2月26日 更新日:

私は、5年間の結婚生活で夫のモラハラを止めることができませんでした。そして、多くの場合パートナーのモラハラやDVを止めることができたケースは僅かです。モラハラ(精神的虐待)やDVで離婚に至るケースは少なくありません。

私は、5年間でどんどん加速するモラハラ被害に遭いながらも「それでも昔の夫の姿に戻る」と最後まで思い続けていました。別居してすぐは、夫は悪くないという気持ちもまだありました。

このような加害者をかばおうとする心理状態は、被害者側によく見られます。この原因は、相手に対する愛情やかつては好き同士であったこと、家族となって一緒に過ごしてきた情や思い出、良いときもあったことなどから引き起こされます。さらに、それだけではなく私に欠けていたあることがこの心理を引き起こしていたのではないかと考えています。

それは、DVやモラハラに対する知識です。

多くの人はDV・モラハラに対する知識や対処法を知らない

企業のクレーム対応窓口では、クレームに対しての適切な対処方法を学びます。クレーム対応はマニュアル化され、こういったことは絶対にしてはいけないというNG行為もまとめられています。最近では、「危機管理学部」といった危機から企業や社会を守る方法を学ぶ学問を教えている大学もあります。

企業はお客様対応窓口ではクレームがくることが分かっているため、あらかじめ対策をし、対応できるように備えているのです。

しかし、世の中の多くの人はDVやモラハラ被害に遭うことを想定していません。「何かおかしい」と気づいたときにはすでに被害に遭っているときであり、さらに被害に気づいたあともどのように対応すればいいのかをよく知りません。

私自身も、夫のモラハラを止めさせる方法を知りませんでしたし、あらゆる方法を講じても止めさせることはできなかったので、未だに「モラハラは治らないから縁を切るしかない」と考えています。

被害から抜け出すためには加害者から離れる それが今の支援方法

そしてDV被害者を支援する対策はイロイロとありますが、それはやはり「加害者から離れる」ことを前提としたものです。シェルターであったり、母子支援施設であったり、(離婚)弁護士を紹介する、金銭的援助制度といったものです。つまりは加害者から離れ、自立することが被害から抜け出すための唯一の方法です。

いっぽうで、DVを改善させるための支援はほとんどないのが現状です。結婚をして幼い子どもを育てている被害者は、別居や離婚を考えていないことも多く、シングルマザーとして一人で子を育てていくとなると二の足を踏んでしまうことになります。

相談窓口では多くの場合「加害者は治らないから別れたほうがいい」と提案されるでしょう。

被害者は「別居」「離婚」「シングルマザー」の現実を突きつけられることになります。

つまり、

経済的困窮・ひとり親の道を歩むか、

被害を受け続ける

の2択を迫られます。

究極の2択なので、すぐに結論を出すことはできません。別れるくらいなら自分がもう少し我慢すればいいと、またDVのある家に戻ってしまうことも少なくありません。

被害者が離婚を選択しないのは離婚できないから

被害者の中でも離婚できる場合はまだマシなケースです。特に共働きで、収入がある場合は経済的な面で離婚を躊躇することはほとんどありません。そしてDV被害から子どもを救うためなら、ひとり親のほうがマシと離婚を決断できるでしょう。

しかし、被害に遭いながらも離婚ができずに我慢し続けるしかない場合も世の中には多くあるのです。

私が幼い子どもを抱えながらも離婚できたのは、家族や友人の助けによるところが大きく、自分だけで成し遂げられたとは到底思えません。そのくらい「離婚」は大変です。

結局、加害者にどのようなアプローチをしたらいいのかは分かっていない

社会全体で見ても、DVやモラハラの加害者にどのように対応していけばいいのかはまだよく分かっていないということです。

たとえば、社内にパワハラをする人間がいれば、クビを切って会社から追い出してしまえば解決することができます。しかし、その人が世の中から消えたわけではありません。家庭内では引き続き、DVやモラハラの被害に苦しむ人がいるかもしれません。

DVやモラハラは治る確率は極めて低い。

それは現状ではDVやモラハラ加害者を治すことができる治療法が確立されていないからです。今の社会では、ほとんどの加害者は治すことが難しいということを被害者は覚えておかなくてはいけません。

学習性無力感とは
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私は、結婚生活の5年間モラハラを受け続けていましたが、自ら夫と決別し、モラハラ環境から抜け出そうとはしていませんでした。 それは私自身が被害者である意識がなかったことが原因だと思っていましたが、心理学 ...

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