モラハラ夫との離婚ではまず「別居」をして、距離を取ってから話し合いがオススメの理由

モラハラ夫との離婚ではまず「別居」をして、距離を取ってから話し合いがオススメの理由

私は、夫と義両親から家を追い出さる形で別居が始まりましたが、離婚をする前にすぐに別居をしたことがかえって私にとってはプラスに働きました。

これから離婚を考えている人で、相手と話し合いができない理由がある(DV、モラハラなど)場合は、離婚をする前にまずは別居をしてみることをオススメします。

その理由をまとめました。

目次

1.冷静に結婚生活を振り返ることができた

私は、結婚生活中に夫からモラハラを受けていたため、「自分が悪い」とか「自分が至らなかったせいで離婚になってしまったんだ」という思いが強く残っていました。そして、追い出されてもなお、「夫は本当はいい人」「夫がおかしくなったのは病気のせいなんだ」と思っていたのです。

しかし別居したことで、受け続けていたストレスがなくなりました。その時まではストレスの影響にほとんど無自覚だったため、私がいかに結婚生活でストレスを抱えていたのかが別居して初めて分かったのです。

また夫以外の人と話をしたときに否定されないことなどから、いかに夫からひどい言葉を投げかけられ続けていたのかに気づくことができました

そうして夫からの精神支配が徐々に解け、「夫はいい人」「夫は病気」という考えが実は間違っていたことに気づくことができたのです。

冷静に結婚生活を振り返ることで、「こんなおかしな結婚生活を続けるより、離婚をしたほうがいい」と強く思えるようになりました。

「自分の我慢が足りないばっかりに」と後悔しながら離婚を選択していたら、離婚後の生活は全く違ったものになっていたかもしれません。

2.「離婚しない」と思わなくなった

離婚を決断するまでには、

「あんなひどい結婚生活はもうこりごり、絶対に離婚する」

と思う日もあれば、

「いや、やっぱり子どもたちのことを考えれば片親だということでいじめや差別を受けるかもしれない。離婚しないほうがいいのかも」

と日によって考えがコロコロと変わります。

離婚を選択するまでには多くの葛藤があり、問題や不安の中には自分ではどうしようもないもの(片親による世間からの偏見など)もあります。離婚後の不安については、あれこれと考えても解決に至ることができないものがあるので、考えているうちに離婚そのものを迷ってしまうのです。

もしこの時に、夫から「やっぱり離婚はしない。やり直そう」と言われていたら、私も「離婚をしない」選択をしていたかもしれません。

もしそういった言葉がなかったとしても、夫のいい面が見えるたびに離婚を迷ったかもしれません。

私は別居中に、相手と顔を合わせることもなければ、個人的に連絡を取ることもありませんでした。一切連絡をしなかったことで、「やり直す」という別の選択肢に惑わされることがなかったのです。

別居していたからこそ、正しい自分の気持ちと向き合うことができたと思います。

3.離婚準備を進めることができた

そして、離婚の準備というのは、何も話し合いだけではありません。

住む家の確保、引っ越し、転出転居による手続き、子どもの学校や習い事の手続き、携帯電話の解約と新規契約、新しく仕事を探すといった大きいことから小さいことまでやらなくてはいけないことが無数にあります

これらの手続きをスムーズに確実に進めるためには、夫からの嫌がらせを避けるに越したことはありません。

もちろん別居をしていても夫からの嫌がらせはありましたが(勝手に私物を捨てられる、ゴミを渡されるなど)、それでも別居をしていたことで被害は少なくすんだと感じています。

4.子どもを離婚問題に巻き込む心配がなくなった

いつ何時、夫や義両親から配慮のない言葉で子どもたちが傷つけられるか分かりませんでした。

夫や義両親からは「こちらの子どもは欲しいが、こちらの子どもはいらない」というように子どもに優劣をつけて必要な子どもだけを引き取ろうとする姿勢をどうしても受け入れることができませんでした。そして引き取りを拒否された方の子どもにとっては「いらない子ども」だというやりとりを目の前で何度もやられてしまっては心が壊れてしまったでしょう。

別居をしたことで、できるだけ子どもへの負担を減らすことにつながったのではないかと感じています。

離婚準備に集中することができました。

5.子どもの目の前で両親が争う姿を極力見せずに済んだ

離婚までの間、一緒に住んでいればお互いに顔を合わせなくてはいけません。離婚でもめているときは、パートナーへのいい感情がないことがほとんどですので、顔を合わせるたびに嫌な気分になり、ちょっとしたことでケンカが勃発してしまうかもしれません。

子どもは言い争う両親の姿を見て、

安定した生活の喪失

何もできないという無力感

この先どうなってしまうのか分からない不安

身勝手な両親に対する怒り

を抱え、絶望してしまいます。

すぐに別居をし、話し合いはすべて調停の場で行うことにしたので、子どもの目の前で私と夫が言い争うことはなくなりました

そのことが子どもたちにとっていい影響もたらしたのではないかと信じています。

さらには夫が怒鳴る姿を子どもに見せたくない私の思惑を見越して、わざと怒鳴ってくることもあったでしょう。そしてそれを「お前のせいで怒鳴るんだ!」と責任転嫁されたであろうことも容易に想像ができます。

夫婦の争いを子どもに見せないようにするあまり、離婚の条件を夫の都合のいいものにしなくてはならなず、納得のいく離婚ができなかった可能性もあるのです。

別居をすることで、離婚の話し合いを子どものいない場所でする配慮が出来たことは何よりも大きいことだと思っています。

まとめ

離婚では、さまざまな問題と直面します。

お互いが離婚をしたいと望んでいても、その離婚条件が違えば熾烈な争いが繰り広げられ、子どもがその巻き添えを食う場合もあります。

まず先に別居をすることで、自分だけではなく子どもの安全を確保することができます。そして、子どもの目の前では両親の争う姿を見せずに済むことができればいいですね。

モラハラ夫との離婚ではまず「別居」をして、距離を取ってから話し合いがオススメの理由

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