モラハラ夫から逃げるなら早めがいい理由!

モラハラ夫から逃げるなら早めがいい理由!

モラハラ加害者との関係は早めに清算することが大切です。年を取れば取るほど、モラハラはエスカレートする可能性がり、またモラハラ夫から逃げるのも難しくなります。

その理由をまとめました。

目次

理由①モラハラ夫が年を取れば取るほど、妻や家族に執着がひどくなる

こちらの記事(自己愛性パーソナリティ障害の末路 モラハラ夫が年を取ると…?)でも書かせていただきましたが、モラハラ加害者たちは継続した人間関係を構築することが難しく、関係を切って捨てては、新しい関係を作るということを繰り返します。

若いうちは縁が切れても新しい人との関係が舞い込んでくるために孤独を回避できますが、年を取るにつれて出会いが少なくなってきます。すると、関係が切れてしまった後に、新しい人間関係を作ることが難しくなります。

新しい出会いがなくなると、今までの人間関係もない彼らにとって唯一あるのは、今の家族か、もしくはかつて関係を切った人たちです。

彼らが孤独を避けようとした場合、古い人間関係に固執するしかなくなります。

新しい関係を作るのが難しくなっていく中年以降は、彼らと離婚しようにも離れられない、離れても何かと粘着してくるようになり、関係を断ち切ることが難しくなります。

一度離婚などで縁が切れたとしても、再び接触しようと連絡をしてくることもあります。再び捕まった時に、同じように逃げ出すことができるかどうかは分かりません。

理由②モラハラ夫は年を取れば取るほど、モラハラが悪化する

自己愛に問題を抱えた人は何をしても自分を満たすことができず、中年以降に大きな絶望に襲われると言われています。 彼らが思うように自己陶酔エネルギーを得ることができなくなっていくことが、モラハラの加速と関係していると思っています。

身体能力や外見の衰えなどで魅力を失っていくと同時に、人が離れていくようになります。また、現実と妄想のギャップがさらに大きくなり、自己否定の苦しみも大きくなります。苦しみの反動として周囲に当たり散らし、モラハラがエスカレートしていきます。

年を取り、うまくいかないことがあると「もしかして自分に何か原因があるのかも」と気づく場合もありますが、家族など支配を続けられる人がいる場合は自己を省みることはありません

今まで通りに自己陶酔エネルギーを得ようとし、モラハラをエスカレートさせます。悪化したモラハラに家族はさらに苦しむことになります。

下記の記事では、自己愛性パーソナリティ障害が年を取るほど悪化していくことについて書いています。

理由③モラハラ夫は年を取れば取るほど、治らなくなる

私はナルシシズムが原因であるモラハラには二段階あると考えています。

一つ目は、防衛機制(心を守る働き)により、過度に自分を守りすぎてしまうことによるモラハラです。

二つ目は、欲求を叶えるため、快楽を求めるためのモラハラです。

モラハラ加害者が、最初に過剰防衛によりモラハラが引き起こされていたとしても、モラハラにより周囲を動かすことができるという成功体験を積むことで、「モラハラ」が彼らにとって自分の欲求を叶える手段に変わっていきます。

モラハラによって欲(支配欲、征服欲)を満たすことができると脳が覚えてしまうと、今度は欲求を満たすためにモラハラを使うようになってしまうのです。

虐待には依存性があると言われていますが、モラハラもモラハラをすることで快楽を感じるように進化してしまうと、モラハラに依存し、やめるのが難しくなってしまうのではないかと私は考えています。

モラハラをする期間が長ければ長いほど、モラハラに依存し治すことが難しくなっている可能性があります。

何もしないままで自然と治るということはありませんし、放っておけば、モラハラはどんどんとひどくなってしまいます

モラハラは年数を重ねるごとに症状がひどくなっていく

モラハラが治った(抑えることができている)私の友人は、モラハラを自覚したのは10代の頃でした。そして、自覚してすぐに治す努力をし、治すまでにも年月がかかったそうです。自覚すれば治るものではなく、自覚した後にも治すまでには時間がかかるのです。

10代、20代、30代、40代、50代と年齢を重ねていくにつれ、モラハラをしている人生は長くなっていきます。年を重ねれば重ねるほど、自覚してからも治すまでには長い年月が必要になっていきます。

自覚もないモラハラ夫が「いつか治る」、「いつか分かってくれる」ことはありません。また、出会った時点ですでに治らないモラハラ夫である可能性だってあります。

理由④被害者の被害も大きくなっていく

モラハラ夫と生活は、妻や家族の精神を蝕んでいきます。最終的にうつ病、パニック障害などの精神的な病を発症してしまうケースも少なくありません。心の病はすぐには治りません、そして一度発症すると完治が難しいものもあります。

できれば病気になる前にモラハラ夫と離れることが望ましいでしょう。

別居や離婚でモラハラがなくなっても、別の病に苦しむことになり、モラハラ夫と関わったばかりに人生を台無しにされてしまってはいけません。

まとめ

若いときに自覚し、改善できた場合は、そこからの長い人生をモラハラのない人生として歩むことができます。

そこからの人間関係の在り方はぐっと変わるでしょう。しかし、晩年になり、彼らが加害を自覚したところで、今更人生が大幅に変わることはありません。

被害者は、できれば早くモラハラ夫と離れ、方向転換した人生を歩んでほしいと切に願います。

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