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モラハラ被害者は「投影性同一視」を知っておいたほうがいい!

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モラハラ被害者は「投影性同一視」を知っておいたほうがいい!

投稿日:2020年8月21日 更新日:

モラハラ加害者にとって、被害者は単なる悪意のはけ口になるターゲットではありません。

モラハラ被害者はいつの間にか加害者から悪役を演じさせられていることがあります。本当は被害者であるのにもかかわらず、周囲から見たらあなたの方が加害者に見えたり、加害者の言うとおりに「頭のおかしな人」になってしまうのです。

さらには、一見、ターゲットになっていないような相手も加害者に操作されて、周囲の人間関係全てがめちゃくちゃになるケースもあります。

モラハラ加害者の言う言葉が次第に現実になり、周囲の人間がモラハラ加害者の頭の中を再現するようになってしまう。

これを「投影性同一視」といいます。

投影性同一視とは?

投影性同一視(投影性同一化)は、wikipediaにはこうあります。

「Bに帰属するのにBがアクセス出来ない感情を、代わりにAの内部に(単に外的にでなく)『投影』することで、Aが経験する」状況に対して言及される概念である。

(引用:wikipedia - 投影性同一視

ちょっとわかりにくいので順に説明していきます。

加害者がアクセスできない感情とは?

モラハラ加害者は、以前にも書いた通り自分自身の悪い面を認めることができません。いつでも善人のポジションにいようとし、一切の非がない人間だと思い込んでいます。

彼らは、自分の中にある悪い面を認めることができないため、その部分は他人である周囲の人間に押し付けます。

彼らが人を攻撃するときに言うセリフ

「お前は非常識だ!」

「お前は自分のことしか考えていない自己中心的な奴だ」

「お前はいつも自分勝手だ」

「お前には愛情というものがない」

等は、傍から見ればモラハラ加害者自身のことを言っているように聞こえます。これを私はモラハラ加害者の自己紹介と呼んでいるのですが、彼らは自分の中の悪い面をこうして周囲の人の悪い面だとすり替えて認識をしているのです。これを専門用語で”投影”といいます。

この”投影”をすることで、本来であれば自分自身が向き合わなければいけない自分の悪い面、嫌な面と向き合わずに済みます。心の葛藤をすることなく、コンプレックスを見て見ぬフリができます。

こうして彼らは、自分の欠点を周囲の欠点として攻撃をするのです。

アクセスできない感情というのはまさに、自分が認めることができない自分自身への葛藤や向き合うことができない悪い面のことです。

A(他人)が経験する

そうしてこのコンプレックスは人に投げたときに投げられた人が「経験する」と言及されています。

つまり加害者側の妄言だけにとどまらずに、実際にそれを投げかけられたターゲットがその役割を担ってしまうということを表しています。

 

この部分について、wikipediaにはこう続いています。

投影性同一視は、~(中略)~件の人物(A)の内部に精確に呼び起こすような方法による。

投影性同一視は、他者に関して虚偽を信じる人物が、その信念を実現すべく相手が行動を変更するように関係を持つところの、自己成就的予言である点において、単純な投影とは違う。

つまりは、投影同一視は、”投影”の結果、本当に周囲の人間の為人や振る舞いを「予言」的にそのように変更させてしまう恐ろしさを持っているのです。

 

なぜターゲットがその役割を担ってしまうのでしょうか。

投影性同一視の具体例

実際にそのメカニズムを見て見ましょう。

Cさんは、Aさんのことを気に食わないと思ったとき、その感情を受け入れることができずに、逆に相手のAさんから嫌われていると置き換えました。(ここまでは投影です。)

もしかしたらAさんは自分を無視するかもしれないと思い、Aさんには挨拶をしないようにしました。また、Aさんから嫌がらせを受けるかもしれないと思い、Aさんを徹底的に避けるようになりました。Aさんから話しかけられたら、目線を会わせずにサッサと会話を切り上げることにしました。

そうしているうちにAさんからの反感を買い、本当にAさんから嫌われてしまいました。

もともと、初めの時点ではAさんはCさんのことを嫌ってはいませんでした。しかし、Cさんから度重なる嫌がらせを受けたために、本当にCさんのことが嫌いになったのです。

このように投影性同一視が投影と違うところは、実際に思ったことが相手の行動として現実化するところです。この場合であれば、嫌われているという思い込みが実際にAさんの悪感情を呼び起こしています。まさに投影が「予言」のような役割を果たしています。

なぜ加害者は投影性同一視を行うの?

これを見ると、加害者側に投影性同一視のメリットがないように見えますが、投影性同一視を行うことで、嫌っていたのは、自分ではなくやはりAさんだということになり、より強く自分の葛藤(この場合であると嫌いであるという感情を持っている受け入れがたい事実)を遠ざけることができます。

そうすれば「人を嫌う嫌な自分」はいなくなり、善人のままでいられることができるからです。

集団でも起こる「投影性同一視」

中には、モラハラ加害者がいる集団において、集団がこの投影性同一視によって敵対してしまうこともあります。

加害者が「Aさんはこういうところが良くない」と言ったことに対して、「ああ、あの人はそういうところあるよね」となにげなく同意をしたところ、加害者がAさんに怒ったときに「Bさんもそういっている!」と、発言を利用されてしまいました。

Aさんは、「Bさんもそう言っていたのか」とBさんに対して不信感が生まれます。

Bさんを信用できなくなったAさんは何かのきっかけでAさんへの不満を口にします。それが今度はBさんの耳に入ります。

そういうことが繰り返されるうちに、Aさん、Bさんの仲が本当に悪くなってしまったのです。

本来は加害者がそれぞれに向けた悪感情の代役をAさん、Bさんがさせられているわけです。

このように加害者の近くにいる人たちが、いつの間にか互いに憎しみ合い、紛争状態になることも珍しくありません。

投影性同一視は当事者間に自覚がない

そして、投影性同一視を誘発するほうも、役割を担う方もそうほう「自覚がない」と言われています。

悪い人間になっていくターゲットの方にも自覚がないのはとても怖いことです。

しかし、モラハラ被害に遭われた方は振り返ってみれば、悪い人間になっていったことに身に覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

モラハラ被害者は「投影性同一視」で悪感情のゴミ箱にされる

モラハラ加害者は、自分はいつも善人でいたいと考えているため、受け入れがたいコンプレックスを担ってもらう悪役が必要です。そして、その悪感情を人に押し付けて、ターゲットの方を悪人にします。そうやって自分の悪い面を引き受けてもらえば、善人のままでいられます。

ターゲットは悪い人間だったわけではありません。もともとはモラハラ加害者の鏡の役割をさせられており、単にモラハラ加害者自身を映し出しているだけにすぎません。しかしそれだけではモラハラ加害者にとって、自身のコンプレックスを完全に回避することができずに都合が悪いのです。自分のコンプレックスをターゲットに現実的に担ってもらわなくてはなりません。

そして投影性同一視が起こります。

わざと相手の嫌悪感や憎悪を引き出し、ターゲットを悪い人間へと仕立てていきます。

 

さらに、この投影性同一視は、特定の人への嫌悪感を引き出すだけにとどまりません。

相手は投影に影響されてあたかも彼あるいは彼女が事実実際に投影された考えや信念によって特徴付けられているかのように振る舞い始める

(引用:wikipedia - 投影性同一視)

 

たとえば、モラハラ加害者から「お前は頭がおかしい」とか「お前はひどい人間だ」と言われ続けていれば、本当に頭のおかしい人のように、あるいはひどい人間のようにふるまい始める可能性があるのです。

 

このことは、モラハラ加害者によって、被害に遭っているあなた自身が変えられてしまう可能性があるということを表しています。だからこそ、モラハラ被害者は、この「投影性同一視」をかならず知っておかなければいけないと私は思っています。

「投影性同一視」を受けたら?

モラハラ被害でよくあるのが、加害者側が「自分の方がモラハラを受けていった」と言い出し、モラハラ加害者と被害者が逆転する現象が起こるということです。

それは単なる「投影」によって、自分の悪い面を被害者に押し付けている妄言かもしれません。

一方で、投影性同一視により被害者が本当に悪い役割を演じているケースもあると考えられます。

そして、さらに悪いことに周囲の目から見てもあなたの方が悪人であるように思われることもあるのです。

彼らは、自分の汚れた手を他人の服で拭いて綺麗にしているようなものです。自分自身は綺麗になり気持ちがいいので、周囲から見ていい人を演じ切ることができます。

汚された方は、腹が立ちます。それに対して怒りをぶちまければ、何も知らない第三者から「(加害者の言う通り)この人は感情的な人だ」「ヒステリックな人だ」だと思われてしまう可能性だってゼロではありません。

モラハラ被害者は、自分自身が自覚のないまま悪い人間に変えられていないかどうかをよく見つめ直さなくてはいけないでしょう。

 

あなたは本当にそういう人間でしたか?

あなた自身の考え方や信念がゆがめられていませんか?

 

ときどき自身の言動を振り返り、自分の行いを見直すことも必要です。

 

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