モラハラ加害者 3つのタイプ 注意しなければならないマニピュレーターとは?

モラハラ加害者 3つのタイプ 注意しなければならないマニピュレーターとは?

義両親は二人ともモラハラ加害者でしたが、義母と義父の行うモラハラには明確な違いがありました。

このことから、モラハラ加害者には2つのパターンがあり、それぞれの本質から対処方法が異なるということが分かりました。

あなたの周りにいるモラハラ加害者はどちらのタイプでしょうか?タイプによっては、もしかしたら改善の余地があるかもしれません。

目次

1.モラハラ加害者の洗脳によってモラハラを行う 操られたモラハラ加害者「取り巻き」

義父がこちらのタイプのモラハラ加害者でした。

(1)取り巻きの特徴

・人の意見に左右されやすい。

・真のモラハラ加害者の意見を代わりに被害者に言う役割を担っている。(真のモラハラ加害者による操作)

・真のモラハラ加害者の意見を自分の意見だと思い込んでいる。

・相手に言うことを聞かせようと怒鳴る。

・強い劣等感を抱いている。

・真のモラハラ加害者の傍におり、本人もモラハラ被害を受けている可能性がある。(本人は被害者であることに気づいていない。)

・1対1で話せば話を分かってもらえるが、真のモラハラ加害者がいる場所や、多対1になると、話が通らなくなる。

・被害者に反発感を抱かせる。

(2)取り巻きはなぜモラハラをするの?

このタイプのモラハラ加害者は、真のモラハラ加害者のためにモラハラを行っていることがほとんどです。

そのため、モラハラ加害者に操られていないときには、モラハラをしません。1対1で話をしている限りは普通の人であり、無害です。

しかし、真のモラハラ加害者によってモラハラ行為を行う場合、矢面に立ってモラハラをしてくるため、この人が元凶であるようなイメージを周りに抱かせます。

このタイプのモラハラ加害者は、モラハラ加害者からの一種の洗脳状態になってモラハラを行っているケースが多いと考えられます。またモラハラ加害者と何らかの利害関係があるために、モラハラを行うケースもあります。

時に、モラハラ親の子どももこのタイプのモラハラ加害者になることもあります。真のモラハラ加害者から離れれば、治る可能性があります

(3)取り巻きタイプのモラハラ対処法

このタイプのモラハラ加害者は真のモラハラ加害者に操られているだけです。そのため、この人と争っても意味はありません。何か言われた場合は、「あなたはそう考えているんですね」と意見を聞き流しましょう。

真のモラハラ加害者がいる集団から離れ、1対1のときのみのお付き合いにとどめましょう。

話したことがモラハラ加害者に伝わる危険があるため、不用意な発言は控えるのがベターです。

また、子どもがこのタイプのモラハラ加害者になっていると感じたときには、なるべく早く、真のモラハラ加害者から引き離すことが大切です。

2.真のモラハラ加害者

義母がこちらのタイプのモラハラ加害者でした。そして、真のモラハラ加害者はさらに2つのタイプに分かれます。

2-1.プライドの高い 承認欲求型

(1)承認欲求型モラハラの特徴

・一見して、親しみやすい人。

・一貫性がない

・大げさな自己アピール

・モラハラ行為に「大声」「大きな音」などを使う。

・他人を見下している。

・他人を自分のプライドを保つための賞賛要員だと思っている。

・人の成功が嫌い。

・モラハラには暴言を伴う。

・上の立場の人から叱責されるとシュンとなり激しい自己否定をする。

・自己が不安定で、うつや適応障害を引き起こしやすい。

・よく人と衝突する。

(2)承認欲求型モラハラってどんな人?

自分よりも下だと思ったものに対しては、誰に対しても分かりやすく、モラハラを行います。

自分の王国を築くために、周囲にイエスマンをそろえようとします。

誰かに褒められたいという気持ちが強く、自分だけが目立とうしたり、人の功績を盗みます。また、他人の成功に強く嫉妬し、足を引っ張ります。

気分の浮き沈みが激しく、周りからも「扱いにくい人」と言う印象を持たれます。

上の立場の人がいる空間など、環境に変化をつければ加害行為が収まる可能性がありますが、本人の中からモラハラが消えるわけではありません。

おだてると機嫌が良くなり、モラハラも一時的に止む場合があります。

2-2.人を操作する マニピュレーター型

(1)マニピュレーター型モラハラの特徴

・一見して、親切な人。

・すぐに誰かを巻き込んで、多対1と言う構図を作り上げる。

・他人を便利な道具かモノのように思っている。

・人を操る。

・常に人の悪口を言う。

・表裏が激しい。

・演技する。

・意見を「操られたモラハラ加害者」を含め、他人に言わせる(こともある)。

・多対1の中では、一見、味方のようにふるまう(こともある)。

・被害者に罪悪感を抱かせる。

・被害者を疑心暗鬼にさせる。

・被害者を孤立させようとする。

・モラハラ行為に「ため息」「無視」「目線を合わせない」などを使う。

・人の良心や愛情を食い物にする。

(2)マニピュレーター型モラハラってどんな人?

弁の立つ、頭のいい人に多く見られます。このタイプのモラハラ加害者は一見したら、魅力的な人、いい人のように見えます。

時には味方のようにふるまい、被害者に寄り添う演技をするケースもあります。そのため、被害者は「もしかしたら私が悪かったのか」と罪悪感に駆られたり、「私の我慢が足りなかっただけじゃないか」と関係を続けようと努力をしてしまいます。

また、集団の中で力のある人に取り入るのがうまく、時に上の人からかわいがられたり、守られたりもします。

マニピュレーター型モラハラは「マキャベリズム」という特徴を備えている人です。モラハラの特徴に加え、人をコントロールしたいという気持ちが強いタイプです。なにがなんでも人を支配したり言うことを聞かせようとします。

暴言や暴力と言ったひどい行いも彼らの中では正当化され、悪いという意識はありません。

2-3.共通の特徴

・〇〇しなければならない、という限定的・単一的な価値観を持っており、それを変えることを良しとしない。

・「あなたのためにやっている」と正当化する。

・自分の価値観を人に強要する。

・自信家のように見える。

・自分はよくても人は許せない。(ダブルスタンダード)

・ときどき優しい。

・金銭や物品の贈り物をすることもある。

このタイプのモラハラ加害者の原因には、自己愛性パーソナリティ障害があると考えられます。自己愛性パーソナリティ障害は、受け継ぎやすい遺伝的な気質に、自己愛性パーソナリティ障害の親から育てられるなどの環境要因が合わさって発症すると考えられています。
このタイプのモラハラ加害者は、治らないか、もしくは治すことが非常に困難であると考えられています。

2-4.対処法

このタイプのモラハラ加害者からの被害に遭うと、被害者は精神的に不安定になり、「不安障害」や「パニック障害」を発症したり、身体にも影響が出たり、うつ病などの精神疾患を発症する場合もあります。

まずは早めに被害に気がつくことが大事ですが、被害を完全になくすためには距離をとるか逃げるしか方法はありません。

3.マニピュレーターの見極め方

マニピュレーターは、加害行動が分かりづらいのが特徴です。そして、一見すると味方のようにふるまうため、モラハラ加害者であると認識しづらく、被害が長引きます

マニピュレーターを見極めることが、モラハラから抜け出すために必要不可欠です。

マニピュレーターを見極めるポイント

1対1で話をしたときには、自分と違う価値観を「へ~、そう」などと言って流しますが、本人のいないところで悪口を言います。その悪口を聞いた操られたモラハラ加害者や第三者から注意を受けたりします。

Aさんにしかしていない話を他の人が知っている、他の人があなたのAさんへの態度を注意する、といったことが行われたら、Aさんがマニピュレーターである可能性があります。

そして、見極めるポイントで一番大切なのは、なによりも「違和感」です。周りの人が不自然にAさんのいうことを正しいとして反論できない環境である、Aさんと対等でない気がする、いつもこっちばかりが譲っていて我慢している気がする、など目に見えない上下関係があると感じたら、マニピュレーターを疑ってみていいでしょう。

まとめ

タイプはハッキリとわかれるわけではなく、さまざまな特徴を兼ね備えたタイプもいます。

気を付けなければならないのは、モラハラ加害者の中には常識や理解の範囲を超えた、恐ろしい虐待者がいるということです。

モラハラ加害者 3つのタイプ 注意しなければならないマニピュレーターとは?

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