結婚前に価値観のすり合わせをしてみるとモラハラかどうか見抜ける!?

結婚前に価値観のすり合わせをしてみるとモラハラかどうか見抜ける!?

私の結婚生活は僅か5年にも満たずに終わりました。

そしてその5年間の中でただの1回も夫婦で話し合いをして何かをすり合わせるということがありませんでした。

離婚となると「もっと夫婦で話し合いをしたほうがいいんじゃない?」とか、「話し合いが足りないんじゃない?」という意見をもらうことがあります。多くの人は結婚生活で夫婦で話し合いをして価値観の違いを埋め合わせていくことは一般的なことだと考えています。

しかし、私たちはそのラインにただの一度も立ったことがなかったのです。

モラハラ加害者の結婚生活がいかに普通の結婚生活と違うということが分かってもらえるかと思います。

目次

友人と価値観が違うことは問題にはならない、しかし恋人や家族の場合は自分の人生にかかわる大きな問題になる

たとえば自分が結婚していて、友人が生涯を通して結婚しないと決めていたとしてもそれは何の問題もないことです。

それぞれの価値観は互いに尊重されるべきものであり、自分と違う価値観だとしてもそれを批判したり、同一の価値観にするためにすり合わせる必要はありません。

それは、違う価値観が一緒に存在することに矛盾が生じませんし、お互いの価値観の違いが相手の人生を侵害したりすることがないからです。

一方、自分が結婚を希望していて、片や恋人が結婚をしたいと思っていなかったとしたら、そこには大きな問題が発生してしまいます。

恋人の場合、結婚したいという価値観と、結婚したくない価値観は同時には成り立たないからです。双方で価値観をすり合わせることができなければ、どちらかが価値観を変えるか別れを選択する他ありません。

このように、価値観のすり合わせは、人生を共に生きていく相手とのみ必要になってきます。

この他にも、

  • 子どもが欲しいか欲しくないのか
  • 仕事を辞めるのか、続けるのか
  • 住む場所はどこにするのか
  • どちらの名字を名乗るのか

など。

これらは、パートナーと価値観をすり合わせて単一の価値観を選ばなくてはいけません。

しかし結婚前にすべての価値観のすり合わせをするかと言ったら、そうではないカップルの方が多いでしょう。

仕事を辞めるか続けるか、住む場所をどこにするかなどはその時の状況にもよって選択しなくてはいけませんし、その時になってみなければ分からないこともあるからです。

結婚後、私は夫側の価値観にすべて合わせるように強要され、話し合うことが全くできませんでした。

もし、結婚前にそれが分かっていたら夫との結婚は選ばなかったでしょう。

モラハラ加害者とは価値観のすり合わせができない

価値観のすり合わせが必要なのは人生を共にする家族です。

モラハラ加害者は、自分の価値観だけを相手に押し付け、パートナーの価値観を尊重することはありません。自分は正誤の「正」であり、善悪の「善」です。パートナーが自分と価値観が違えばそれはすべて誤りであり、悪だと思っています。

また、彼らは話し合って二人で価値観を新たに生み出すこともしません。話し合いで、折衷案や代替案を決めることも困難を極めるでしょう。

結婚前に価値観のすり合わせをするとモラハラかどうか見分けられる?

価値観のすり合わせをしようとしたときに、相手が話し合いを拒んだり、価値観がすり合わせることができない相手であれば一度、結婚を考え直したほうがいいでしょう。

価値観が違う場合にどんな反応をするかで、将来モラハラをする可能性が分かる場合もあります

価値観のすり合わせをしようとしたときのモラハラ予備軍の反応

モラハラ予備軍の反応
  1. パートナーが全面的に自分の価値観に合わせてきて、パートナー自身の考えがない場合
  2. 話し合いを拒否する場合

これらの場合はモラハラを内包している可能性が高いです。

1の場合は、問題がなさそうに見えるかもしれませんが、夫はまさにこのタイプの人間でした。

私は夫と結婚前は一度も価値観の違いで衝突することがなかったのです。それは、夫が私の価値観にすべて合わせてきて、衝突することをあえて避けていたからでした。

片方の価値観にすべて合わせるのは、やはり平等関係ではありません。夫は、自分の本性を隠して結婚し、結婚した後は言うことをきかせればいいと思っていたのでしょう。

この行動の背景には、騙して結婚さえしてしまえば、あとでは何とでもなるという不誠実さがあります。真面目に価値観や将来について話し合う気はありません。

結局、1も2もどちらも価値観をすり合わせることをしていません。

自分と相手の意見が違った場合にどういう反応をするのかが分かりません。

モラハラ加害者は価値観をすり合わせることができないことを故意に隠している可能性が高いのです。

葛藤ナマモノ

モラハラ予備軍の場合、結婚相手を捕まえるために自分に不利になる条件は意図的に隠している可能性があります。「義両親同居、共働き、介護希望」などを条件をハッキリ提示する人であれば、例え一方だけにめちゃくちゃ偏った条件であっても、その条件が合わない人は結婚をしないのでそちらの方が親切だと個人的には思います。

私の体験談

私の場合は、結婚前は夫とも義両親とも衝突がありませんでした。結婚後は夫婦二人で暮らすことにし、義両親からも「こちらが気を遣ってしまうから同居はやめてくださいね。」と言われていたので結婚前は良義父母だと思っていました。

しかし、結婚したら、義実家をリフォームし、完全同居するように求められました。夫だけではなく義両親の大きな変化にもビックリしました。

その後も夫と価値観が違うと、夫は義両親を呼び出し、「嫁に来たのだから従え」と言われるようになりました。夫婦で話し合うなどとてもできるような関係性ではありませんでした。

モラハラ加害者との離婚のビックリする話!

ちなみに、離婚は夫から切り出されましたが、そのあとの離婚の話はすべて私と義両親でしていました。義両親がすべて離婚後のことを決めて、追い出される形で別居になりました。

そしてそのあとは一度も夫と会うことはなく、調停で調停委員を挟んでの話し合いでした。

本当に結婚から別居、離婚のすべての段階で夫と話し合いができたことがなかったのです。

別居の際、私が子どもやお金の取り決めをしようと夫に今後のことを聞いたこともすべて義両親が答えていました。夫はただ、義両親の顔をじっと見てかわりに答えてくれるのを待っているだけでした。

私の弁護士は「私は30年弁護士をやっているが、そんなケースは初めてだ」といっていましたが、やっぱり一般的ではないのでしょうね。

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