信頼できなくなったら夫婦はやっていけないと思う パートナーの信頼を失うまでの過程

信頼できなくなったら夫婦はやっていけないと思う パートナーの信頼を失うまでの過程

夫婦と言えども赤の他人同士。相手との信頼関係がなくなってしまったら結婚生活は続けられないと私は思っています。

私の場合、夫から離婚を切り出されましたが、おそらく夫は本当に離婚をする気はなく、「離婚という言葉を使えば、自分の意のままに妻をコントロールできる」と考えていたようでした。そして私は、離婚を脅しに使ってくるような夫に愛情も信頼も何もかもがなくなり、離婚を受け入れることにしました。

またその他にも、夫は信頼関係を損なう言動を繰り返ししてきました。

目次

嘘をつくのは人間関係にヒビが入る第一歩

人生の中で今まで一度も嘘をついたことがない人はいないでしょう。嘘も方便という言葉があるように、時には嘘をつくことが人間関係を円滑にすることもあります。また、すべての本音を表に出すことは人間関係で余計な摩擦を増やす行為であり、よくありません。私たちは、本音を隠したり、時には嘘をつくことで周りの人とうまくやっていくことができていると言えます。

しかし、誰かに何らかの不利益を与えるような嘘をつく場合は話が違ってきます。嘘によって貶められた人は、その嘘によって破滅させられることすらあります。

たとえば、あなたが誰かの悪口を言っていたかのように吹聴されれば、その人との中が悪くなることもあります。仕事ではやってもいないミスをでっちあげられて謝罪に追い込まれるばかりか、金銭的なダメージを受けたり、職を失う可能性もあるかもしれません。

真実ではないことなのに嘘だと証明できるまで周囲からそのような人だと見なされること、証明を自分でしなくてはならないこと、その手段がなければ、さもやったかのように罪を着せられて生きづらくなることなど、長い間嘘に悩まされ続けるのです。

自分を貶める嘘をつく人が家庭内にいる場合は、その人は家族でありながら「自分の敵」でもあります。嘘によってお互いの関係だけでなく、その周囲の人との関係にもひびが入る可能性があります。

私の体験談

夫は、自分を上げ、妻を下げるために日常的に周りに嘘をつくことが多かったです。たとえば、妻が家事をしないとか、妻がしたことを自分がしたことにするとかそういった些細なことでした。ひとつひとつは大きなダメージはないものの、嘘が積み重なっていくうちにお互いの関係にひびが入っていったように感じています。

夫にとっては、自分をよく見せたいがためのちょっとした脚色だったのかもしれません。しかし夫が何の気もなくついた嘘は、その嘘をきいた相手が嘘を信じ、かわいそうな夫を救うために私を攻撃してくることもありました。

そのうち、私は夫の親族から私がもっと妻としてふさわしくなるべく態度を改めるよう説教されるまでになりました。夫親族にとって夫は、小さいころから知っている人物であり、付き合いが長い分、信頼度も私よりも高いわけです。私がいくらそれが事実と違う事であったと主張しても「(夫)君がそう言っていたから」と聞き入れてはくれませんでした。

嘘はその場の満足感だけでついたものでも、そのあと大きく広まり、大きなダメージとなって戻ってくることがあります。それが、本人に戻ってくる場合もありますが、嘘をつかれて貶められた被害者にくることもあります。

そしてついたときには些細な嘘であったとしても、戻ってきたときにはその何倍もの破壊力を持っており、簡単に人間関係を壊してしまうのです。

何も言わずに一人で決めてしまう

共同生活で大切なのは、お互いに関わることを情報共有する姿勢です。

お金のこと、仕事のこと、進学のこと、個人や家族の予定のこと。

特に、時間とお金に関することは家族間で共有しなくてはいけません。

独身時代であれば、自分で稼いだお金はすべて自分で管理、使うことができます。自分の趣味にたとえ給料の全額を投じたとしても、誰からも何も文句は言われません。しかし、結婚した後に同じことはできないでしょう。

また、一人で好きな時間に帰宅することにも何の問題もありません。急に思い立ったらその日のうちに予定を入れて、飲みに行ったりでかけたりできます。

しかし、結婚すれば、お金や時間の使い方に独身時代とは違う「不自由さ」が出てきます。

そして「不自由」であろうとも、お互いの予定を伝え、それに合わせて行動する必要があります。

私の体験談

夫は「自分は今までこうしていたから」「俺の家はずっとこうする決まりだから」といって、私に相談もなく家のことを勝手に決めてしまう人でした。話し合いができない人でもありましたが、そもそも「夫婦で何かを相談して決める」という価値観がなかったのだと思います。

ある日朝起きたら、「今日は(夫の)実家に行くことにしたけれど良い?」と突然言われ、その日に予定していたことができなくなったことがありました。また私に知らせずに、大きな金額のものを義両親に贈っていたこともあります。そして後になって「プレゼントは○○万だったけれど良かった?」と聞くのです。

私も特にこだわりがある人間でもないので、夫から前もって「こうしたいんだけど」と言われたとしたら「いいよ」と二つ返事で応えていたでしょう。そして、結果だけ見れば同じ状況になっていたと思います。しかし、「こうしたから」と事後報告をされるのと、事前に一言でも相談があるのとは受ける印象は全然違います。

夫の口癖には「こうしたけれど良かった?」がありましたが、「よかった」も何もその時点ではすでに終わったことであり、「よくなかった」としてもどうすることもできません。

夫からの言葉は、私にとって「お前は意思を確認する必要のない相手」というメッセージに違いありませんでした。

借金が離婚につながるケースって?

借金も同じです。お金を借りること自体ではなく、お金を借りるという大事なことを配偶者に知らせないことが問題です。パートナーの借金は夫婦の借金も同じだからです。

中には督促状が自宅に届いたり、電話などが止められるなどして日常に支障が出るまで黙っていたというケースもあります。本人の謝罪ではなく、日常の異変によって借金が発覚する場合は、夫婦間により大きな亀裂が生まれることになるでしょう。そうして発覚するときには借金の額はとても一度では返せないくらいの大きなものになっていることが多いものです。

コソコソとお金を借りていたことが発覚したら、借金の金額もショックですが、何よりもそんな大事なことを黙っていたことがショックではないでしょうか。パートナーから裏切られた気持ちが大きく、そのまま離婚に至ることもあります。

中には、生活が苦しくてどうしても借金をせざるを得ない場合もあります。夫婦で話し合ってお金を借りることにしたら、借金をしたことで信頼関係がなくなることはありません。

信頼関係を保つためにやるべきことは?

「家族」である以上、個人個人がやりたいことだけをやりたいようにやっていてはいけません。

  • 家族間のルールを守ること
  • お互いを尊重すること
  • お互いにかかわる情報を共有すること

は、共同生活をする上で必要なことです。

お互いに縛られて生きていく必要はない

しかし、夫婦だからと言ってお互いに「常に一緒に」生きていく必要はありません。結婚生活においても「共同」の部分と「個人」の部分があり、「個人」の部分についてはお互いが好きなように過ごしていいのです。また、パートナーだからと言ってすべての秘密をさらけ出したり、共有しなければいけないことはありません。

結婚生活が上手くいくかどうかを見極めるために、見ておくべきポイント!

1.付き合っているうちから話し合いをするといい

結婚生活が上手くいくかどうかを見極めるためには、付き合っている間にお互いがお互いの意見を言って対等に話し合いができるかどうかを見てみることです。私の場合は、付き合っているときの夫はすべて私の意見に寄せる人で、自分の意見を持たない人でした。しかし、結婚すると同時に今度はすべて自分の意見に合わせるように強要する人に変わりました。付き合っているときは、私の意見を尊重してくれていたわけではなく、自分を押し殺していただけだったのです。

付き合っているときに、お互いの価値観をすり合わせることができるか、新しい価値観を導き出せる人かどうかを見ることが大切です。

2.頻繁に嘘をつく人はやめたほうがいい

付き合っているうちから些細な嘘をつく人には要注意です。その時には気にならないほど些細なことでも、結婚生活が始まれば長い付き合いのうちに我慢ができなくなる可能性が高いからです。

嘘をつく場合は、嘘の程度よりもその内容や頻度をよく見ましょう。たとえ小さな嘘であったとしても、「人を貶めるもの」であるときや、「頻繁に嘘をつく場合」は注意が必要です。

嘘をつく頻度が高い人は、人と誠実に付き合う気がなく、また等身大の自分で満足できない人です。結婚生活が始まれば、信頼関係を大きく損なうほどの嘘をつかれる可能性があります。

また、嘘の一番のデメリットは、どれが嘘でどれが本当かが分からなくなることです。オオカミ少年は、嘘をつき続けたせいで本当に狼が来た時にも嘘だと思われ、だれにも助けてもらうことができませんでした。嘘をつけばつくほど、「真実」の価値を下げることになります。夫は頻繁に嘘をついたり、言っていることがコロコロと変わったため、何が本当なのか、いま「本当」だと言っていることが「本当」なのかもわかりませんでした。

簡単に嘘をつく人の「もう絶対しないから」ほど信用できないものはありません。体よくその場限りの嘘をついておけば、何だって乗り切れると思っている人の言葉は軽く、何の価値もないものになっていきます。

3.パートナーとパートナーの親の関係をよく見ておく

パートナーとその両親との関係は、いずれ結婚して家族になった時に自分とパートナーの関係に近いものになる可能性が非常に高いです。

たとえば、相手の両親間に上下関係がある場合、自分とパートナーにも上下関係が生まれる可能性があるでしょう。また親が支配的である場合、パートナーが親に従順である場合などは、いずれパートナーから支配されたり自分がパートナーに従順な態度を取らなくてはならなくなると考えられます。

まとめ

一度壊れた信頼関係を再び築くためには関係をマイナスからスタートさせなくてはなりません。関係修復は、一から関係を築くよりももっと難しくなります。

一度ほころびた布がそこから裂け、ボロボロになっていくように、たいていの場合は修復できることなく崩壊します。

出来れば、最初から信頼関係を築くことができないような人は避け、縁を持たない方が無難です。ボロボロに布が裂けた後も何らかの関わり合いを持たなくてはいけない可能性があるからです。

付き合っているうちに飾り立てられた外面ではなく、その人の本質を見抜けると良いですね。

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