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モラハラ夫はなぜ妻の気持ちを「共感できない」のか?

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モラハラ夫はなぜ妻の気持ちを「共感できない」のか?

投稿日:2019年5月22日 更新日:

結婚生活では、夫と暮らしていたのにもかかわらず「孤独感」を感じていました。

今は、シングルマザーとしてパートナーのいない状態で暮らしていますが、「孤独感」を感じることはほとんどありません。

私が夫と暮らしているときに「なぜ孤独感を抱えていたのか」のかと言えば、それは夫がどんな些細なことですら「共感」をしてくれなかったからです。

実際に「一人でいる時間が長い」ことよりも、人と一緒にいるのにもかかわらず「その相手からは共感を得られない」ことの方が強く孤独感を感じるのだと、自分自身の経験から気づくようになりました。

夫がなぜ私の気持ちを理解してくれなかったのか、それは「自己愛性パーソナリティ障害」の人特有の「他者への評価方法」が原因でした。

自分の気持ちを分かってもらえない!

私が夫との生活で夫から強く否定されるケースは2パターンありました。それは、

私が感情を表に出したとき

と、

夫と価値観や意見が食い違ったとき

です。

私は、自分の感情を出したときに夫から強く「否定」され続けることが、最もつらくて「孤独感」を感じました。

たとえば、私が夫から暴言を受け、「そういうことは傷つくから、言わないでほしい」と言えば、夫から「こんなことで傷つくなんて、お前はおかしい!」と言われました。

私が「どのように感じるか」についてまで、夫は(夫の中の常識的に)「正しい」「正しくない」と判定してくる有様でした。

ナマモノ(筆者)
私がどう感じようと、私の自由ですよ…

私が夫に対して怒ることは、夫にとって

①俺が稼いできている立場で偉いのだから、俺には逆らうな!

②俺に対して怒るなんて、お前はおかしい!

③妻はいつもニコニコしていろ!

と言う理由で、絶対に受け入れられないことだったのです。

私にとって結婚生活は、

①稼ぎのない自分は何の発言権もなく、感情1つですら認めてもらえない

②私が感情を出せば、価値観や人格さえも否定される

③人間的な振る舞いを認めてもらえない

という生活でした。

なぜ夫は共感ができなかったのか?

絶対的に自分が正しく、その範囲は妻である私の感情にすら及び、「おかしい」ことになっていました。

こういった単一的で絶対的な価値観の原因は、自己愛性パーソナリティ障害の人に見られる「部分対象関係」によるものだと考えられます。

部分対象関係とは?

その場その場で部分的にしか相手のことを評価できないことを「部分対象関係」による評価と言います。部分対象関係によって人を評価する場合、「0か100か」「敵か味方か」「賞賛か批判か」といった極端な捉え方をします。

たとえば、私たちは、親しい相手の悪いところを知っています。それでも、付き合いを続けることは難しくありませんし、「良いところも悪いところもあるのが人間だ」と受け入れることができます。それは、相手のことを全体的に見て、ほどほどの評価することができるからです。

ナマモノ(筆者)
友人の悪い部分を見ても、それだけで評価するわけではありません。いい部分も悪い部分もひっくるめて全体的に「この人はこうだ」という恒常的な評価をしています。ひとつ悪いところがあるからと言って「この人とは縁を切ろう」とはならないのです。

一方で、「部分対象関係」における評価は、「いま目の前にある出来事についてのみ」で行われます。つまり、悪い部分が少しでも見えればそれがその人の全て=悪い人間だ!という評価になってしまうのです。(いい部分が見えれば、とてもいい人に変わります。)

そのため、時と場合によって、他人への評価が大きく揺らぎます。自分と意見が違えば、今までの良好な関係がすべてなくなりいきなり「敵」になってしまうのもそのためです。

赤ちゃんの時は、みんな「部分対象関係」の段階

赤ちゃんの時は、継続した同じものだという認識をせずに、目の前のものだけで評価をしているそうです。たとえば、「泣いたときにあやしてくれればいい母親」「泣いたときにその場にいなければ悪い母親」のように受け取ります。2~3歳くらいまでにその両面が統合され「全体的な母親」像がつくられます。

パーソナリティ障害では、いわばこの赤ちゃんの段階をそのままひきずっていると言えます。

モラハラ夫にとっては、妻でさえも途端に「敵」になる

つまりは、自己愛性パーソナリティ障害の人にとってみれば、目の前の人が自分にとって都合の悪い振る舞いをすれば、途端に「敵」に早変わりするということです。

自己愛性パーソナリティ障害の人にとっては、「その人の意見」と「その人そのもの」を切り離して考えることができません。「自分の意見に反対する」ということは、「自分を否定する敵」になり、その瞬間から相手の意見を受け入れるよりもまず、敵に対しての攻撃性を示すようになるのです。

夫の場合は、「妻が感情を出した時」「意見が食い違ったとき」は、私は敵にみえていたのでしょう。目の前の敵に対して、「暴言」や「人格否定」を使ってでも、やっつけなくてはいけないと思っていたのだと思います。

ほどほどの評価ができないということは、相手に対してほどほどのやり取りができないということでもあります。

なにがなんでも相手に勝つことにこだわりを見せるのも、彼らの中には「ほどほど」がないからです。

部分対象関係の段階の人は、傷つきやすく被害妄想的

また、他人に対してだけではなく、自分に対しても「部分対象関係」による評価をします。そのため、「いいときの自分は全能の神である」のようにふるまう一方で、「悪いときの自分は無価値である」に変わります。ただ少しの失敗であろうとも、「自分の価値がゼロ(もしくはマイナス)になる」ように受け取るのです。

彼らが、極端に傷つきやすく、ときには被害妄想的になるのは、恒常的な「自己像」をもっていないからです。

自己愛性パーソナリティ障害の人にとっての安らげる環境とは?

結婚生活では、長い時間をパートナーと過ごすようになります。昨日の味方が今日の敵のような関係性であっては、安らげる環境とは言えません。

しかし、パーソナリティ障害の人にとっては、「怒る妻」「自分を否定する妻」は今までの穏やかな関係がいくらあろうとも突如として「敵」のように映るのです。

彼らは恒常的な認識ができないため、妻の方が恒常的にふるまうように求めます。つまりは、妻はいつでも「味方」のように見えなければいけないということです。

だからこそ、

  • 妻が感情を出して怒ったりしない
  • 妻が夫の意見に反対しない
  • 妻が常にニコニコとしていて機嫌がいい

ことを求めるようになるのです。

怒らない人間はいない!

しかし、人間らしさの中には、「喜怒哀楽」があります。喜ぶことだけではなく、怒ったり、悲しんだりするのも人間らしい振る舞いの1つです。

それを制限しなくてはいけないということは、「人間らしさ」を認めてもらえずに過ごさなくてはいけないということです。

家庭内で常に「人間らしさ」のない振る舞いをしなくてはいけない妻は、大きなストレスを感じるようになるでしょう。

私にとって夫からの抑圧や否定は、「孤独感」となって常に付きまとう問題になりました。

モラハラ夫との生活では、「共感を得られない」「常に否定される」ことで孤独感を強く感じる!

モラハラ夫との生活は一方的です。夫に安らげる環境をつくろうと思えば、それは逆に妻が我慢し、安らげない環境になります。

お互いに「ほどほど」の関係を作れることはありません。

共感を得られず、常に否定をされると感じて、妻は孤独になっていきます。

しかし、夫にとっては、それこそが安らげる環境なので、その環境を譲ることはできません。

お互いが安らげる環境に大きな隔たりがあるのが、結婚生活を難しくする決定的な理由です。

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