史上最悪のモラハラ加害者「ダークトライアド」とは?冷酷で人を操り自己中心的

史上最悪のモラハラ加害者「ダークトライアド」とは?冷酷で人を操り自己中心的

モラハラ加害者について、以前の記事で人を操る「マニピュレーター」タイプに一番気をつけなくてはいけないとまとめたことがあります。しかし、今回はそのマニピュレーターにさらに反社会性パーソナリティが加わった、最も恐ろしいモラハラ加害者について知る機会がありましたので、さらにまとめました。

モラハラの原因とされる「ナルシシズム(自己愛性パーソナリティ障害)」に加え、人を操る「マキャベリズム」、さらには良心や共感力の欠落した「サイコパシー」の3つの特性が合わさった人物のことです。

この3つの反社会性パーソナリティを持つ邪悪な人格「ダークトライアド」について解説します。

目次

「ダークトライアド」とは?どんな特性を持つ人なのか?

ダークトライアドとは、「ナルシシズム(自己愛性パーソナリティ障害)」、「マキャベリズム」、「サイコパシー」の3つの特性が合わさった特性を持つ人物のことを指します。

それぞれの特性を分けてみていってみましょう。

1.ナルシシズム(自己愛性パーソナリティ障害)

このサイトでは、モラハラの原因の1つに「自己愛性パーソナリティ障害」があるとお伝えしています。

自己愛性パーソナリティ障害とは、主に次のような考え方を持った人たちのことです。

  1. 人より優れていると信じている
  2. 権力、成功、自己の魅力について空想を巡らす
  3. 業績や才能を誇張する
  4. 絶え間ない賛美と称賛を期待する
  5. 自分は特別であると信じており、その信念に従って行動する
  6. 人の感情や感覚を認識しそこなう
  7. 人が自分のアイデアや計画に従うことを期待する
  8. 人を利用する
  9. 劣っていると感じた人々に高慢な態度をとる
  10. 嫉妬されていると思い込む
  11. 他人を嫉妬する
  12. 多くの人間関係においてトラブルが見られる
  13. 非現実的な目標を定める
  14. 容易に傷つき、拒否されたと感じる
  15. 脆く崩れやすい自尊心を抱えている
  16. 感傷的にならず、冷淡な人物であるように見える

(参照:Wikipedia – 自己愛性パーソナリティ障害

彼らは、人よりも優れていると思い込み、傲慢で高圧的です。自分が上の立場であるということを恥ずかしげもなく誇示します。さらには、人を見下し、物か何かのように思っています。他人を利用するだけ利用します。

一方で、自尊心は低く、崩れやすい自己を持っています。成功者や批判者には強い敵意や嫉妬を向けることもあります。批判に対して強い敵意をむき出しにするのは、不安定な自己が批判に耐えきれず、すぐに揺れ動いてしまうからです。

自分が攻撃されたと思い込み、ときには「自己愛憤怒」という爆発的な怒りを表現します。

また、責任感がなく、他責的です。自分の欠点を人に押し付けます。(投影)

根本的な部分で人を信用できずに、他人への評価がコロコロと変わります。

モラハラとの関係

自己愛性パーソナリティ障害の人がモラハラをする場合、それは「自己」を批判から守ったり、低い自尊心を回復するための「自己防衛的反応」が主たるものだと考えられます。

彼らの中には、「傷つけられそうになったから自分の身を守った」という明確な理由があり、正当防衛的な意識が強く働いています。

2.マキャベリズム

マキャベリズムはあまり聞きなれない言葉かもしれません。

もともとは、「君主論」を執筆したイタリアの政治思想家ニッコロ・マキャヴェッリから来ています。国益のためならどんな非道な行いも許されるという考えから、目的のためには手段を択ばないという考えを指すようになりました。

マキャベリズムという特性を備えた人は以下の特徴があるとされています。

  1. 目的のためなら手段を択ばない
  2. 嘘をつくことに罪悪感がない
  3. 自分の行いを正当化する
  4. 人を操り、利用する

マキャベリズムの特性を見ると、モラハラとも似通っている部分があることに気づくと思います。「嘘をつくことに罪悪感がない」「自分の行いを正当化する」のはまさに、モラハラ加害者の特性です。

特性の中の「人を操り、利用する」というのは、モラハラ加害者の中の「マニピュレーター」に相当すると考えられます。

モラハラ加害者でかつ、人を利用してモラハラ行為をするようなタイプの人は、このマキャベリズムという特性を兼ね備えている可能性があります。

モラハラとの関係

このタイプのモラハラは、非常に巧妙で、モラハラをするときにも人を利用し、自らの手を汚したりはしません。被害者ぶって、事実と違う悪口を言いふらし、被害者の方を悪者に仕立て上げます。

また、被害者本人に対しては味方のふりをして近づき、搾取をし続けます。

人から非難をされると、自分の行動を正当化し、時には嘘をついて誤魔化すこともあります。

周囲からモラハラ加害者だと思われにくいため、被害が長く続いてしまうことがあります。

3.サイコパシー

サイコパシーはいわゆるサイコパスに見られる特徴です。

その特性は下記のとおりです。

  1. 良心が異常に欠如している
  2. 他者に冷淡で共感しない
  3. 慢性的に平然と嘘をつく
  4. 行動に対する責任が全く取れない
  5. 罪悪感が皆無
  6. 自尊心が過大で自己中心的
  7. 口が達者で表面は魅力的

(参照:wikipedia – 精神病質

サイコパスは生まれ持った先天的な脳の特性です。生育環境のせいでサイコパスになるということはありません。ただし、ソシオパスというサイコパスと非常によく似ており、後天的に身につけると考えられている特性もあります。

サイコパスの中に見られる「自尊心が過大で自己中心的」と自己愛性パーソナリティ障害に見られる「脆く崩れやすい自尊心」は矛盾していますが、人によってどちらの特性を持っているかは異なるということでしょう。

サイコパシーの特性を持っている人は、「自分がされていやなことは人にはしない」という人間関係の基本的なルールなどを理解することができません。他人の気持ちを共感できず、理解することもありません。

また、スリルやリスクを好み、衝動的な行動を抑えることができないという特性もあります。

モラハラ加害者の中で、後先を考えずに突発的に行動する人や、いきなり人を蹴り飛ばすといった普通の人ではとても出来ような行動を罪悪感なくやってしまう人、それらの行為を反省することのない人は、もしかするとサイコパシーの気質もあわせて持っているのかもしれません。

モラハラ加害者の中で最も改善されないのがこの「サイコパシー」気質を併せ持つ場合です。良心の呵責がないために、涙ながらに被害を訴えたところで相手の心に届くことはありません。

モラハラとの関係

良心がないように思える、人間らしさが感じられないほどの冷徹さがある、次にどんな行動を起こすのか想像できないような「天災」タイプのモラハラ加害者は、サイコパシー気質を持っていると考えらえます。

このタイプは、「どこでもトラブルを起こす」ことが多く、あらゆる人間関係において被害者が続出します。

幼少期からゾッとするほどの冷酷さを兼ね備えています。

ダークトライアドは危険人物?

上の3つの特性のうち、ひとつを持っているからと言ってすぐに反社会的な行動をする人物になるとは限りません。サイコパスの脳を持っている人も多くは、犯罪などを犯さない普通の人として暮らしていると言われています。

しかし、この3つの特性をすべて持ち合わせた「ダークトライアド」と関わるのは非常に危険だと言えます。

モラハラ加害者の中でも、距離を置かなくてはいけないタイプはまさにこの「ダークトライアド」タイプであり、上の3つの特性すべてに当てはまっていると感じていたら、すぐに行動を起こしたほうがいいでしょう。

あなたが搾取され、立ち直れなくなる前に、危険から離れ身を守りましょう。

ダークトライアドと関わるとどうなる?被害体験談

また、ダークトライアドはどんな人物でどういった行動を取るのか、具体的な例を知りたい人は、実際の私の体験談が参考になると思います。

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