私のモラハラ体験談⑰LINEやメールは離婚の役に立つ!証拠を残そう

私のモラハラ体験談⑰夫から言われたこと、追い出されることを友人にすぐに報告

夫から離婚を切り出され、夫と義両親から自分の住んでいた家を突然追い出されることになりました。夫から「離婚したい」と言われてから家を追い出されるまで24時間もありませんでした。

夫が寝静まった後に慌てて荷造りを始めるもすでに日付も変わっており、引っ越し屋を手配することもできません。持って行けたのは、数日の服や枕、通帳や印鑑といった貴重品だけで、独身時代からの持ち物だってすべてを持ち出すことはできませんでした。

現実に頭がついていかない中、とにもかくにも子どものことだけは守らなくてはいけない、そればっかりが頭の中にありました。

とても受け入れられないような兄弟の分離を主張する夫や義両親とどのように戦えばいいのか…。何とかして、子どもたちを連れて行かなくてはいけない!

しかしまだ赤ちゃんと未就学児の子どもを自分一人で夫たちから守ることができるとはとても思えませんでした。

大人の手が必要だと思った私は、夫たちが寝静まってから、夫や義両親から言われたことや、ことの顛末を友人にLINEやメールを使って伝えることにしました。

この時に残した文章はそのまま証拠として弁護士にも提出することになり、大いに役に立ちました。

目次

メールやLINEでことの成り行きを形に残そう!

メールを使って文章で残しておけば、のちに証拠として役に立つときがくるかもしれません。特に、メールやLINEは送信日時まではっきりと残るため、鮮度の高い情報として残すことができます。リアルタイムで伝えた情報はウソを考える時間がないことなどから、信ぴょう性の高い証拠だと受け取ってもらえます。

なるべく事細かに、状況を書いておくといいと思います。

私はこの時に友人らに送ったLINEやメールが証拠となりました。

なぜなら夫側は

家に帰ったら、妻と子どもが姿を消していた

妻が勝手に子どもを誘拐し、黙って家を出て行った!

と主張してきたからです。

さらには、「誘拐した子どもたちを返せ!」とも主張していました。

本当は、夫と義両親に追い出されたのにもかかわらず、平気で真逆の主張をしてきたのですからあきれ返るどころではありませんでした。

今まで結婚生活を共にしてきた相手だからと言って、必ずしも正直であるとは限りません。私はそれまで「正直者である」と思っていた夫から次々と嘘の主張がされるので、相手の本性が調停の場でようやく分かったくらいでした。

その時には証拠にするために送っていたわけではありませんでしたが、自分の潔白を証明する役に立ったので、メールやLINEを使っていて本当に良かったと思いました。

送信はできるだけリアルタイムが良い!

できれば、時間が空くよりもすぐに誰かに送ったほうがいいでしょう。時間が空いてしまえば、あとからねつ造した証拠だと疑われる可能性もあるからです。

私の場合はほぼリアルタイムで状況を伝えることができたため、そこに書いてある情報が嘘ではないと信じてもらえたと思います。

弁護士も調停委員も、その場にいた人ではありません。

自分の言っている内容がいかに真実であるかを分かってもらうために、証拠となる材料は少しでも多いほうがいいでしょう。

もちろん、ボイスレコーダーは何よりも強固な証拠になります!音声や動画があれば最強です!

あとから見直すと、どれだけ相手の言動がひどいかがよく分かる

たとえ証拠として使う機会がなかったとしても、そこに書いてある内容を後から読み直してみると、相手の言動がいかにひどいかを正しく認識することに役立ちます。

私の場合、私に対する態度だけではなく、

夫や義両親の子どもへの不適切な言動が「そもそも人として軽蔑する内容」であったため、

もうこの人たちとの縁はないな」と冷静に判断することができました。

それまでにも夫と価値観の違いを感じることはありましたが、歩み寄ることもできないくらいの大きな亀裂であるとは感じてはいませんでした。

しかし、この一連の流れの中で、「子どもに対する考え方が決して相容れない」ということがハッキリとわかったのです。

そして私は、この価値観の違いを埋めることはできないと感じ、歩み寄ることができないほどの乖離の中で夫と共に一緒に子育てをしていくことはできないという考えに至りました。

自分の気持ちをまとめるのにも文章は役に立つ!

離婚では、さまざまな問題やさまざまな葛藤が渦巻く中、自分の結論を導き出さなくてはなりません。同じことで何度も悩んだり、日によって結論が変わったりすることはよくあります。

自分が本当にどういう解決方法を求めているかをまとめるためにも、文章はとても役に立ちます。

特に女性は、「相談しながら結論を導き出す」ことが得意だといわれており、友人にメールやLINEを使って相談する方法はとても女性向きだと感じています。メールやLINEではそのやりとりがすべて残るため、あとから気持ちを整理するときにも使えるというメリットもあります。

「離婚をしたいのか、したくないのか」

「どういう解決を望んでいるのか」

その答えは、自分が書いた文章の中にあるはずです。

LINEやメールは別居や離婚に至るまでの経緯を説明するのに役に立つが、モラハラの証拠としては弱いことを覚えておく!

自分が打ったLINEやメールは、ことの経緯を説明するのに役に立ちますし、また証拠にもなりますが、あくまでも相手が嘘をついてきたときの証拠であり(勝手に出て行った、子どもを誘拐した等)モラハラの証拠ではないことに注意をしてください。※ただし、相手からの暴言や脅迫がLINEやメールの文面に出てきている場合はその限りではありません。

できるだけ音声でモラハラの証拠を押さえておくことを私はオススメしています。

私のモラハラ体験談 ~朝になったら形勢逆転~

夜中に両親と友人に連絡をし、朝一に両親が、昼には友人が来てくれることになりました。

それを起きた夫に伝えると、夫と義両親は考え方が変わったのか、私が子どもを連れて行くことに同意をしました。

そして子どもたちと一緒に家を出ることができました。

子どもの親権について

別居時、そしてそれからのあなたの行動で離婚条件が決まると言っても過言ではありません。

たとえば親権者は今まで監護を主に担ってきた親(日本だと多くは母親)が有利とされていますが、たとえ監護親であっても子どもを置いて家を出た場合、必ずしも親権を取れるとは限らなくなるからです。

子どもの親権者は、

  1. 今までの監護実績(父親、母親のどちらがどれだけ育児をやってきたのか)
  2. 現在の監護状態

が考慮されます。

たとえ、それまでにあなたの方がメインで育児をしてきたとしても、別居後にもう一方の親が子どもを引き取り、そちらで安定した監護環境ができそこで育ってきた実績があれば、もう一方の親が親権者として有利になります。

子どもの環境をコロコロと変化させないほうが子どもの生育には良いという考え方があり、別居して子どもと離れ、かつ別居後の相手の育児環境が整っていて、その環境で育つことに何ら問題がないと見なされた場合、別居後の監護状態がそのまま親権者決定につながる可能性があります。

あなたが親権を望んでいる場合は子どもと一緒に別居をしてください。もし、子どもを連れて家を出られなかった場合は、「監護者指定」の調停もしくは審判をできるだけ早く申し立ててください。

※もし子供を連れて出られなかった場合でも監護者指定の申し立てを起こせば、約14%が監護者変更が認められています。

私のモラハラ体験談⑰夫から言われたこと、追い出されることを友人にすぐに報告

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