モラハラの洗脳の解き方とは?被害を自覚するためにやるべき4つのこと!

モラハラ被害者に「被害を自覚させる」には日記が有効!

あなたの周りに、モラハラ被害に苦しんでいる人はいませんか?

そしてその人は、「私が悪い」と自分を責めて、被害者であることを自覚していなかったりしませんか?

モラハラ被害者は、自分が被害に遭っていると気づいていないことが多いと言われています。

さらには、自分の方が加害者だと認識していることもあります。

周りから見て明らかに被害者であり、加害者が悪いのだと諭そうとしても「それはあの人の本当の姿ではない!本当はとてもいい人なの!」とかばおうとして、一向に被害を自覚してくれません。

さらにはどんなアドバイスも「でもでも、だって…」と跳ね返され、改善されることがありません。

このため被害者は、どんどんと加速したモラハラに病んでいってしまうことになります。

本人が別れを選択しないので、周りは無理に引き離すこともできず、助けることができないことに無力感を覚えます。

どうしたら、本人がモラハラ被害を自覚し、適切な行動を取ることができるのでしょうか。

目次

被害を自覚できない原因は?

モラハラを愛だと誤解している(愛情フィルタ)

被害者は、周りが見ればどう見てもひどい扱いを受けているのに、それを「愛されているから」などと言った別の意味に捉えてしまっていることがあります。

その原因は、加害者への愛情です。愛情のフィルタがかかっているために、相手の行動を良くとらえてしまい、被害を自覚できません。

周りが被害者を正しく被害者だと認識できるのは、客観的視点があるからです。

しかし、被害の渦中にいる本人は、この客観的視点を持つことがなかなか難しく、そのため被害を正しく把握できないのです。

洗脳を受けている

また、加害者は被害者をつなぎとめるために、飴と鞭を使い分け、心理テクニックを駆使して、マインドコントロールをしてきます。

加害者から価値を下げられた被害者は「自分は何もできない」「一人では生きていけない」「彼に頼るしかない」と思い込んでいます。

そんな自分を見捨てないのはモラハラ加害者だけであると思わされている場合もあります。

被害者の周囲の人間の悪口を吹き込まれている場合には、疑心暗鬼になり、こちらの言葉が届きづらくなっている可能性があります。

洗脳状態は、相手との物理的距離が離れれば簡単に解けることがあります。
なぜなら、離れて暮らしているときに生活が成り立てば相手が言っていたことが正しくないと分かるからです。
また、マインドコントロールは、外からの情報を取り入れることで解けるといわれており、非モラハラ環境での生活や、モラハラ加害者以外との付き合いができれば自然と解けていきます。

モラハラ夫からのマインドコントロールを自覚する方法!

①日記をつける

私がオススメしたいのは、日々の日記をつけることです。

なぜなら私が別居してマインドコントロールが解けたとき、モラハラ被害を自覚するのに役に立ったのが毎日つけていた日記だったからです。

物理的に距離をとってもマインドコントロールが解けた状態でも、相手に愛情があれば、愛情フィルタは残った状態です。そのため、「相手の親が悪いのでは」「病気が悪いのでは」「本人は悪くないのでは」という考え方がなかなか抜けません。

しかし、日記に残っている客観的証拠は、自分が改竄して美化した記憶をありのままにとどめてくれています

この日記に、相手から言われたモラハラ発言を記録していなくても大丈夫です。(もし、モラハラ発言を記録していれば役に立ちますので、できたら日記につけることをオススメします。)

私の体験談

私の場合は、日々の出来事に加え、その日作った料理の記録や、離乳食の記録、子どもの一日のスケジュール、子どもが話した言葉などを記録していました。夫のモラハラは記録していませんでした。

夫からは、私がいかに家事をせず、子どもを虐待し、ひどい妻だったのかという告発文のようなものが調停に提出されました。しかし、その内容は私が毎日記録していた生活の様子とは真逆だったのです。

このときに、夫の言い分が現実と全く異なっていることにようやく気付いたのです。

そして、この人は私が現実にいくら家事をしようが、育児をしようが、それを夫が認めないがために「至らない妻」を作り出すのだということがわかりました。つまり私の頑張りと、夫の評価は全く関係がないものだと自覚できたのです。

夫が言っていた、「至らない妻」というのは、夫が作り出した空想上の妻であり、現実とはリンクしていません。

そしてその妻は現実には存在していないため、現実の私がいくら頑張ろうが評価が変わることもありません。モラハラを続けるための、「スケープゴートとしての妻」なのです。

そして、「至らない妻」「母親失格」という言葉に騙されて、育児や家事をきちんとやっていたことを「自分自身でなかったこと」にしていたのです。

私は自分が書いた日記を読んだことで、ようやく現実を客観的に評価することができました。

そして、「愛情フィルタ」がはがれ目が覚めてからは、相手の誤った行動を「愛情」だと変換することはなくなりました。

相手がいかにひどい人物かを正しく認識できるようになったのです。

②安全な場所に移動する

モラハラ被害者が洗脳に陥ってしまう大きな原因の一つは「恐怖」です。被害者は虐待を受け続けた空間で、普通ではない心理状態になっていることが考えられます。

そのため虐待の行われている場所から安全な場所に移動することが絶対に必要です。

モラハラを継続的に受け続けている環境では、どんな言葉や行動も被害者を癒すことは難しく、悪い心理状態から抜け出すことができません。

まず、安心安全な場所に避難すること。そして、心理状態を回復させることです。

普通の心理状態になることができて初めて、洗脳が解けていきます

③モラハラについて知る

あらゆる洗脳は、教育を受けたり、外からの情報が入ってくる状態だと解けやすいことが分かっています。

モラハラの知識は被害者の周囲の人が被害を理解することにももちろん役に立ちますし、被害者自身が

私が悪かったのだ、私の責任でこうなってしまったのだ

という自分自身を疑う可能性が低くなります。

また被害に名前を付けることは、強力な解毒剤になることがあります。たとえば、心理テクニックが実はすでに世の中の識者によって名前が付けられているものだということが分かれば、自分の受けていた被害の実態が分かり、さらには自分が被害者であるということが明白になります。

④役割の逆転を避ける(加害者の被害者面を防ぐ)

モラハラにおいて、被害者が被害を自覚すると、加害者が「俺の方こそが被害者!」と言い出すことがあります。

加害者が被害者に成り代わらないように、彼らが吹聴する嘘に対抗してください

あなたにどんな被害が起こったのかを正しく認識し直すことは、あなた自身に向けられる疑いを晴らすことにも役に立ちます。

そのためにも①の日記をつけると言った「証拠の確保」が必要です!

まとめ

ぜひ、被害を自覚していない方も日記をつけて「あなたがした日々の出来事」を記録していってほしいのです。

それを客観的に見ることができるようになったときに、大いに役立つ証拠になるでしょう。

そして証拠があることで、あなたが加害者だという嘘にも対抗することができるはずです。

モラハラ被害者に「被害を自覚させる」には日記が有効!

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