モラハラ加害者たちは、「人間らしい」経験をしてきていないため、人間らしさを司る前頭前野がうまく発達してきていません。その結果、本能を司る「原始脳」ばかりが機能し、顔つきにも人間らしさがなく、特徴的であるといわれています。
モラハラ夫の顔つきはどんな風貌なのでしょうか?また、顔つきでモラハラをするかどうかを見分けることはできるのでしょうか?
モラハラ夫の顔つきは?
先ほども書いたとおり、「原始脳」の働きにより、人間らしい顔つきではなく「爬虫類」のような顔つきになると言われています。
原始脳というのは、別名『爬虫類脳』とも言われており、「生きるための」機能を備えた部分です。
脳は3種類に分けることができると言われています。
3つの脳とそれぞれの役割を見てみましょう。
- 爬虫類脳 … 生きるための本能
- 哺乳類脳 … 情動的な感情
- 人間脳 … 論理的かつ先を見据える思考
『爬虫類脳』は、お腹が減ったらご飯を食べる、喉が渇いたら水を飲むといった生きるために必要な行動を制御しています。いわば、生きるための本能司る部分です。
そして、嬉しい、悲しい、仲間意識と言った感情を司る『哺乳類脳』。
人間らしさは、さらにその上の『人間脳』によって制御されています。
爬虫類のような顔つきってどんな顔?
感情が読み取れない
それでは、爬虫類っぽい顔というのはどういった顔なのでしょうか?
私たちは、トカゲや蛇の顔を見て、「嬉しい」「悲しい」「寂しい」といった気持ちを読み取ることができません。感情を司る哺乳類脳は、爬虫類脳よりも進化の過程において後に生まれているからです。
哺乳類脳を持った犬や猫、馬などは、表情から気持ちを読み取ることができますよね。
周囲をうかがうようなギョロリとした目つき
また、カメレオンは常にぎょろりとした目で周囲をうかがって、敵がいないかどうかを観察しています。爬虫類の中には毒を持っている種類のものもいますが、彼らには基本的に身を護る術がなく、「敵と出会わないこと」「敵を見つけたら一目散に逃げること」がもっとも確実に生き延びる方法だからです。
そのため周囲を警戒し、敵がいないかどうかを常に見張っていなくてはいけません。
つまり、爬虫類ぽい顔つきというのは、表情から感情が読み取れない仮面のようであり、かつ周囲を警戒し常に観察している様子を言うのだと言えます。
モラハラ夫の爬虫類っぽい顔つきはいつ現れる?
しかし、私の経験からすると、モラハラ加害者は常に爬虫類っぽい顔つきをしているのかというとそうではありません。
モラハラは、外の顔と内の顔、表と裏の顔と言い換えることができるように、まるで人が変わったかのようにスイッチのオンオフで切り替わるのです。
つまり、普段はモラハラのスイッチがオフになっており、人間らしく振舞うことができるのもモラハラ加害者の特徴です。
モラハラ夫が、出会ったときからモラハラをしているというケースはほとんどなく、最初はむしろいい人を演じています。
もちろん、見た目からも「とてもモラハラをするような人だとは想像ができない」のです。
しかし、ターゲットとして捕まり、ターゲットがもう逃げないと分かるとモラハラをし始めます。
モラハラをやっているときのモラハラ夫の姿は、
目をぎょろりとさせ、
呼吸は荒く、
肩を使って息をし、
顔に血が上り、
とても人間とは言えない様に変わります。私はこの時の様子を「鬼のよう」だと思っていました。やっていることだけではなく、やはり見た目も「人間らしく」ありませんでした。
モラハラ夫が本性を現すとき、その時になって初めて「爬虫類脳によって変わった顔つき」になるのです。
モラハラ加害者が変貌するまで見分けられない、それが被害者が増える理由
恋愛結婚が主流になっている現代でも、自ら選んだ相手からモラハラを受ける被害者が減らない理由も、彼らが巧妙に人間にもなれるからです。
付き合っているときにその本性を外見から見抜くことはできません。
だからこそ結婚を選んでしまいますし、そうと気が付かずに結婚し、豹変したモラハラ加害者からモラハラの被害に遭ってしまうのです。
モラハラ加害者は一見してどこにでもいる普通の人であり、被害者も被害に遭う間では、まさかこの人がモラハラをするなんて夢にも思っていないことがほとんどです。
まとめ
残念ながら、モラハラ夫になるかどうかを出会った時点で見た目によって判断することはできません。
彼らは正体を隠すことにとても長けているからです。
そして、モラハラをしているときは「爬虫類脳」主導であり、「人間脳」が機能していないことから、いくら言葉で論理的な話をしても全く意味がないこともお分かりいただけると思います。
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