モラハラ加害者の「変わる」を信じても大丈夫?注意しなければいけない10つの兆候!

【モラハラ】「変わる」の言葉を信じても大丈夫?注意しなければいけない10つの兆候!

モラハラ加害者は、あなたが離れようとすると「モラハラをもうしないから」「治療するように努力するから」といってあなたが逃げて行かないようにします。

この言葉を信じて相手のところにとどまってしまえば、ほとんどの場合はまた加害行為が繰り返されるだけです。

「変わる」と言ったモラハラ加害者が変わっていないと言える兆候にはどんなものがあるでしょうか?

あなたの近くのモラハラ加害者が本当に改心したかどうかを見抜くためにも、このサインを見逃さないでください。

目次

モラハラ加害者が変わっていないサイン

(1)自分がやったことをそれほどひどいことではないと言う

自分のやっていることは、あなたが被害を訴えたり、逃げようとするほどひどいことではない、と言います。

あなたが神経質、気にしすぎ、小さいことを過度に責めている、と考えています。

(2)自分の行動について他人や環境のせいにする

自分の置かれているひどい状況について語ったて同情を引こうとしたり、自分がやってしまう行いをあなた(もしくは他人)のせいにします

「怒らせるあなたが悪い」

「本当は俺もこんなことをしたくない」

というセリフを口にしたら、このサインの表われです。

自分の加害行為の原因は自分にはないように言います。

(3)あなたが加害者だと言う

あなたの方こそ加害者だと言ったり、あなたの非を責めたりします。

自分を被害者のポジションに置こうとすることもあります。そこまでひどくなくても、「自分も悪かったけれど、あなたにも悪いところがあったんじゃないか?」と言って、夫婦喧嘩、お互い様という着地点におさめようとします。

(4)2人で夫婦カウンセリングに行くように言う

彼は、モラハラを自分の問題ではなく、夫婦二人の問題であると思っています。自分だけではなく、あなたにも変わる必要がある、もしくはあなたの方こそが変わる必要があると思っている場合すらあります。

加害者の多くは、自分自身には何の問題もないと考えているケースが非常に多いと言われています。彼らにとって、自分を悩まされている問題は、他の誰かの問題でその人こそが解決すべきものだと思っています。

(5)あなたに教育のチャンスを与えていると言う

自分がやっていることは、あなたをよくするための「教育」や「サポート」のように言います。

例えば、「あなたが辛い時に何も手を貸さないのは、あなた自身に成長してもらいたいからだ」とか「あなた自身に気が付いてもらいたいからその場では注意をしなかった」という言葉を言うかもしれません。

本当は共同生活に必要なサポートを怠り、あなたを助けることを拒否している行動です。

(6)あなたが側にいなければ変わることができないと言う

あなたとの関係をつなぎとめるために、自分が変わるためにあなたが必要だと言います。

あなたが側にいてくれれば治療を頑張る、そうでなければ…といってあなたが逃げようとことについて脅すこともあります。変わるために頑張るのは、あなたのためではなく、彼ら自身のためであるということに気が付いていません。

(7)治療を受けさせるためにあなたが頑張らなければいけない

あなたが治療のためにクリニックを探したり、クリニックに行くように何度も促すなど、あなたが彼の治療を頑張らなければならない状況では、本当は彼自身は治す気がないと言えます。

「変わる」という言葉は、その場を取り繕うために言っただけであり、実際に実行に移す気がなかったということです。

(8)あなたの周りから同情を得ようとする

自分がいかに家族想いか、いままで頑張ってきたのかなどをアピールし、同情を誘うような行動をします。周囲からあなたを引き留めるように説得してもらおうとします

子どもがいる場合には、離婚をしたら「経済的に苦しむ」「進学が無理になる」「おもちゃなどが買ってもらえない」「友人と離れ離れになる」など子どもに不利益が行くことをさも真実のように子どもに吹き込み、子どもを不安にさせます。子どもに「離婚しないで」と言わせようとします

(9)自分が変わることであなたに何らかの要求をしてくる

被害者からすれば、相手の加害がなくなってようやくゼロの状態になります。そうしてはじめて対等で健全な関係をつくる一歩目が踏み出せます。それもかかわらず、彼は自分が変わる努力をすることについてあなたに何らかの見返りを要求します

(10)「離婚だ」と脅してくる

改善への努力は口ばかりのものであり、行動や態度を伴いません。結局何もしないまま時だけが流れ、あなたがそのことに対して追及すると態度を一変させます。

「そういうことを言われるとやる気がなくなる」「がんばっているのにお前のせいで台無しにされた」という言葉は、彼らが自分の責任を他者に押し付けるマインドが何も変わっていないことの表われです。

あなたが相手が変わる努力をしないことに気がつき、そのことを相手に問いただせば「それなら離婚だ!」と言ってあなたの口をふさごうとします

モラハラ加害者は変われる?変われない?

あなたがモラハラ加害者に変わってほしいと思っていたとしたも、モラハラが続いていく可能性の方がはるかに高いのが現実です。

モラハラは、あなたに出会ってから始まったものではなく、彼自身の生育環境までさかのぼり、長い年月を経て育った人格に根付いています

一朝一夕で変わることはありません。

さらに、変わる可能性はゼロではありませんが、簡単ではありません

モラハラ加害者を配偶者に持ってしまった人は、彼の問題を自分の問題だと思ったり、彼をサポートできるのは自分だけだと思ってしまうことがあります。彼を助けたいという想いで、そばに居続けることを選択する人もいます。

しかし、モラハラ加害者は虐待するターゲットを必要としている人であり、モラハラに依存しています。あなたが側にいる限り依存から抜け出すことが難しくなります。そして、モラハラを支えてくれる人が側にいることでモラハラがエスカレートしていくことも知られています。これは、アルコール依存症の人にアルコールを与えると悪化していくことと同じです。

あなたが彼のもとを去ろうとしたときに、彼は今までの態度からうって変わってあなたに謝罪したり、変わると約束したりすることがあります。あなたは心が動かされ、彼らの元に留まる選択をしてしまうかもしれません。

この時の彼らの本当の願いは、あなたが去るのを阻止し、あなたを支配し続けることにあります。

モラハラ配偶者が暴力的な人である場合、離れることで「何をしでかすか分からない」恐怖から、離れる選択肢ができない場合があります。その時は、あなた一人で進めようとせずに周りのサポートを頼ってください

モラハラ夫との復縁を後悔しないために知っておくべきこと

モラハラ加害者は、あなたが離れようとしたとき、もしくは離れた後に見つけた別のターゲットが逃げて行ってしまったときに復縁を求めて態度を一変させることがあります。

この時には、反省したフリをする、もう二度としないと誓う、カウンセリングやクリニックに通うと宣言する、もう長いことモラハラはしていないという、あなたと離れてから変わったと言うことがあります。

こういったセリフの背景にあるのは、次のターゲットを見つけるため、もしくは今のターゲットを逃さないために言う言葉である可能性が高く、信じて復縁をしてしまうと、再度モラハラ被害を受けることに繋がります。

特に注意をしなければいけないのは、あなたがモラハラ被害に遭う前にモラハラ加害者が「いい人」のフリがうまい人であった場合、結婚などのタイミングで豹変した場合には、ラブボミングという心理テクニックを使う加害者であった可能性があり、ターゲットが逃げ出すときも同じようにこのテクニックを駆使してきていると考えられます。

「二面性が強い」「表裏を巧妙に使い分ける」「外ではいい人である」場合には、特に復縁には慎重になったほうがいいでしょう。

モラハラを受けたときに覚えておかなければいけないこと

あなたがモラハラを受けたとき、そのモラハラの原因はあなたにはありません。そして、あなたに何らかの非があったからモラハラ被害に遭ったのではありません。

あなたはモラハラを受け続けてはいけません。人から尊重され、大切に扱われるべき存在です。

安全で誰からも脅かされない生活を送る権利があります。あなたの子どもも同じです。

このことを覚えておいてください。

【モラハラ】「変わる」の言葉を信じても大丈夫?注意しなければいけない10つの兆候!

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