モラハラに苦しんでいる妻がやってはいけないことは?モラハラをエスカレートさせない対処法

モラハラに苦しんでいる妻がやってはいけないことは?モラハラをエスカレートさせない対処法

モラハラ夫との結婚生活では、何もしなければモラハラは必ずエスカレートしていきます。今は耐えられてもいずれは耐えられないくらいの攻撃に変わります。そうならないためには、早めの対策が必要です。

モラハラはやめさせるというよりは、エスカレートさせないように対応するのが正しいでしょう。

しかし、対応を誤れば、モラハラのエスカレートを止めるどころか、ますます加速していってしまう場合もあります。

モラハラ夫との正しい戦い方をまとめました。

目次

大前提:コントロールされない妻になる

まず、一番覚えておかなくてはならないことは、

モラハラは、妻をコントロールするためにする

ということです。

モラハラ夫は、妻に言うことをきかせたい、自分の言いなりにさせたいという意識でモラハラをしてきます。

ですから、モラハラを受けたときに、相手の望む通りの反応を返していたら、

モラハラをすれば言うことをきいてもらえる!

と学んで、必ずモラハラがエスカレートしていくということです。

モラハラ対策で必要なのは、相手がモラハラをしたときには、絶対に相手のいいなりにならないことです。

「モラハラをしても屈しない妻」を演じてモラハラ夫にモラハラが通用しないということを学習させていかなくてはいけません。

それでは、どうやって通用しないということを意思表示していけばいいのでしょうか。

やっていいこと、いけないことにまとめました。

1.モラハラ夫にやってはいけない対応①モラハラを受けたときに攻撃で返す

モラハラ加害者は「他人を攻撃することが最も得意」です。

一方、多くの人は、良心があり人を好んで攻撃したりはしません。

モラハラ加害者は他人に対して良心が働かないため、躊躇や罪悪感なく攻撃することができます。いわば、他人を攻撃することに特化した性格をしています。おそらく普通の人はモラハラ加害者にその点で勝つことはできません。(とても口がうまく人を言い負かすことが得意である人は別です。)

なので、モラハラ加害者と同じ土俵に立って同じように戦ってしまえば、多くの人は負けてしまいます。それも話し合いではなく、お互いに中傷しあう醜い争いをしてしまうことになります。

言い争いに負けてしまえば、モラハラ夫は、「こいつは言い負かせる相手だ」と学習し、さらにパートナーのことを見下してくるでしょう。

モラハラ夫は、自分よりも弱いと認識した相手には容赦がありません。反撃されないと分かれば、モラハラはさらにエスカレートしていきます。

モラハラ加害者を攻撃することがモラハラを改善させるどころか悪化させる可能性が非常に高いため、この方法はオススメしません。

モラハラ夫相手には、戦わずにして勝つ!が基本だということを覚えておきましょう。

2.モラハラ夫にやってはいけない対応②敵意を向ける

モラハラをする人は、人からの敵意に敏感です。周りのことをよく観察し、周りがどんな反応をしているのかをよく見ています。

モラハラ夫は、自己顕示欲が強いため、敵意を向けてくる=相手の関心を惹きつけていると思い、むしろ満足します。誰かから注目されれば、それはポジティブな反応でなくてもいいのです。

さらには、モラハラ夫は、誰かからネガティブな反応をされることをとても喜びます。

「自分がしたことで悲しんでいる

「自分がしたことで怒っている

という反応はモラハラ夫を喜ばせる材料になります。

敵意はその中でも、

自分がしたことで怒っているが、それを言葉にできない弱い人を体現すことになり、

  • ネガティブな反応を返してくれる
  • 言い返すことができない弱い人間

を同時に作り出し、モラハラ夫をもっとも喜ばせることになるのです。

また、モラハラ夫は、彼らの中では一応「至らない妻を教育するため」だとか「妻が俺を怒らせたから」と言った大義名分が存在しています。反抗的な態度は、モラハラ夫にモラハラをする絶好の大義名分を与えてしまいます。

3.モラハラ夫にやってはいけない対応③夫が特別な人だという振る舞いをする

女性は、「好きな人」と「それ以外」の人に対する態度を変えることができます。しかし、モラハラ夫に対しては「あなたは特別だよ」というアピールは逆効果です。たとえば、よくある「夫を立てる」「夫を褒める」と言った行為は、モラハラを悪化させる可能性が高く危険です。

なぜなら、「特別な人間である自分は、妻に何をしても許される存在である」と勘違いをし、モラハラをエスカレートさせていくからです。

もともとモラハラ加害者は、自分が人よりも優れていて特別な権利を持っている「特権階級」だという思い込みがあります。だからこそ、他の人がやって許されないことが、自分であれば許されると思っています。そして、それをさらに助長するのが、「特別扱い」なのです。

「特別扱い」は、自分を大切にしてくれているからとは思いません。それどころか自分が偉い人間であるから「やって当然のこと」だと思い、さらには「本人もそれが分かっているから自分を敬う」と変換していきます。

モラハラ夫へは、「あなたは私にとってタワシみたいな存在ですよ」というようにふるまうのが一番です。タワシとは、「あれば役に立つけれど、なくても困らない」という存在だということです。

「いなくても困らない」とふるまうことで、モラハラを抑制する一定効果があります

また、「役に立つときは役に立つ」と思って接すれば、モラハラ夫が卑屈になって自暴的な振る舞いをすることも防げる可能性があります。

4.モラハラ夫対策①まずモラハラ夫との関係をどうしたいかを決める

モラハラ夫と対等な関係になることはできないことを覚えておきましょう。

あなたがモラハラ夫と仲のいい夫婦になりたいがために闘おうとしているのであれば、それは叶わないものだと最初っから諦めたほうがいいです。

しかし、モラハラ夫は同じ家に住んでいるため関わり合いを持たないわけにはいきませんし、同じ家族として一緒に行動をしなくてはならないときもあります。

こういったときに、当たり障りなくモラハラ夫と関わり続けるのか、あまりにも害悪なので自分のいる環境から排除したいのかによって、対応は異なります。

4-1.当たり障りなくモラハラ夫と関わる場合

モラハラ行為の頻度が少なかったり、程度が小さい場合は、モラハラ夫と関わりながら関係を続けていくこともできると思います。

その場合は距離を置きながら付き合っていく方法を取りましょう。

モラハラを向ける相手は、モラハラ加害者にとって身近な相手に限られます。

だからこそ、いつのそばにいる妻のほうが、モラハラ被害には遭いやすくなります。

特に、

  • モラハラ夫があなたから尊敬されている、愛されていると感じている場合
  • モラハラ夫があなたと一緒にいる時間が長い場合
  • 家の中や車の中にいるときで、かつ他にモラハラをすることを知っている人がいない場合

にモラハラ行為はエスカレートしやすくなります。

人間関係が深まるほどモラハラ行為を受けやすくなりますので、一定の距離を保つように心がけましょう。

具体的な方法についてはこちらの記事をご覧ください。↓

4-2.モラハラ夫を自分のいる環境から排除したい場合

モラハラ夫との生活を終わらせたい場合にやるべきことはこちらの記事をご覧ください。

しかし、環境によってはあなたの方がモラハラ夫のそばからいなくなったほうがいいときもあります。

どういった場合に逃げたほうがいいのかはこちらの記事をご覧ください。↓

5.モラハラ夫対策②あなたが加害者に仕立て上げられないために

モラハラ夫はとても被害者意識が強いとともに、巧妙に嘘をつきます。

他人を攻撃している自分を棚に上げて、自分が被害者だと嘯き、さらには周りにもそれが真実であるように嘘で塗り固めたエピソードを恥ずかしげもなく語ります。

そのため、いつの間にかあなたの方が悪者にされてしまう危険があるのです。

私の場合も、いつの間にか夫や子どもを虐待する人間に仕立て上げられていましたし、そのせいで夫が病気になったことになっていました。さらにはやっていないことはやったことにされ、やっていた家事・育児は全くやっていないことになっていたのです。

モラハラ夫は、真実と真逆のことであったとしても罪悪感なく嘘をつくことができます。それは普通の人にはなかなかできないことです。予想しない攻撃を受ける可能性があることも覚えておかなくてはいけません。

普通ではないモラハラ夫の攻撃を受け、余計な傷を増やしたり、嘘が真実だとされ取り返しのつかないことになってはいけません。

そうならないためにモラハラ被害にあったら必ず周りの人に早い段階で相談をしましょう。

もし周りの人がモラハラ夫をかばうようであれば、その環境自体が良くない可能性もあります。

特に、義両親に相談した場合は、「あなたの方が悪い」「あなたが我慢するべき」と言われる可能性は非常に高いと言えます。モラハラ夫の親もまた、モラハラをする人であるパターンが多いからです。

周りの人の反応を見て、自分がいるのがモラハラ環境であるかどうかを客観的に見極める必要があります。

もし、相談が遅れてしまったら?

相談をしていなかった、すでに周りの人がモラハラ夫の味方になっている気がする・・・そんな時はどうしたらいいのでしょうか?

一番確実な方法は、ボイスレコーダー等でモラハラ夫の言っていることを録音することです。

モラハラ加害者は、嘘をつき続けるあまりに言っていることがコロコロと変わります。しかし、証拠がなければ言った言わないの水掛け論になってしまい埒が明かないうえに、長く話しているとこちらの言ったことの揚げ足を取ってきて、言質を取られてしまう可能性もあります。

モラハラ加害者と口論になってしまえば、モラハラ加害者からのモラハラ行為がエスカレートしてしまいます。あなたはより傷つき、被害者であるあなたが家を追い出されたり、会社を辞めざるを得なくなったり、ましてや謝罪をしなくてはならなくなってはいけません。

モラハラ夫は後先考えずにモラハラ行為をしているので、こっそりボイスレコーダーで取ればかなり有力な証拠を取ることができます。(言ってはいけないことなどを平気で言ってしまうからです。)

そして、客観的証拠が出てしまうと急に大人しくなります

ポケットに入る小さなサイズの音楽プレイヤーのようなボイスレコーダーもありますので、コッソリと忍ばせて、日々の証拠を確保しましょう。

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