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子どもに別居親の悪口はNG!じゃあなんて言えばいいの?

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子どもに別居親の悪口はNG?子どもに配慮した話し方は?

投稿日:2019年1月27日 更新日:

別れたパートナーは、お互いにとって赤の他人ですが、子どもにとっては別れた後も実親であることに変わりはありません。

離婚に至るまでの経緯はそれぞれですが、こじれて離婚になっているケースでは、別れた後もお互いの悪感情がなかなか癒えず、そのまま恨みつらみとなって残っていることが多いものです。そういったときに、ふと言ってしまうのが別居親の悪口。しかし、子どもに別居親の悪口を聞かせることは子どもに悪影響を与える場合もあります。

一方で、子どもがある程度大きく、離婚の経緯や家族内の力関係などをよく理解している年齢であれば話は異なるのではと考えます。特に、DVやモラハラがあった家庭で、子どもも同様に被害者だったようなケースでは、離れたことでしばらくして自分が受けた被害を言葉にすることができるようになり、痛みを共有しあうことで受けた傷を癒していく効果もあると考えられます。それは被害者の自助グループで行われていることと何ら違いはないはずです。

離婚や、別れた配偶者について話すとき、子どものことを配慮した話し方はどのようなものかまとめました。

自分の傷を癒すために子どもを利用してはいけない

もっともやってはいけないことは、自分の傷を癒すために子どもを使うことです。

子どもに悪口を言うことでストレスを発散しようとしたり、自分の傷ついた気持ちへの理解を求めることは、子どもを癒すどころか傷つけることだと覚えておく必要があります。

子ども自身が親に寄り添っている気持ちに気づかないこともあります。親が不安定である場合、本来親に甘えることができる立場であるはずの子どもは、自分が子どもということを置き去りにして無意識に親の期待に応えようとしてしまいます。

このとき、子どもは親の役割を代行し、親子の逆転現象が起こります。

<子どもの心理>

  • 親に喜んでもらいたい
  • 親が悲しんでいるのを見るのが不安
  • 親の気持ちを癒すのが自分の役目だと思っている
  • 親の顔色をうかがっている

悪口を言うことで子どもを傷つけることがあることを知っておく

悪口を赤の他人ではなく親や祖父母から言われることで逃げ場がなくなり、たとえ聞かされるのが嫌だと思ってもそれを表に出すことができません。子どもは親への配慮から嫌な気持ちを表に出すことをしないまま、一人で抱え込もうとしてしまいます。

悪口をいえば、言った親の方はすっきりとするかもしれませんが、それを聞かされた子どもは悪口をため込み、不快な気持ちだけが残ります。そしてその悪口は子どもを蝕み、自己肯定感の低い子へと成長してしまいます。

特に幼い子どもは、自分と親をうまく切り離して考えることができません。子どもは親の一部であるという感覚がなかなか抜けないため、親の悪口がそのまま子ども自身への悪口となってしまうこともあります。

まず親の悪口を言うことは、子どもの悪口を言っているのと同じだという認識を持ったほうがいいでしょう。

子どもは親の分身ではないことを頭に入れておく

また、夫婦間ではお互いに悪感情がある場合でも、子どもは親と同じ思いを共有しているとは限りません。子どもにとってはいい母親、いい父親である場合もあり、大好きな両親だと思っていることだってあります。好きな人同士の間に挟まれて辛い思いをしているかもしれません。

子どもは繊細であるだけではなく、賢く、どのようにふるまえば親が満足するかをよく知っています。幼い子どもでもそうです。優しい子どもは、自分より傷ついているであろう人を目の前にして、自分の悲しい気持ちを出すことをためらってしまうことがあります。

親を慰める役割を持った子どもは、その役割を全うしようと癒す役に徹し、自分の傷はなかったことにします。子どもの傷は無視されたままにされます。

愚痴を吐き出したいときは子どもではなく友人や家族に言おう

離婚家庭では離婚に至った大きな原因があり、別居や離婚紛争中はストレス抱えていることが多いと考えられます。そういったときには適切な場で愚痴を吐き出し、ストレスを軽減させることは悪いことではありません。

愚痴を言いたくなったら同じような悩みを共有できる友人や親身に話を聞いてくれる家族などに話をしましょう。

忘れてはいけないのは、子どもがいないときに話すということです。

子どもに配慮した離婚や別居親の話し方とは?

子どもの傷を受け止める、配慮する

離婚前に至る経緯によっては、子どもも別居親との同居時期に心に大きな傷を負っている可能性があります。

子どもが別居親や同居時代の話をするたびに怯えるなどと言った様子が見られる場合には、何よりもまず、子どもの心身に配慮することを優先させるべきです。

子ども自身が被害者でなかった場合であっても、面前DVといってそれを見ていた子どもは傷つき、大きな傷を抱えることが分かっています。

子どもも含め私たちは、大きな心の傷を負ったとき、その傷と向き合うまでにたくさんの時間が必要になることがあります。

子どもが別居親のことを話したがらない場合には、今まさにその傷を癒そうとしている最中かもしれません。

子どもの傷に一番に配慮する必要があります。

子どもが別居親の話をしたいときは自由に話すことができるようにする

別居親の存在をタブーにせずに子どもが別居親のことについて自由に話してよく、別居親について思うことを正直に言っていい雰囲気を作ってあげましょう。

<子どもの話から、子どもの心の傷が分かることがあります。>

また、私の体験談ですが、この記事を最初に書いたとき、子どもは別居親の暴れる様子について事細かに私に話してくることがありました。(元夫は家の中で暴れ、家具に頭突きをしたり、床で手足をばたつかせることがありました。)

しかし、離婚から時間がたった今、そのことを子ども自身は忘れたようで話さなくなりました。

その時に書いた文章です。

(前略)この時に、子どもが父親と一緒にいたときの悪いところを話し始めることもあります。たとえば、元夫は感情が昂ると「退行」したかのように2~3歳児のような振る舞いをすることがありました。いまだに子どもたちはこの時のことを覚えていて、ときどき「こんなことがあった」と話をします。そういうときは、「そういうこともあったね」というように子どもの言うことを否定せず、そのことについて良い悪いの評価をせず、ただ同意するという形で応えています。子どもたちは、他の大人はしないのに父親だけがそういうことをしていたという事実をどう消化していいのかまだ分からないのでしょう。話をすることで少しずつ、受け入れることができたらいいと思っています。

幼いうちに離婚をした場合、子どもは別居親との同居時代の記憶を忘れることがあります。

また、過去に性的虐待を受けた被虐者の多くは、大人になるまでにその事実を忘れる「解離性健忘」という脳の働きが起こることも知られています。

話の内容の変遷によって、子ども自身が離婚や別居親により負った傷についてどのように処理したのか、心の傷の状態を知ることができると考えられます。

同居親は良い過去を作り上げる必要はない

私は、離婚や別居親に関して、嘘をついてまで真実を隠す必要はないと思っています。つまるところ、離婚家庭では離婚に至る原因があったわけですし、それは円満な他の家庭と大きく違います。この離婚原因を子どもに隠し続ける必要はないと思うのです。

もし、同居親が別居親のことについて嘘をついて良い人という別の像を作り上げたら、

子どもは「それならなぜ離婚をしたんだろう?」と思うはずです。

離婚原因があったから離婚をし、円満な家庭ではなかったことはいつか子どもには伝えなくてはならないことだと思います。

子どもが真実を知りたがったときは教えてあげよう

子どもは親の離婚問題では、蚊帳の外に置かれることがあり、家族の一員でありながら真実を教えらないままであることもあります。

子どもは両親や自分の家庭に起きたことを正しく知りたいと思っています。

子どもが理解できる年齢になった時には、離婚の話をしてあげるとよいでしょう。

子どもの傷を癒すための方法を模索する・子どもの別居親の悪口を受けとめる

また、どんなケースにおいても別居親の悪口がNGなのかと言えば、私は違うと考えています。

子ども自身も被害者であるようなケースでは、家庭内の被害を外で言うことに大きなためらいがあり、自助グループなどを積極的に見つけることができないような年齢の場合、子ども自身は自分の傷を一人で抱えたままになってしまいます。

被害を受けた人は、自分が被害者であることを隠そうとしたり、被害に遭った自分が恥ずかしいと思っていることが多く、自分の存在意義が分からなくなっていることもあります。

子どもも同じで、被害者としての自分をありのままに表現したときに共感してくれる人がいることは、被害を受けた自分でもここにいていいと思えることです。その体験は子どもの傷を癒すのに役立ちます。

そして傷ついた自分をさらけ出せる場所・人は、傷を分かってくれる場所・人です。

傷を癒すために自分の体験を共有、共感しようとすることは、誰かを傷つける悪口とは異なり、被害を受けた後の自分の居場所を見つけるために必要であることを知っておきましょう。

また、DVやモラハラについて書かれた本は、被害の言語化の手助けをしてくれます。必要に応じて利用してみましょう。

※大きなトラウマになっている場合などには傷を見たり言語化することにはリスクがあります。必要に応じてカウンセリングなどの専門家に相談してください。

まとめ

  • 子どもの心の傷に一番配慮する
  • 子どもの傷を癒すための方法を模索する
  • 自分の傷を癒すことに子どもを利用しない
  • 別居親の悪口を言うときは、子どもではなく友人や他の家族に言う
  • 子どもは真実を知る権利があり、時が来たら教えることが必要

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