モラハラが止められないワケ モラハラ加害者はモラハラで快楽を感じている

モラハラが止められないワケ モラハラ加害者はモラハラで快楽を感じている

虐待には依存性があるように、モラハラにも依存性があるのではないかと考えます。

人は同じ刺激に慣れるため依存患者はどんどんと強い刺激を欲しがります。モラハラにおいても、強い刺激を求めてモラハラ(の頻度、程度、時間など)を加速させていくのではないかと私は考えています。

目次

モラハラはなぜ起こる?

モラハラ加害者がモラハラをする主な原因は、「傷つけられた」と思うことに対して、反撃する意図であったり、過剰に自分を守ろうとする「防衛機制」によるものであると考えられています。

また、自分の気持ちを適切な形で伝えることができないことがモラハラに繋がることがあります。(受動的攻撃)

たとえば、我慢を強いられる環境で育った人は、自分の気持ちや感情に無自覚のため不快を感じるものに適切に対処できない場合があります。自分の意見を言うことが許されなかった人は、言葉ではなく行動を遅らせる、無視すると言った態度で「やりたくない」を表現することがあります。

モラハラは、過剰に自己を守る「防衛機制」、誤ったコミュニケーションである「受動的攻撃」により発動する

モラハラ=成功体験になる

モラハラ加害者は生育環境で主に生育に係る人の中にモラハラ加害者がいたと考えられます。モラハラ加害者は人のことはどうでもよく、人の感情や言葉を受け取ることができません。彼らに育てられたモラハラ加害者は被害者であった時に、自分の気持ちを受け取ってもらえた体験をあまりしてきていません。

モラハラをすることで相手の行動を変えさせることができたとき、自分の気持ちがモラハラによって伝わった、自分の意見が通ったという成功体験になります

さらには、相手をコントロールできたという支配欲が満たされます

モラハラをすることで、脳はご褒美を受け取ります。これが繰り返し行われることで、次第にモラハラ加害者は「モラハラをすることが快楽を感じること」だと学習し、脳に「モラハラで快楽を感じる回路」が出来上がります

快楽のためにモラハラを使うようになる

モラハラ加害者は、次第に快楽を感じようと繰り返しモラハラをするようになります。

この時には、相手が嫌がったり、苦しんだりする姿をみたいがためにモラハラをするわけであり、自分の思い通りに相手をコントロールしたいという欲求や支配したいという欲求がその根底にあります。当初は自分を過剰に守ったり、モラハラをすることでしか自分の意思を伝えることができなかいゆえの誤ったコミュニケーションの手段としてモラハラをしていたのが、いつの間にか支配、独占、快楽のためにモラハラをするようにシフトしていくのです。

つまり、

  1. 誤ったコミュニケーションの手段として使うモラハラ
  2. 自分の快楽や欲求不満解消のためにするモラハラ

の2段階があり、1の段階で相手の言うことをきいてしまうと、モラハラで欲求が満たされ気持ちよさを感じた加害者は、次第に2へとシフトしていってしまうのだと考えられます。

自分を満たしてくれるのがモラハラであり、モラハラは無くてはならないものとして依存していきます

依存症については厚生労働省のサイトをご覧ください。

快楽のためにモラハラを使う人の特徴

1.ルールがコロコロ変わる

モラハラ加害者は何らかのルールを被害者に押し付けてきます。

この時に、ルールや言っていることがコロコロ変わり、被害者がどんな振る舞いをしたところで怒鳴ってくる場合は注意が必要です。

何らかのルールを尊重してほしいのではなく、コロコロ変わるルールに翻弄され、苦しんでいる被害者を見ることが目的になっています。

2.要求が叶っても怒鳴り続ける

モラハラ加害者の要求がかなったことでモラハラが止む場合は、モラハラは意思を伝える手段として使っているということが分かります。一方で、被害者が加害者の言うとおりにしたところでそのまま怒鳴り続け、怒りを収めることがない場合は怒鳴ることの方が目的になっています。

怒鳴ることで欲求不満を解消したい、支配されている被害者の姿を見たいと思ってやっています。

3.モラハラを成功体験として吹聴する

モラハラをして何らかの利益を得たことがある場合は、モラハラが成功体験としてインプットされていると考えられます。

モラハラを自慢話や成功話として吹聴する人は、この回路が脳にあると考えられます。

4.モラハラを受けて悲しんでいるときにも加害者が喜んでいる

そして、モラハラをしているときに喜んでいたり、今まで怒鳴っていたと思ったら急に笑顔になるなど感情や表情の変化が場に不釣り合いの人です。

他人が苦しんでいたり、悲しんでいることで満足するため、不適切な場面で笑顔を見せます。たとえば、被害者の携帯を壊したのに笑っている、被害者の失敗を喜んでいるといった場合です。

そして、中にはあなたにモラハラをするようになった時点ですでに今までの環境でモラハラに依存しているモラハラ加害者もいるということを忘れないでください。

特に、今までの人間関係で破綻した経験がある人には、注意を払ってください。

まとめ

モラハラをしてしまい、相手が苦しんでいる姿を見て罪悪感を感じる人は、人の心があります。反対にモラハラ依存の人は罪悪感を感じるどころかそれが快楽になるわけですから、自ら止めることなどありません。止めるどころか、自分の快楽のためにモラハラを繰り返し行います

あなたが苦しむことを喜ぶ人と、パートナーでいる必要はありません。一刻も早く離れましょう。

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