モラハラ加害者が自覚がないって嘘じゃないの?明らかにモラハラをして楽しんでいるんですけど…

モラハラ加害者が自覚がないって嘘じゃないの?明らかにモラハラをして楽しんでいるんですけど…

一般的に、モラハラをする加害者は、相手(被害者)を正そうとしているという善意から来るものであり、悪意がなかったり、DVだという自覚がない人が多いと言われています。

しかし、私はすべてのモラハラ加害者が「悪意がなく」「自覚がない」わけではないと感じています。

なぜなら、元夫は、明らかに私を傷つける目的でモラハラをしている一面があったからです。

私が受けた体験と、夫がモラハラが悪いことだという自覚があったのではないかと感じた理由をお話します。

目次

モラハラをしてしまう原因はさまざま

もちろん、すべてのモラハラ加害者が悪意や自覚があるとは言えません。モラハラをしてしまう人にはそれぞれ別の理由があります。

パターン①自分を守るためにモラハラをしてしまう人

自覚のあるなしにかかわらず、自己防衛のためにモラハラ行為をしてしまう人はいます。この人たちは、人に対して信頼感が持てずに、「相手が自分を傷つけようとしている」と強く思い込み、攻撃から身を守るためにモラハラを使ってしまいます。本人にとっては、虐待やDVのつもりはなく、あくまでも正当防衛だと思っています。

「自分だけが悪い扱いを受けた」と思い込み、自分の権利を主張するためにクレーマーになることもあります。

些細なことでも、攻撃されたと思い込む「被害者意識の強い」タイプの人です。

愛着に問題がある場合が多く、人への信頼感が得られなければ治すのが難しいと言えます。

パターン②ストレスで追い詰められてモラハラをしてしまう人

ストレスの強い環境にいる、なおかつそのストレスを解消できない場合、「投影」と言って別の人に自分の問題をぶつけてしまいます

このとき、モラハラの理由は、「わかってほしい」「助けてほしい」「愛して欲しい」といった別の要求が含まれていることがあります。

ストレスで追い詰められた時、トラウマが蘇りパニックになった時などにモラハラが出る人は多く、環境が改善されれば治ることが多いと考えられます。

たとえば…

上司にとても厳しい人がいて、その人から毎日のように叱責されているが、言い返すことができない。家に帰ってからその解消できなかったストレスが妻や子どもの些細なミスで爆発し、怒鳴ってしまったり、モラハラをしてしまう。

本当は、職場での辛い状況を「分かってほしい」「助けてほしい」と感じています。

パターン③コミュニケーション手段を間違っている人

人によっては、暴言が一種の愛情表現であると間違って覚えている場合があります。

仲が良ければ何を言っても許されると勘違いをし、親しい相手に対して暴言を吐くことがあります。また、仲の良さを周囲にアピールする手段としても、モラハラを使うことがあります。

その様子を見て周囲が「本当に仲がいいね」ということで助長されることもあります。

この場合は、正直に「傷ついている」と伝えることで収まる可能性が高いタイプです。

パターン④人をコントロールするためにモラハラをしてしまう人

自分は自分、人は人という境界があいまいで、人に依存もしくは寄生するタイプです。人間関係において、相手のことを自分のアクセサリーもしくはおもちゃのように考えており、一個人として尊重することがありません。

人をつなぎ留めておくために、モラハラがエスカレートしやすいと考えられます。

また、このタイプは自分よりも弱い立場の人間に支配的で、毒親になる可能性もあります。夫婦間では上下関係、支配関係ができ、被害者はマインドコントロール下に置かれます。

被害者が自分よりも幸せになったり、自分よりも注目されることを許せません

パターン⑤モラハラがゲーム感覚の人

モラハラ行為の中には、長期間の無視がありますが、「相手がどれくらいの無視で音をあげるか」といったギャンブル感覚、ゲーム感覚でモラハラをしている人もいます。

他にも相手が傷ついている姿を楽しんだり、相手を傷つけたことで達成感や満足感を得ます

モラハラは楽しみや快楽の手段であり、「悪意」や「自覚」がある上で行っています。被害者のことを人間だとは思っていません

最も治りにくく、治療はほとんど困難を極めるでしょう。

明らかに「悪意」や「自覚」を持ってモラハラをしている人がいる!

そして、モラハラ加害者の中には、明らかに人を傷つける行為だと分かった上でモラハラを使っている人たちがいます。

元夫は、暴言を吐いてくる人でしたが、その言葉に傷つき、私が泣くと、口の端をゆがめて笑うのです。

葛藤ナマモノ

あの醜く歪んだ顔を今でも忘れることができません。

変わったことに、夫が言う暴言の中で、私が傷つかなかったものについては、次に使うことはありませんでした。

私が「そういうことを言われると傷つくから言わないでほしい」といったことに関しては、何度も繰り返し言われました

つまり夫は、自分が言ったひどい言葉が、妻である私を傷つけていることを知っていました。そして、だからこそその言葉を使えば妻が弱くなり、コントロールできると考えていたのです。(私が動じない言葉は効果がないと思ったのか、使わなくなりました。)

夫の行為が「無自覚」で「悪意なく」行われていたとはとても思えません。

そして、あの醜い笑顔が、何よりもその証拠であると思います。

自覚あるなしの見分け方!自覚がある人はこんな行動をする!

モラハラ加害者で自覚がある人は、どんな行動を取る人でしょうか?

それは、モラハラをしたことを「していなかった」「そんなことはなかった」「俺はしていない、お前がしていた」などと嘘をつく人です。

モラハラが「良くないこと」「してはいけないこと」「人から非難されること」だという認識があり、保身のために嘘をつきます。

「懲らしめてやろう」「傷つけてやろう」という明らかな悪意がありますが、それを巧妙に隠し、周囲に悟られないように嘘をついたり、二面性で覆い隠したりします。

「お前のことを想ってやった」という言葉自体が嘘のこともあります。他の人にモラハラ行為を暴露したときに、あったことを無かったことにしたり、良い人を演じて周囲を騙そうとする場合は注意が必要です。

すべてのモラハラが治るわけではない 慎重に見極めて対応を!

世の中にはモラハラへの対処法がいろいろと言われており、中にはモラハラを治す方法も出回っています。しかし、それらがすべてのモラハラ加害者に通用するわけではないことも覚えておかなくてはいけません。

おそらく、モラハラが治る人というのは、根本的に治らない人と違っていると思います。

笑いながらモラハラをできるような人は、まず間違いなく治らないと考えていいでしょう。

治らないモラハラ加害者にいくら働きかけをしたところで無意味です。離れることをオススメします。

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