【体験談】モラハラ夫との離婚を決断できないとき私がやった6つのこと

【体験談】モラハラ夫との離婚を決断できないとき私がやった6つのこと

ある日突然、何かを吹っ切れたかのように「離婚しよう」と思い立ってから一度も迷わない人もいれば、私のように何度も「離婚する」「いや、やっぱり離婚しない」と悩み続ける人もいます。離婚は人生の大きな決断なので、迷わずに決められたという人の方が少ないのではないかと思っています。

たとえパートナーからひどいモラハラを受けていたとしても、すぐに相手と縁を切ろうと思えるわけではありません。一度はこの人と添い遂げる気持ちで選んだ相手なのですから、離婚をするにしてもしないししても心境は複雑で、ぶつかり合う感情もたくさんあります。そして、離婚後の生活は未知の世界。どんな困難が待っているかもわかりません。

本当は離婚をしたいと強く思っているのにもかかわらず、さまざまな理由で離婚ができない場合、離婚を思い切って決断する方法を私の体験談をもとに紹介します。

目次

1.離婚をしたいと考える原因が何かを探る

もし、あなたが離婚をしたいと考えていたとしたら、その原因は何でしょうか?

離婚をしたいと思っている原因を一度、紙に書いてみてください。

おそらく一つだけではなく、いくつか挙がるのではないでしょうか。

それぞれの原因は、あなたが解決できるものでしょうか?あなたの努力で解決できるものなのか、もしくはパートナーが努力しなくてはいけないものなのかを正確に把握してみましょう。

1-1.あなたが解決できる問題であれば努力をする選択肢もあり

もし、あなたが解決できるものであれば、一度解決できるように努力をしてみてもいいかもしれません。たとえば、「相手のことが好きじゃなくなった」という理由で離婚を考えている場合、その問題はあなたの方にある場合もあります。

恋愛感情というのは長く付き合っていくうちに次第に無くなっていくものだということが分かっています。恋愛感情がなくなったあとは、「愛」が消えるのではなく「家族の愛情」に変わっていきます。つまり相手のことが好きでなくなったのは、恋愛感情が薄れた後、家族としての愛情を持てない状態だということです。

その原因が常に恋愛の刺激を求めていて、「家族の愛情」に変わったことに気づいていない場合もあります。

パートナーが家事や育児をやってくれなくて、自分一人で家のことをやりつづけているうちに相手のことを「家族」だと思えなくなっている場合もあります。

原因が自分の方にあり、努力次第で変えることができるのであれば、すぐに離婚を選択しないほうがいいかもしれません。

1-2.パートナーに努力が必要な場合、解決可能かどうか、「離婚」で解決できるかどうかを見極める

パートナーが努力しなくてはいけないことであれば、それはパートナーに指摘しても解決することが難しい問題かどうかを見極めましょう。

DVやモラハラの場合は、加害者側が変わらなくては解決に至らないことがほとんどです。このような場合に被害者側が努力をさせられるのは間違っていますし、本質的に何の解決にもなりません。

パートナーの問題であり、どう頑張っても解決ができない場合は、「離婚」が解決につながるのかどうかを考えてみてください。

パートナーがDV、モラハラ、浮気、借金という問題を抱えている場合、「離婚」をすれば解決につながるでしょう。

しかし、DVなど暴力を伴うパートナーとの離婚は、離婚をしようとすることであなたが危険にさらされる可能性もあります。自分の身の安全を確保したうえで、「離婚」ができるように準備を入念に行ってください。

私の体験談

私の場合は、別居を機に夫から受けていたストレスが無くなったことで、自分が抱えている問題の原因が夫であることに気がつきました。

夫自身が変わらなければ、モラハラ被害はなくなることはありません。

夫が変わることはないので、モラハラの問題は夫から離れるしか解決方法がありませんでした。

モラハラは、離婚で解決できる問題であると同時に、ひどいケースでは離婚でしか解決できない問題でもあると思います。

2.離婚をする日をあらかじめ決めておく

離婚をする日、もしくは、パートナーに離婚を切り出す日をあらかじめ決めておいて、その日までに離婚の準備を進めておくというやり方です。

離婚は、先に相手に伝えるよりも水面下で経済力や生活力を整えてから切り出したほうが、どんな形に転んでもダメージが少なくなります。

決して、何の準備もないまま先に「離婚したい」と相手に伝えることだけはやめましょう

2-1.離婚を切り出す2、3年前から決めておくといい

離婚をする日(もしくは切り出す日)は、1ヶ月、2か月先でもいいのですが、2、3年先の予定として決めておくほうがいいでしょう。

特に専業主婦で経済力がない場合は、この期間に

  • 資格を取ったり、
  • 副業で貯金をためておいたり、
  • 仕事を見つけておく

などするといいでしょう。

2、3年の職歴があれば、「未経験」ではなく「業界経験者」として仕事を探すことができるので、応募条件ではじかれる可能性も減りますし、正社員枠で雇用されることも不可能ではありません。

また、実家や親族からの援助がないケースでは、家賃、敷金礼金(およそ3か月分)や家具家電、引っ越し費用、当面の生活費などを合わせて50万~100万円ほどはかかると言われています。50万円を2年で貯めるのであれば、だいたい月に1万円ほど。100万円であれば月に2万円を貯めていけばいいということになり、こっそりと副業をするだけで十分にためることができる金額でもあります。

ただ「離婚したいけれどできない」と思いながらやみくもに過ごす2年間と、「離婚をする」と決めて目標に向かって突き進む2年間では全く異なる意味を持ちます。80年の人生であれば、2年は人生の40分の1、自分の人生を無駄にすることがないようにしたいものですね。

私の体験談

私は専業主婦だったことと、モラハラ夫との結婚生活で貯金の大部分を失ってしまったことで、子どもが幼稚園に上がったタイミングで離活をし、子どもの入学までに離婚準備を進めるプランを立てていました。

実際は、これよりも先に相手から追い出されたので、準備もままならない状態でしたが、おかげで予定より早く離婚に勧めたのは良かったなと思います。

2-2.子どもがいる場合は、子どものライフプランに支障が出ない時期を選びましょう

子どもがいる場合は、子どもになるべく負担が行かない時期を選びましょう。

中学3年生の夏に離婚をすると、子どもは自分の進学でいっぱいいっぱいのときに家庭の問題に巻き込まれ、受験に集中できなくなります。受験に失敗してしまえば、その原因を親の離婚のせいだと思うかもしれません。

また、学年の途中で転校になったり、名字が変わるといったことも、果敢な時期には酷なことです。できるだけ避けてあげたほうがいいでしょう。

3.離婚をする条件を決めておく

離婚をする条件というのは、財産分与や親権といったことではなく、「次にこういうことがあったら離婚をする」と決めておく、ということです。

3-1.「次に同じことをしたら離婚する」は、相手への抑止力にもなるし、裏切られたとしても人生の再スタートがきれる

DVやモラハラの場合では、相手から「もう絶対にしないから、離婚をしないでくれ」と言われたのにもかかわらず、やっぱりDVやモラハラを繰り返してしまい、結局改善されずに苦しみが続くといったことが挙げられます。

DVやモラハラ加害者は、「やるやる詐欺」でいつまでものうのうとDVやモラハラを繰り返すのが常套手段です。しかし、相手が真摯な態度で「もうやらない」と言っている姿を見てしまうと、なかなか離婚の決心がつかなくなるものです。

そこで、次に同じことがあれば、「離婚をする」とあらかじめ決めておきましょう

DVやモラハラだけでなく、浮気や借金でも同じことが言えます。「次に同じことをしたら離婚」だと決めておけば、次に同じ被害を受けたときに、相手に裏切られた悲しみよりも、自分の人生を好転するチャンスだと思うことができるでしょう。

離婚をするときに、その離婚を「誰が決断したか」ということは非常に重要です。

離婚後の生活を前向きに捉えられるか、逆にいつまでも離婚を後悔してウジウジ悩むかは、「離婚をする」ことを自分で決断できたかどうかに関わってきます。望まぬ離婚だと思う気持ちがあれば、いつまでも過去の結婚時代を引きずってしまいかねません。

「相手の浮気のせいで離婚」よりも、「次に浮気されたら離婚すると自分が決めていたから離婚」の方が、離婚後の再スタートが前向きにきれるでしょう。

「自分で離婚を決めること」

そして

「離婚を再スタートだと思って前向きに進むこと」

は離婚後の人生を良くするために必要です。

私の体験談

「同じことをしたら決別する」と決めておくことは、被害が常態化を防ぐ効果もあります。

私は、何度も繰り返し同じ被害に遭っている中で「またか」とか「今回はまだマシだな」というように普通ではありえないことでも受け入れてしまうようになっていたので、

被害に慣れてしまわないためにも守るべきラインを決めておいてくださいね。

4.離婚後の生活のイメージをする

離婚を迷うとき、それは離婚後の生活で何かしら不安が大きいときです。

経済的な不安、

孤独になってしまうのではないかという不安、

世間から冷たい目で見られるのではないかという不安、

子どもが片親で育ってしまうという不安。

多くの場合、離婚をすれば生活は激変します。そして、不安の元は、離婚後の生活そのものではなく、今と比べて生活が激変するということから来ていることが多いものです。

具体的にどんな生活になるのか思い描くことで、モヤモヤとした不安の正体が何であるかがわかるでしょう。

実は離婚後の生活にそんなに不安がない場合もあります。

また、経済的な不安は、国の制度を利用することで解消できる場合もあります。

4-1.経済的な不安はどう解消する?

経済的なことが不安な場合は、『離婚後の生活で実際にかかるお金がいくらなのか』、『月にいくらなら稼ぐことができるのか』、『国や県からの手当てがいくら入るのか』、『もらえる養育費はいくらぐらいになるのか』などを計算してみるといいでしょう。

離婚後にかかる生活費 < 月の稼ぎ + 手当 + 養育費等

であれば暮らしていくことができると分かります。

具体的な生活を考えてみたら、意外と問題なくやっていけることに気づけるかもしれません。

さらには、離婚後の生活苦と、今のパートナーとのいさかいを比べたときに、生活苦のほうがマシな場合もあるのです。

生活の質が落ちることになったとしても、ひどい暴力やモラハラから逃れたほうがいい人生が送れるでしょう。

私の体験談

離婚後の生活を左右するのは「お金」だと言っても過言ではありません。

お金の問題だけは石橋を叩いて渡るように堅実に考えていってほしいと思います。

離婚後はとにかくお金がちゃんと入ってこないと不安で不安で仕方がなくなります。

お金に不安があると人からの甘言に惑わされて、おかしなことにお金を使ってしまったりするので、月々に必要な最低の金額は把握したうえで、継続的に収入を得る方法をしっかりと確立していってほしいと思います。

楽して稼ぐ!よりも、5年後10年後のことを考えて、堅実な選択をしていってください。

4-2.世間の目が気になる場合はどう解消する?

差別や風当たり、世間の目などが不安な場合は、身近にいるシングルマザーの話を聞いてみるなどするといいでしょう。

私たちが思い描くシングルマザーのイメージは、自分たちが子どもの時代のころのものであり、実際とはズレがあることがあります。

今のシングルマザーはどう受け止められているかを知るには、実際の話を聞いたほうがいいのです。

また、シングルマザーということで離れていく人であれば、もしシングルマザーでなかったとしても友人になれなかった可能性があります。他にも親の介護、病気、失職といったことで家庭が変化、切迫したときには、やはり離れていく可能性があるからです。

シングルマザーということで最初は厳しい目で見られたとしても、仲が深まっていくうちに人間関係は変化していきます。あなたの人となりが分かってもらえたら、肩書なんてどうでもいいと思ってもらえるでしょう。反対にいつまでも「シングルマザー」ということで偏見の目で見てくる人であれば、無理に付き合いを続ける必要はありません。

いまや3組に1組が離婚する時代です。

そして離婚率は上昇し、今後もさらに増加する可能性があります。

昔と比べて今の方が離婚家庭に対しての偏見は減ってきています。それは離婚が身近になったこと、世間の価値観が変わってきていることなどが理由です。

この先、5年、10年と経っていけばさらに離婚が広く受け入れられるようになり、離婚のマイナスイメージが払拭される時代が来るかもしれません。

不安の中には、ただの杞憂だったということもあります。具体的に生活をイメージすることで、杞憂は解消できるのです。

離婚後の生活のほうがいいことに気づけたとき、離婚を決断する力になるでしょう。

5.離婚をしてはいけない場合はどんな時?

さて、逆に離婚をしてはいけない場合もあります。

5-1.復讐のために離婚を考えているとき

相手に対して「復讐したい」「ダメージを与えたい」「報復したい」と考えているときに離婚をすることです。

たとえば、今まで家事をやってきていなかったパートナーに対して、家事がいかに大変かを分からせるために離婚をする、といったことです。

離婚は、結婚生活の今よりも自分が幸せになるために決断するものです。離婚後の方が幸せでないのであれば、離婚をしないほうがいいはずです。

相手を懲らしめるために離婚をしようとするのであれば、離婚理由が「相手を不幸にするため」になっています。

離婚をしたことで相手が不幸になるとは限りません。

思いのほか相手が独身生活を謳歌していたり、はたまた再婚して以前よりもずっと幸せになったとしたら、離婚後もあなたの望みは叶わないままです。

あんな理由で離婚をするんじゃなかった

と後悔してしまうことになります。

自分の幸せを考えての離婚でなければ、良い離婚ではありません。一度、離婚を考え直したほうがいいでしょう。

5-2.今のパートナーよりも別の人が魅力的に見えるとき

今のパートナーよりももっと魅力的な人がいるという理由で離婚を考えている場合は、離婚を思いとどまったほうがいいでしょう。

他人の悪いところは、そばにいたり、いつも一緒にいる人ほどよく目につくものです。そのため、近くにいるパートナーは悪いところばかりが目につき、反対に遠くにいる人は良いところばかり目について魅力的に見えることがあります。

このときに今のパートナーと別れ、新しい人と付き合ったとしましょう。

今度は新しい人が一番近くにいる人になるのでその人の悪いところが良く目につくようになります。

すると、結婚生活では悪いところばかり目についていた前のパートナーが意外といい人であったということに気づく場合があります。比べてみたら前のパートナーの方が圧倒的に良かったとしても、再び別れ、前のパートナーと一緒になることはほとんど不可能です。

公平な目で人を評価することはかなり難しいことを覚えておかなくてはなりません。

「この人の方がいい」「この人の方が悪い」という相対評価は当てになりません

人の良し悪しは、付き合いの深さによって見える部分が変わってくるからです。

会社にいる素敵な上司が、実は多額の借金を抱えていたということだってあり得なくはないのです。

パートナーが悪く思えるのは、単に一番近い存在だから、一緒にいる時間が長いからという単純な理由かもしれません。

こういった場合、パートナーを変えたところで、次のパートナーの悪いところが目につくだけです。

すべての価値観がぴったりと合い、結婚生活で何の問題も起こらないパートナーを見つけることはできません。

間違っても、

パートナーを変えれば幸せな人生が送れる

とか

もっといいパートナーに巡り合えるかもしれない

という理由で離婚を選択することはやめましょう。

私の体験談

振り返ると、結婚を一番後悔していたときは別の人との未来を思い描きやすい時期だったなと思います。

別居~離婚までの間は、「(過去に付き合っていた)別の人と結婚をしていたらどうなっていたかな」とか、「全く知らない土地に行って一から人生をやり直したいな」と日々妄想を繰り返していました…。

結婚の失敗を次の結婚で取り戻そうとしてしまうと、投資で負けてさらに投資するのと同じで失敗を繰り返してしまうことにもなりかねませんので気を付けてくださいね。

6.将来がどうしても不安な方にオススメの離婚を決断する方法

人からの言葉でパワーをもらおう!

離婚は人生の一大決心。なかなか決めかねるという方もいらっしゃるでしょう。

「子どものためにと思っているけれど、本当に離婚が子どもにとっていい結果になるのだろうか」

「離婚後の生活の方が今よりも悪くなることはないだろうか」

「苦しくて何も考えられない、決断できない」

私自身も、別居から離婚まで毎日のように悩んで苦しんでいました。

専業主婦だったので仕事が見つかるかどうか、
夫と別れて暮らしていけるのか、
子どもたちはどうなるのか。

将来の不安で押しつぶされそうでした。

しかし、私があれこれと悩んでいた時に私を救ってくれたのはたった一つの友人からの言葉でした。

苦しい結婚生活から抜け出して、幸せな人生を歩みたい

子どもも私も心安らぐ穏やかな生活を手に入れたい

夫の不幸を望むような人間ではなく、人の幸せを祈れるような人間になりたい

人は変われます。そして、私のようにたった一つの言葉で将来が大きく変わることもあります。

最終的に決断するのはご自身ですが、私が友人からもらった言葉で人生が大きく変わったこともあり、言葉の力は無限だと信じています。

私からの言葉をぜひ贈りたいと思います↓

まとめ

離婚を決断するときに大切なのは、『今よりも幸せになるために離婚をする』ことです。

特にパートナーに大きな問題がある場合、あなた自身が努力をしたところで問題は解決されません。いくら努力しても何も良くならない結婚生活に疲れ、人生を諦めてしまうよりも、離婚をすることで自分が努力さえすれば良い人生を歩める環境にするほうが何倍も幸せです。

DVやモラハラの場合は、パートナーの問題を自分の問題だと誤って認識している場合もあります。パートナーだけの問題であり、パートナー自身でなければ解決することはできません。残念ながら、あなたが努力を重ねたところで何の意味もないことなのです。

自分の努力では、どうにもできない問題を抱え続けることは不幸です。考え方をポジティブに変えれば、良い人生になるわけではありません。

結婚生活の問題がなんであるのかをしっかりと見極め、あなた自身が解決できない問題は「手放す」選択も必要です。

自分の人生を犠牲にしたり、未来を台無しにしないでください。
このサイトに来てくださっている人たち全員に、幸せな未来が訪れることを願っています。

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