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なぜDV・モラハラ被害者は逃げ出すことができないのか?

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なぜDV・モラハラ被害者は逃げることができないのか?

投稿日:2021年3月24日 更新日:

DVやモラハラを受けている人は、周囲から見ればひどい状況に置かれているのにもかかわらず、なかなかその状況から逃げ出そうとしないことがあります。

「なぜ逃げないのですか?」と思われるかもしれません。

被害者は逃げないのではなく、逃げれないのです。その理由を多くの人に知ってもらいたいです。

DV・モラハラ被害者が逃げ出せない理由

理由①自分が被害者だと気づいていない

DVやモラハラを受けていて、実際に暴力を振るわれていたり、暴言を吐かれていても自分が被害者であるという自覚を持てないケースは実は非常に多くあります。モラハラは目には見えないので被害の自覚がしにくいのはまだ理解ができるかもしれませんが、身体的DVでも同じことが起こります。それはなぜでしょうか。

DVやモラハラをする加害者たちは、私たちが考えているよりもずっと狡猾で、加害者ではないようにふるまうのがとてもうまいのです。自分が加害者であるということを認めようとしません。それどころか「お前のせいで暴力をふるってしまう」と責任を被害者に押し付け、被害者に「自分(加害者)の方が被害者である」と思わせることに成功しています。また「愛している」、「本当はこんなことはしたくない」「お前のためにやっている」という言葉も加害者がよく使うセリフです。

そのため被害者は、自分が彼らに暴力をふるわせてしまっていると思い、自分の方が加害者であると認識していることもあります。

また加害者たちが外ではとても良識のある人のようにふるまい、被害者の前だけでしか暴力を振るわないこともさらに、「自分が彼を暴力をふるう人間に変えてしまっている」と誤認するのに拍車をかけます。

理由②何をしでかすか分からない相手と離れることが怖い

アメリカでは、家庭内暴力による殺人の50~75%が離別のとき、もしくは離別後に起こっているそうです。DV被害者にとって、相手から離れるということは相手からの被害に最もさらされる危険が高まる時であり、一緒にいるときに暴力を受けていたとしても、命を奪われるよりもマシだと思って自ら離れる選択ができないのです。

DVやモラハラ加害者の思考は、支配とコントロールであり、彼らがもっとも嫌がるのはターゲットが離れていくことです。ターゲットが自分の意思に反して離れていこうとするとき、彼らはその現実を否定し、離れていこうとする事実そのものを無かったことにしようとします。彼らは、「誰かの入れ知恵があったに違いない」「不倫をしていてその相手と逃げたに違いない」と離れていく原因を自分以外に別にある思うか、もしくは、「自分から逃げて行くことが一番悪いことだ」と思って被害者を攻撃しようとします。

被害者は、もし逃げることに失敗すれば、今まで以上にひどい虐待を受けることも分かり切っています。

被害者からすれば、暴力と命の危険を天秤にかけ、まだ死ぬ可能性が低い暴力を選択せざるを得ないのです。

100%の安全の保障がない加害者からの逃亡は、逃げる行動をとることを躊躇させてしまっています。

理由③経済的な事情で逃げることができない

DV・モラハラ加害者たちは、支配のツールとしてお金をコントロールをすることが効果的であることをよく知っています。虐待的な夫婦関係では、外に働かせることを禁止したり、カードを持たせない、現金を渡さないといった経済的DVが虐待の根底にあり、そもそも逃げ出すための資金がありません。そのため避難計画は、資金を集めるところから始まります。何も持たぬまま逃げ出せば、すぐに困窮し、加害者の元に戻らなければならなくなったり、暴力を受けていなくても経済的な理由で死と隣り合わせになります。

中には、車のキーを渡さない、インターネットにアクセスさせない、携帯電話を取り上げるといったことで、社会的なつながりを断ち、外出したり外部と連絡を取ることすら困難な状況に置かれるケースもあります。

理由④被害者の頭の中に加害者が住み着いている

DVやモラハラは暴力や暴言は表面に見えている虐待の一部であり、根底にあるのは支配とコントロールです。支配とコントロールを受けている被害者は、自分自身で自分のことを考えることが難しくなっています。

被害者は、加害者たちの指示に従って(時には指示がない場合であっても)行動をしなければ、悪い結果が起きてしまうと学んでいるため、自分の意思で自分の行動を決めることができません。これは、被害者の学歴や職種などに関係なく、どのような人であっても起こり得ることです。

相手の支配下にあり、被害者自身がコントロールされている。

これがDVの本質的な問題なのです。

理由⑤男性の暴力について女性が非難を浴びる

暴力をふるう男性ではなく、その相手を選んだ女性に「なぜその人と結婚したのですか?」「結婚前にわかるはずですよね?」「分かっていて結婚したのなら、たとえ暴力をふるう相手であっても寄り添う義務があるんじゃないですか?」というような心ない言葉が投げかけられることは少なくありません。

暴力を受けている女性の方に非難がくるのは、調べていたら海外でも同じような傾向にあるようです。

これらの質問は加害を助長し、被害者が逃げ出す機会を奪ってしまうことに繋がります。

このような言葉を被害者に投げかける行為は絶対に許されるものではありません。

まとめ

私は、別居に成功し、離婚し今は安全な生活を送ることができています。本当に運が良かったと思っています。DVやモラハラの被害が大きくなればなるほど、支配が強くなればなるほど、逃げ出すことが難しくなります。

被害者は、なぜ逃げないのか。

「私が逃げれば、私は死ぬだろう」

これが被害者に見えている世界です。

DVには根深い問題があり、殴られたから逃げればいい、というものではありません。

多くの人にDVの問題を知ってもらい、被害者の力になって欲しいと思っています。

 

 

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