モラハラの治しやすさは若さ(年齢)に比例する

モラハラの治しやすさは年齢に反比例する

モラハラを治したいと考えてこのサイトに来て下さる方が多いようです。

モラハラを治したいと思ったら、すぐにでも治すための行動をとってほしいと考えています。なぜなら、モラハラを治せるかどうかは、モラハラ加害者の年齢が若ければ若いほど可能性が高いと考えられるからです。

その理由を紹介します。

目次

モラハラは若いうちの方が断然治りやすい理由

注意!誰かと比べたときに若い人の方が治りやすいという意味ではありません!

気を付けてほしいのは、10代のAさんと20代のBさんを比べたときに、Aさんは10代だからBさんよりもモラハラが治る可能性が高いということではありません。

なぜなら、モラハラの治りやすさは本人の気質やモラハラ環境におけるモラハラ加害者の人数、支配の強さなどが関係するため、治りやすさを誰かと比べることはできません。(Aさんの方が支配が強ければ、20代のBさんよりも治りにくい可能性だってあります)

しかし、同じAさんに限定するのであれば、Aさんが10代のときと、20代のときでは、10代のときの方が圧倒的に治りやすいと言えるでしょう。

理由① 若いときの方が脳に柔軟性がある

脳の発達は生涯続くとも言われていますが、若い方の方が柔軟性が高く、新しい価値観を受け入れやすいとも言われています。

脳は年齢を重ねるにつれ固定されていく傾向にあるため、年を取れば取るほど、モラハラをする人はモラハラ脳のまま固定しやすくなると言えます。モラハラの原因である自己愛性パーソナリティ障害も、年を取れば取るほど治りにくくなることが知られています。

若いうちであれば、非モラハラ環境に身を置くだけでも、モラハラのない環境に適応していく過程で、モラハラをなくすことができるでしょう。

一方で、年を取った場合は固定しかけている脳を変えるために、相当な努力と期間が必要になるでしょう。

理由② 年を取れば取るほど、モラハラを治せなかった期間がのびる

30代、40代にもなってモラハラをしているモラハラ加害者たちを見たときに、あることに気づいてほしいと思っています。

それは、彼らは30年間ないし40年間「モラハラを治すことができなかった」ため、今もなおモラハラ加害者であるということです。

30年間、モラハラを治せなかった人が、いきなり今日明日でモラハラを治すことができるでしょうか?

私はできないと思います。

モラハラ加害者たちは、モラハラをすることによって社会や人間関係で摩擦を抱えやすく、その結果二次障害として、適応障害やうつ病になりやすいことも知られています。

モラハラをすることで発生する問題と言うのは、言ってみれば、モラハラを自覚したり、モラハラを改善するきっかけでもあるはずです。しかし、多くの場合はそれでもモラハラを自覚せずに、周囲の責任にします。彼らは、今までの人生において多くの場面でモラハラを治すチャンスがあったのにもかかわらず、それを無視してきているからこそ、いまもなお「モラハラ加害者」なのです。

理由③ 年を取れば取るほど、モラハラをする自分を殺すダメージが大きくなる

福岡地裁で、妻の友人を殺害した夫への判決が出たとき、裁判官が言ったある言葉が話題になりました。

「遺族は死刑を求めた。わたしたちも(あなたに)死んでほしいと思っている」

この発言の真意は、

生物学的な意味ではなく、人格的な意味で、もう一度生まれ変わってほしい

という意図の発言だったようです。

モラハラを治すときも、今までモラハラをしてきた自分を殺し、生まれ変わるがごとくモラハラをしない自分を作り上げていかなければいけません

たとえば、積み木を低く積んだ場合と高く積んだ場合、これを壊すときにどちらがより大きな衝撃を感じるでしょうか。もちろん、高く積んだ積み木を壊すときの方が衝撃は大きくなりますよね。

人生と言うのはできごとの積み重ねです。年と共に、経験を高く高く積み重ねていきます。人格的な意味でも、積み重ねてきた「自分」を壊そうとするとき、高く積み重なっている方が衝撃は大きいのです。

つまり、年を取れば取るほど、モラハラをしてきた自分を壊したときに、その衝撃や本人に返ってくるダメージは大きくなります。

そして、壊して終わりではなく、モラハラをしない新たな自分をまた、一から築き上げていかなくてはいけません。

モラハラを治そうとする過程で、壊した人格がバラバラになったまま精神状態が良くならない可能性も、年を取ったモラハラ加害者の方が高いのです。

30代では30年間、40代では、40年間モラハラをしてきた自分をすべて否定することになります。

そのダメージは計り知れないものになるでしょう。

理由④ 年を取りモラハラをしなくなるのは体力の衰えのため

中には、年を取り体力が衰えてくると、今までのことを反省し謝罪をしたり、性格が丸くなり穏やかになるケースもあります。しかし、これは単にモラハラをする体力が衰えたために、モラハラを使わなくなっただけだとも考えられます。

「怒る」と言うのは爆発的な力がいるものです。体力がなくては怒れません。病気で寝込んでいる人が怒鳴ることがないのと同じです。

モラハラ対策には、このようにモラハラ加害者の体力が衰えるのを待ち、モラハラが落ち着くまで我慢する方法もあると思います。しかし、それには長い年月が必要なことも覚えておかなくてはいけません。

モラハラを治そうとしたら、今すぐにでも動き出す必要があります!

モラハラを治すためには、早めに自覚し、治すための行動を早くとる必要があります。

モラハラを治す方法については、下記の記事を参考にしてください。

まとめ

できれば、モラハラを改善させ、社会的にも穏やかな人間関係の中で過ごしていけるようになることが、モラハラ加害者にとっても望ましいでしょう。

社会で生きていくためには、上下関係や支配関係の下で作られた人間関係ではなく、本当の意味で人から好かれることが大切です。

モラハラを治すことができた友人は、モラハラを治してから「ストレスが減った」と言っていました。周囲だけではなく、本人にもいい効果をもたらすことは間違いありません。

このサイトに訪れてくださる方がみな、モラハラと決別できることを願っています。

モラハラの治しやすさは年齢に反比例する

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