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なぜパートナーからの愛情をもらっても幼いころの愛情不足を埋められないのか

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なぜパートナーからの愛情をもらっても幼いころの愛情不足を埋められないのか

投稿日:2020年1月28日 更新日:

モラハラの背景には不適切な養育環境により、親からの愛情を得られなかった(もしくは得られにくかった)ことが関係していると考えられます。

そのためモラハラの根本的な原因には、親からの適切なアタッチメントを得られなかったことによる「愛着障害」があると言われています。

愛着障害が原因?あなたのパートナーはこんな行動をしていないですか?

1.見捨てられ不安が強い

時には可愛がれ、時にはひどい言葉で傷つけられてきたり、養育を放棄するような言葉を言われてきた子どもは、いつ親から見捨てられ生きていけなくなるか分からない不安を抱えています。子どもは親から捨てられてしまえば生きていけなくなってしまうからです。子どもは親の機嫌をうかがい、親に捨てられないよう親から気に入られる振る舞いをするようになります。

愛着障害があると、親しい人間関係を築いた後もその関係に信頼感を寄せることができません。親から見捨てられるかもしれないという環境で育ったため、その他の関係についても「いつ捨てられるか分からない」という不安を抱えているからです。

見捨てられ不安があると、次のような行動をすることがあります。

  • 自分の意思や感情を捨ててまで過度に相手に合わせようとする(過適応)
  • 相手が自分を見捨てるようなそぶりがあると、先に縁を切ったり、連絡を断ち切ろうとする
  • 相手が自分を見捨てるようなそぶりがあると、自傷・他害など自分や他人の命を盾にして関係を続けるよう強要する
  • 自分が相手にどれだけ許してもらえるかを確かめようとする(試し行動)

これらの行動は、適切な養育を得られなかった子どもだけではなく、大人にも見られます。

2.他人と適切な距離感を保てない

適切な養育を受けて育った子どもは、親から「何が危険で、何が安全であるか」を教えてもらっているので、親しくない人には警戒しますし、親しい人といれば安全であることを知っています。

しかし、養育が不足している子どもは、「何が危険で、何が安全であるか」を教えてもらっていません。初めての人にもやたら親しいそぶりをする(初対面の相手にいきなり抱きつく)場合もあれば、反対に警戒しすぎていつまでたっても打ち解けられない場合もあります。前者は、危険であることが分かっておらず、後者は安全であることが分かっていません。

このように、危険や安全を判断する尺度がないため、人と適切な距離感が保てずに集団から浮くことがあります。

3.人との境界線が曖昧

愛着障害を抱えていると、自分と人との境界線があいまいになり、他人に依存したり、相手の気持ちなどを考えることなく行動してしまうことがあります。

過保護な親に育てられた場合、うまく親から分離することができずに、周囲の人間を自分のために動いてくれる世話係のように捉えていることもあります。

過干渉な親、支配的な親に育てられた場合、自分のアイデンティティに親が侵入したままの状態で成長し、自己がないために、自分の行動に対して無責任になります。

4.怒りの時間が長い、怒り方が激しい

適切な養育を受けてきた子どもは、怒りを感じることがあったとしてもその怒りを自分で収めたり、怒りを伝えた後には怒りの感情を落ち着けることができます。

しかし、養育不足の子どもは、怒りの時間が極端に長く続くことがあります。

怒りの感情が引き起こされる前、まず「悲しい」「つらい」「寂しい」「不安」「苦しい」といった一次感情が沸き上がります。

たとえば友人との約束をドタキャンされた時に、まずドタキャンされたことに対して「悲しい」という感情が引き起こされ、そのあとに「怒り」が沸く、これが怒りのメカニズムです。

つまり怒りというのは一次感情の連鎖的に引き起こされる感情であり、一次感情が「怒り」の燃料になっているわけです。一次感情が大きければ大きいほど、燃料が多ければ多いほど「怒り」が長く続くことになります。

養育が不足している子どもは、「悲しい」「つらい」「寂しい」「不安」「苦しい」といった感情を人よりも多く抱えながら生きてきています。

愛情をかけてもらえなかった「悲しさ」や「寂しさ」、

自分を押し殺す「苦しさ」、

そしてサバイバルのように一人生き抜いていかなくてはならない「つらさ」「不安」を抱えているのです。

彼らの怒りがあまりにも長いのは、この燃料的な一次感情が多いからです。そして、そのため突如怒り出すという「爆発的な怒り」にもつながります。

愛着障害は成人後も信頼関係を築くことで回復できる

大人の愛着障害については、確固たるエビデンスがない状態ですが、幼いころに適切な養育を受けられず愛着障害になった場合でも、信頼できる人間関係を築くことで愛着を回復できると言われています。

モラハラの原因にある「愛着障害」は、たとえばパートナーから適切な愛情をもらったり、信頼関係を築くことで回復できる可能性があるのです。

愛情をもらっても愛着の回復が難しいのはなぜ?

しかし現実は、愛情をもらったために穏やかになり、モラハラをしなくなるどころか、結婚や出産を機にモラハラ加害者に変貌するケースが非常に多いのです。

愛するべきパートナーを得たことで、問題が回復できたようにはとても見えません。その理由は何でしょうか?

1.愛情とは「親からの愛情の形」がお手本

人を愛し、慈しむ気持ちはもともと持って生まれているだけではなく、親からの愛情を受け育ったことにより心が発達し育まれたものでもあります。そして、どうすれば心地よいのかを親とのコミュニケーションで学び、それをまた、恋人や配偶者、子どもに返していく、それが愛情の連鎖です。

一方で、親からの適切な愛を受けずに育った場合、子どもが生まれてもどのようにかわいがったらいいのか分からないケースもあります。

また、親からの愛情が誤った愛の形であったとしても、それを見本として不適切な愛情表現をしてしまうことがあります。

たとえば、支配的な親に育てられ、過度に束縛することが愛情表現だと学んできた場合、パートナーにも過度に束縛することで愛を表現しようとするかもしれません。

他にも、「お前のためを思って」と愛を盾に強要されてきた場合、同じように「パートナーのためを思って」とパートナーの意思に反することでも強要するようになるでしょう。

2.子どもと愛情を取り合う

幼い子どもは、親からの愛情を独り占めしようと赤ちゃん返りをしたり、兄弟で争う姿がしばし見られます。愛着が形成された後であっても、やはり一番に愛情を受けたいという気持ちが強いのでしょう。

モラハラ加害者も例外ではありません。

子どもが生まれると、配偶者の愛情がより注がれるライバルが現れたという認識を持ちます。彼らは、自分自身への注意を向けるために、配偶者が子育てに忙しいときにでも「試し行動」をするようになります。

愛着障害を回復するためにサポートする人も、余裕がなければできません。しかし、子育てが始まるととても配偶者にだけ注意を注ぐことはできないでしょう。

いままでは、恋人や配偶者が自分を一番に思ってくれているからこそ成り立っていた関係であり、そこに自分以上の愛情を受け取る存在が出てくると均衡が崩れ、穏やかな関係に終止符を打つことになります。

出産を機にモラハラ夫へと変貌するタイプは、我が子が愛情を横取りする略奪者に見えているのかもしれません。

3.そもそも原因に気が付いていない

そして、モラハラが治らないケースで顕著なのは、「自分自身には何の問題もない」と信じてやまない加害者が多いと言うことです。

モラハラを治せるのは、抱えている生きづらさの原因がそもそも自分自身の「生き方の癖にある」と我が身を振り返られる人だけです。

恋人を得られたことでいったんは精神的に安定したとしても、そもそも根本的な原因に気が付いていない場合は、環境の変化で不安定な状況に置かれた原因を「配偶者が変わってしまったから」だと位置づけてしまうのです。

気持ちが満たされていた時と、さみしさを感じている時。

その違いが自分の幼いころの愛情不足にあるのではなく、「今の配偶者からの愛情が不足しているから」だと思ってしまえば、さらに我が子やその他の人へ嫉妬し「愛情を取り戻そう」と躍起になるでしょう。

子育てにかかりきりで、自分のことを見てくれない

自分への愛情が薄れてきたように感じる 浮気しているのではないだろうか

他者へ責任を求める他責的な人は、結局どんな働きかけを行ったところで何も変わることはありません。

まとめ

生きづらさの原因が自分自身にあると我が身を振り返られない場合、いくら愛情を注がれたところでそれは底に穴が空いた枡のようにどんどんとこぼれていってしまいます。愛情が枡を満たしてくれることはありません。

いくら愛情を注がれても、「まだ足りない」「まだ足りない」と要求を強めていくだけです。一時的に満たされた時の安心感を再び手に入れようと、他人に対して「もっと自分を愛するように」強要していきます。しかし、一方的な要求に疲れたパートナーは、愛することをやめてしまうことも。

自分自身の問題に気が付き、問題を解決するために「自分へ働きかけること」。

そうしなければいつまでたっても心が満たされることはありません。

枡の底を直すのは、本人にしかできないのです。

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