離婚後のイライラ・モヤモヤした気持ちの切り替え方

離婚後のイライラ・モヤモヤした気持ちの切り替え方

離婚経験者の方の中にも結婚生活中は、幸せだったという方もいるはずです。離婚をしたらすぐに気持ちが切り替えられるというものでもありません。

また、離婚当初はせいせいした気持ちだったのに、時間が経つごとに気持ちが晴れず不安定になる場合もあります。

ようやく離婚後の生活に慣れてきた頃に、なぜこんな気持ちにならなければならないのか。

結婚生活中のことを思い出しては苦しくなる。前向きに生きなければいけないと分かっていても気持ちが切り替えできない。

そんな時どうすればいいのでしょうか?

目次

離婚後は、気持ちが晴れなかったり、モヤモヤした気分になる

いつになったら悲しみや孤独が終わるんだろうか・・・
いつになったら心から笑顔になることができるようになるんだろう・・・
いつになったら今の自分と幸せだった時の自分を比較しなくなるんだろう・・・

離婚後このようなモヤモヤとした感情に悩まされることがあります。

原因は?

  • 相手から突然離婚を切り出されて、離婚を受け入れたものの気持ちの切り替えができない。
  • 自分から離婚を切り出したが、将来の不安を抱えている。
  • 環境の変化への戸惑い。
  • 忙しさや疲れから来るイライラ。
  • 結婚生活でのいい思い出や嫌な思い出を忘れることができない。
  • 結婚を祝福してくれた周囲の人の期待を裏切ってしまった。

など様々な理由が考えられます。

離婚を後悔していなくても、モヤモヤは起こる

私自身、結婚生活はいい思い出がありませんでした。モラハラ夫から虐げられて過ごしていたので、離婚は全く後悔していません。

しかし、それでも離婚をしてしばらくはいろんな気持ちを抱えていました。

周囲には「離婚をして良かった!」「これからは自分の人生を歩める!」と明るく話をしていても、心の中ではこのようなモヤモヤがあったのです。

自己消化できなかったからか、悪夢まで見ていました。詳しい話はこちら↓

離婚後のイライラ・モヤモヤ解消法

せっかく離婚ができたのに、まだまだ過去にとらわれなくてはならないのでしょうか・・・。このモヤモヤを無くすためにはどうしたらいいのでしょうか?

1.心を休ませる時間をつくる

離婚直後は、役所での手続きでバタバタしていたり、引っ越しや新生活の準備であわただしく過ごしています。

しかし、数週間から数カ月たって生活が落ち着いてくると、ふと余裕ができてきて頭が暇になるときが出てきます。

暇な時間があると、今まではあわただしくて考えることができなかったことが、急に頭の中を駆け巡り始めます。

そして、いろいろな不安や悲しみが一気に襲ってきて、心がどん底に落ちてしまうことがあるのです。

結婚生活が不幸だった場合でも、幸せだった場合でも、離婚後しばらくすると抑うつ状態になることがあります。不幸だった場合でも抑うつ症状が出るのは、ストレス状態にあり思考停止しているときよりも、自分の置かれていた状況を客観的に把握できた時の方が精神が危機的な状況に陥るためです。

今まで休んでいなかったのではありませんか?

もし可能であれば、心を休ませる時間をつくってください。

また、誰かに頼ったり、人に相談したり、SOSを感じたら周りに発信することも大切です。

2.暇をつくらない

暇になると思考が巡り、悪い考えを呼び起こしてしまいます。

特に、離婚後の精神状態が不安定な時に考えることはマイナスのことが多く、不安にならなくてもいいことを必要以上に心配したり不安がってしまう傾向にあります。

そういう時はあえて考える暇を無くし、負のスパイラルに陥らないように自衛しましょう。

考えるのは、精神状態がよくなってからでも遅くはありません。心の状態をよくすることが先決です

■資格を取る

私は、資格試験の申し込みを先にして、勉強に没頭し考える時間をつくらないようにしました。資格試験の申し込みをすでにしてしまったことで、お金も払っているし、無駄にはできない、もうやるしかない!という状況に自ら追い込んだのです。子どものことがどうなるか、就職がどうなるのか、考えても答えが出ないことはたくさんあります。将来を考えることは大切ですが、考えても仕方がない不安時間が経たなければ解決しない問題からは目を背けてもいいと思っています。自分で目を背けることができないようであれば、予定をしっかりと入れて考える物理的時間を無くしましょう。

■趣味に没頭する

編み物をしたり、読書をしたり、あなたが楽しいと思うことをやりましょう。時間が許すなら新たな趣味を見つけてもいいかもしれません。

身体を動かす趣味はストレス発散もしやすいですし、健康になるというメリットもあります。

3.元夫、元妻に会わない

私の場合、子どもの面会交流のあとが最も不安定になりました。第三者機関を利用しているため、お互いに顔は会わせないのですが、声を聞くだけでもイライラして相手からされたひどい嫌がらせやモラハラ行為を思い出し、精神が不安定になりました。

元夫、元妻へ悪感情があるうちは、絶対に会ってはいけません

精神状態が悪くなるだけでいいことはありません。

連絡もできるだけ取らないことが好ましいでしょう。

4.気持ちの整理がつくまでには長い時間がかかることをあらかじめ知っておく

離婚経験者の中には、心から笑えるようになるまで10年もかかった方もいるそうです。

付き合っている期間と結婚生活を合わせた年数が10年あれば、気持ちの整理がつくまでには同じくらいの時間かもしくはそれ以上の時間がかかると考えておいたほうが良いでしょう。

数カ月や1年というスパンでは、気持ちの切り替えができなくても当然です。
愛情深い人ならなおさら、気持ちの切り替えに時間がかかっても仕方がありません。
愛情があって結婚したのであって、モラハラ期間があったからとはいえすぐに相手を嫌いになれるかといったらそうではありません。人はそんなに簡単に気持ちを切り替えられません。

時には、気持ちの面で後退してしまうこともあります。

そういうものだと自分で自分の気持ちを認めてあげることが大切です。

5.無理に前向きになろうとしない

「いつまでもくよくよしていても仕方がないよ」「子どものことを優先して考えなさい」「前向きに生きなきゃもったいないよ」

そういう言葉からは耳も心も閉ざしましょう。

くよくよしたっていいんです!人間だもの! bynナマモノ

時期が来れば自然と前向きになれるようになります。前向きになれないのであれば、まだその時ではないということです。

心の整理がつくまでは、無理に前向きにならず、そのままの気持ちを受け入れましょう。

くよくよしない人間なんていないですよ!私も含めて!

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6.悲しいときは泣きましょう

子どもがいる場合に多いのが、子どもに心配をかけたくない母親として子どもの前で泣きたくない、という気持ちが働き、泣くことを抑えてしまうケースです。

泣くことは心の自浄作用を促し、ストレスを洗い流すいい効果を生み出します。
本当は泣くことを我慢しないほうが早くストレスと決別できます。

子どもの前で泣くのが嫌な場合は、夜に泣ける映画やアニメを見てひっそりと泣くことも有効です。

自分のために泣いているのでなくても、泣くこと自体でストレスを減らすことができるそうですよ。

7.最終的には時間が解決してくれるのを待つ

時が過ぎなければ何をしてもダメな時もあります。時間が過ぎるのをただ待つのも大切です。

仏教には、「行雲流水」という言葉があります。

物事に執着することなく、自然の流れに身を任せるという考え方です。

春になり花が咲き、新緑が芽吹き、鳥の鳴き声が聞こえ、風が木々を凪ぎ、葉が色づいて落ち、空から白い雪が舞う。季節の変化を繰り返しているうちに、いつの間にか毎日思い出していたことが一週間に一度になり、月に一度になり、年に一度になり、次第に思い出さなくなる。時間が経てば、今は非常につらい思い出もいい意味で色褪せていくものです。

ときどきは外の景色を眺めて、ぼんやり過ごすのもいいかもしれませんね。

8.うつ病など精神状態がひどい場合は、クリニックを受診しよう

心の疲弊は外見からでは分かりません。

いつの間にか、気の持ちようでは解決しないくらい症状が悪くなっている場合もあります。

ひとりではどうしようもなくなってしまったら、迷わずに専門家に頼りましょう。

まとめ

自分の心の状態が分かるのは自分だけです。
ヤバイ!と思ったら早めに休んだり、クリニックを受診することが必要です。

そして、自分が抱えている辛い思いは、自分で受け止めることも重要です。無理にカラ元気をつくるよりも、自分自身のマイナスの感情も受け入れるほうがストレスとは早く決別できます。

離婚はHappy!でも落ち込む・・・。矛盾しているようでもいいんです。あなたの正直な気持ちが何よりも大切ですから。

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