モラハラ被害に遭わない為には性格を変えるのではなく○○すべし!

モラハラ被害に遭ってしまう原因はたった一つだった

以前の記事で、モラハラ加害者と結婚してしまう人の特徴を挙げさせていただきました。

モラハラ被害に遭われてしまった方の中には、自分自身の性格が元でモラハラを引き寄せてしまったと考えているかもしれません。しかし、自分自身の性格を嘆いたり、自分の性格を変える必要はありません。

性格を変えること以外に、モラハラ被害に遭わないようにするためにしなくてはならないことがあります。今回は、モラハラ被害に遭わないためにやるべきことについて解説します。

まず、上記の記事に書かれているモラハラ被害者の特徴は多くの人が当てはまるものであり、その性格は社会生活を送るためには必要なもので、変える必要が全くないことをお話します。

目次

被害者の特徴であげたもの

それぞれを個別に見ていきましょう。

(1)平和を好む

争いを起こすことを好む人は少数派です。ほとんどの人は周りの人と仲良く平和に過ごしていきたいと考えています。

(2)我慢強い

我慢強いのは程度の問題もありますが、大人であればある程度の我慢は必要です。

社会人になればやりたくない仕事でも、上司から言われたら引き受けなければならなかったり、体調が悪くてもある程度の家事をやらないと家の中が回らなかったりするときもあります。

※しかし、我慢強すぎる人は、モラハラ被害を我慢し続けてしまい、長期的に被害を被る可能性が高い傾向にあります。

(3)責任感が強い

責任感の強さも、社会人であれば求められます。与えられた仕事を全うしようと努力するのは一般的なことですし、自己都合で仕事をしょっちゅう休む人は会社勤めもままなりません。

(4)モラハラ加害者と比べ経済的立場が弱い

女性であれば、結婚や出産のタイミングで退職や休職をするのは現在も一般的です。

また、女性は一般的に、男性と比べたら年収が低い傾向にあります。

(5)欲が少ない(もしくはない)

物欲がない、特にこだわりがないため人に譲ることがたやすいといった傾向にあります。

(6)献身的である

人のために自分の時間や労力を使うことが苦になりません。

被害者の特徴は多くの人が持っている特徴でもある

(5)と(6)に関しては、個人差があります。

しかし、上記の(1)~(3)の部分は、当てはまらない人もいるにはいますが少数派で、ほとんどの人が社会生活を送るために必要な適性でもあるのです。

つまり、モラハラ被害は多くの場合、誰にでも会う可能性があるということ。

モラハラ加害者は配偶者を選ぶときに自分がモラハラ行為を行える相手を選んでいますが、その特徴はモラハラ加害者によっても異なる(社会的地位が高い人でもモラハラ加害者に選ばれる可能性がある)ため、一概に条件を付けることはできません。

それでは、確実にモラハラ加害者に選ばれる人はどういった特徴を備えているのでしょうか。

私が考えるのは、たった一つの特徴が「モラハラ被害に遭う」人の特徴であると考えています。

モラハラ被害にあうのはこんな人

それは、世の中には悪い人はいない」と考えているような、純粋なタイプの人です。

私自身も、夫と結婚するまでは、友人関係にも恵まれてきており、世の中(というより自分自身の周り)には悪い人はいないと思って過ごしていました。

そして、テレビでは芸能人の離婚が取沙汰され、その中では「モラハラ」という言葉が連日報道されていたのにもかかわらず、自分には無関係であると思って「モラハラ」を調べることはありませんでした

例えば、オレオレ詐欺が社会でも大きな問題として取り上げられ、特集の番組が組まれるなどしている今でもその被害は無くなるどころか拡大しています。
詐欺に遭いやすい人は、「自分は大丈夫」だと思っているタイプの人だと言われています。

他にも空き巣に入られないために、日ごろから防犯を気をつけている家にはなかなか空き巣は入ることができません。また、入られたとしてもガラスが割られただけ、部屋が荒らされただけとか被害が少額で済む可能性もあります。

一方で、我が家は大丈夫だと思い込んで何も対策をしていない家は、いつか空き巣被害に遭ってしまう可能性が高くなりますし、遭ってしまったときの被害も大きくなります。

「世の中に悪い人はいない」という考えは、言い換えれば「私が何らかの被害に遭うわけがない」というバイアスを持っている人です。

バイアスは脳の特性なので、多くの人はこういった性善説的な思い込みを持っていると考えられます。そしてだからこそ、世の中からオレオレ詐欺の被害が無くならない原因でもあります。

もし私が芸能ニュースで「モラハラ」という言葉を聞いたときに、すぐにモラハラについて調べていたら、夫の行動が「モラハラ」であるということにもっと早くに気づいていたかもしれません。

しかし、「夫はいい人で、夫がモラハラ行為(その当時はモラハラという認識はありませんでしたが)をするのは、病気のせいである」と思い込んでいたため、全くモラハラを調べることがありませんでした。

逆に、精神的な病については日夜、検索をしていましたが、私が求めている情報にたどり着くことはありませんでした。

モラハラ被害に遭わないためには、空き巣対策のように自衛するしかない

私は、モラハラ加害者のような人は社会に一定数いて、誰でも遭遇する可能性があると考えています。

しかし、「モラハラ」について事前知識があるような人や、何かおかしいと感じたときに「いい人」というバイアスを避けて、正しい知識を調べることができるタイプの人は、被害に遭わない、もしくは被害が少なくて済むでしょう。

被害に遭わないためには、「自分の思い込みを疑う」癖をつけて、「いろいろな情報に目を向けてみる」ことです。

★認知バイアスについては詳しく知りたい人はこちらの記事がオススメです。

まとめ

特に、相手に好意を持っているときにはバイアスは外れにくく、本来の相手の姿を見ることができにくい状態に陥っています。

しかし、心が苦しい、体に不調が表われているときは、やはり心のどこかでは相手がおかしいことに気づいているはずです。

自分の心からのSOSを感じたときは、放っておくことなくきちんと問題に向き合う勇気も必要です。

  • 被害に遭わないためには、知識を身につけ、事前に対策をすること。
  • 被害に遭ってしまったら、自分の体調を優先し、心からのSOSに耳を傾けること。
  • いろいろな情報に目を向けてみること。

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