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モラハラ加害者と被害者の間に生まれる「共依存」の関係とは?

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モラハラ加害者と被害者の間に生まれる「共依存」の関係とは?

投稿日:2018年7月14日 更新日:

「共依存」と言う言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。

傍から見たら、「なぜ離婚しないの?」「なぜ、一緒にいつづけるの?」と言う夫婦関係はこの「共依存」が原因で、被害者も加害者から離れなくなっているのです。

依存とは、相手に寄りかからないと自分の人生が送れないことを言います。共依存はお互いがそのような依存関係にある、ということです。深みにはまっていくと、「共依存の相手がいないと生きていけない」と思い込みます。

このような共依存の関係は、モラハラでは起こりやすくかつ抜け出すことが難しいと言われています。

モラハラによる共依存では、被害者はどうなってしまうのか。

そして、共依存関係から抜け出すためにはどうすればいいのかをまとめました。

モラハラによる共依存とは?

共依存と言うとお互いがお互いに寄りかかっていると思われますが、実は違います。

モラハラの場合、モラハラ加害者が被害者に寄りかかるために、被害者に自分(加害者)に寄りかからないと生きていけない、と思わせるのです。

そのためにモラハラ加害者は被害者の持つあらゆる自活の力を奪っていきます。親兄弟、友人、仕事、経済力、思考力など・・・。

そして被害者は本当に加害者に依存しないと生きていけなくなり、共依存と言う関係にはまっていくのです。

最終的には寄りかかってきたモラハラ加害者にペシャンコにされてしまいます。

共依存で起こる症状とは?

先ほども言いましたが、お互いが依存しあっている関係が「共依存」です。

では、共依存の関係にあることでどういった症状が出てくるのでしょうか?

1.相手が怒るとこの世の終わりだと思うようになる

誰だって人から怒られるのは嫌です。

しかし、正常な関係にあれば正当な理由なしで怒られた場合は相手に対して不快感を感じますし、怒られた理由が正当な理由であれば反省します。そして、次に怒られないための対策を取ります。

しかし、モラハラ加害者は理由に関わらず自身の機嫌の良し悪しだけで突然、怒り出します。

被害者にとってはそれは天災に遭うようなもので、何の対策も取ることができませんし、また相手が理不尽な理由で怒っているのにもかかわらずそれを反論することができない関係になってしまっています。

また、反論したところで何の効果もありません。雷に怒ったって仕方がないのと同じです。しかし、雷はやはり恐怖の対象で、目の前に雷が落ちれば「自分の人生はもうだめだ」と誰しも思います。

被害者は突然始まる加害者の怒りを感じると、「またこの辛いときが始まったか」と絶望し、そのことが自分の人生の終わりだと思うようになります。そこまではいかない状態であっても心がざわざわし、ひどい緊張状態に陥ります。

共依存の関係では、相手の感情がまるで自分の人生を決めてしまうかのような錯覚を起こします

2.相手の喜びがさも自分の喜びのように感じる

例えば、冷蔵庫のケチャップが切れていて、それを「今すぐ買ってこい!」と言われ、夜遅くに嵐の中遠くのスーパーまで買いに行かなくてはならなくなったとします。

あなたは一刻も早くケチャップを買うため、頑張って走り、ケチャップを購入して家に帰りました。そして、帰ってくると相手は先ほどとは全く違った態度で、ケチャップを買ってくれたことを喜びました。

その時に、「自分はなんていいことをしたんだ。」とか「喜んでもらえて報われた」とか思ってしまっていたら立派な共依存です。

ましてや「ケチャップを切らすなんて自分はなんてダメな奴なんだ」と思ってしまっていたら末期です。

家族や親しい友人の関係では、相手が喜ぶと自分もうれしく感じることは普通の感情です。そのため、モラハラ加害者が喜んでいることが自分の喜びのように感じることが異常な関係であるということになかなか気づけません。

共依存が進んでくると、モラハラ加害者が職場で理不尽な扱いを受けていると言われたら涙したり、誰かに向けて怒っていると自分もその相手を憎むようになるなど、モラハラ加害者の感情と自分の感情の境が分からなくなっていきます

特に人の気持ちを推し量るのがうまい人や世話を焼くのが好きな人は、深い共依存関係にはまりやすく、また抜け出しにくいので注意が必要です

3.相手に見捨てられたら生きていけないと思う

精神的な理由だけでなく、経済的な理由なども含め、相手に見捨てられたら生きていけないような気持ちになります。そのため、この関係にしがみつくことに必死になり、相手がどんな理不尽な要求を突き付けてきても、それを叶えようと努力してしまいます。

常日頃から「お前はだめだ」「そんなお前を見捨てないのは俺だけだ」と言われていることで、被害者は強い自己否定をし、自分はダメな人間であり、一人で生きていくことができないと思い込んでしまうのです。

しかし、モラハラ加害者と出会う前は自活していたり、普通に生活していたパターンがほとんどです。

「相手がいないと生きていけない」と言うのは洗脳による思い込みではありますが、一緒にいる限り被害者は本当にそうであると思い続けてしまうのです。

4.自分がいなかったら相手が生きていけないと思う

中には、自分がいなかったらモラハラ加害者が生きていけないだろうから、離れることができないというケースもあります。

モラハラ加害者は現実の自己と理想の自己像に大きな乖離があるのが特徴ですが、この場合、被害者も加害者のことを理想化して見ていることがあります。モラハラ加害者のことを手のかかる子どものようにとらえていたり、純真であるが故の行動と間違った認識をします。

「相手のことを受け入れたり、理解できるのは自分だけだ」と思い込み、自ら離れることを拒んでしまうので、周りが離れることを進めてもなかなかうまくいきません。

最も共依存を解消しにくいケースです。

共依存から脱出する方法は?

モラハラでは共依存に陥らせ、ターゲットが離れていかないようにします。被害者は気づかぬうちに、どっぷりと共依存の関係に嵌ってしまい、自ら抜け出すことが難しい状態になっていることも多いのです。

そのため、周りからいくら「別れたほうがいい」「離れなさい」と言われたとしても、「そんな彼でもいいところがある」「本当はいい人で今は病気なだけ」と思っていることがあります。

1.物理的に距離を取り、おかしな関係であったことを自覚する

誤った考え方から抜け出すためには、

物理的に距離を取ることです。

それでもできるだけ長期間がいいでしょう。

そして、距離を取っている期間は一切の連絡を取らないのが望ましいです。

依存していた相手と離れると、最初は絶望的な気持ちになったり、抑うつなどの気分の激しい落ち込みにあったりしますが、時間の経過によって次第に解消されていきます。そして、自分のことが客観的に見ることができるようになり、モラハラ加害者との関係が異常であったということに自ら気が付けるようになります

長い間ストレス状態にさらされ続けていると、次第に麻痺していき、ストレスを感じていることを自覚できなくなります。

慢性的なストレス状態から脱却して初めて、結婚生活でのストレスを正確に把握できるのです。そして、ストレスのない状態がどういう生活であったのかを思い出した時、目が覚めるような気持ちになるでしょう。

完全に離れてしまうと高ストレス状態にあった結婚生活にもう戻ろうという気にはなりません

2.他の夫婦関係を見たり聞いたりする

共依存は、モラハラ加害者からのマインドコントロールの末に陥っています。思考がモラハラ加害者によってコントロールされているので、なかなか自分の考えのおかしさに気づくことができません。

しかし、このマインドコントロールを解く方法があります。それは、外の情報を取り入れることです。

モラハラ加害者は、被害者に対して「どこの家庭もこういうものだ」と吹き込むため、「モラハラは一般的な夫婦関係でも行われているもの」だと誤って認識しています。

ですが、普通の夫婦関係と違い、妻が夫に言い返すことができなかったり、明らかな上下関係があるのがモラハラ加害者・被害者の特徴です。

友人の夫婦がどういう関係なのか見たり聞いたりすることは、洗脳を解く第一歩です。

私自身も、自分の受けている経済的DVの被害に友人からの話で気が付くことができました。(→モラハラ夫がする経済的DVってどんなもの?対処法は?

3.自分の好きなものを取り戻す

モラハラは、被害者への「罰」と称して、被害者の大切なものを奪っていくルール作りをして生きます。たとえば、親しい人と会ってはいけない、連絡を取ってはいけない、好きなものや大切にしているものを捨てなければいけないといったことです。

共依存の関係にいると、「加害者の言っていることがすべて正しい」とか「加害者の言うとおりにしなくてはいけない」と思い込み、自らの意思で大切なものを捨てていくようになってしまいます。

加害者も「俺のことが本当に好きならできるはずだ」「俺のことだけ大切にしてほしい」という言葉をささやき、二者択一で彼か彼以外を選ばせようとします。彼を選ばなければ彼が傷つくという罪悪感から被害者が逃れられないような心理状態になっていくのです。

この奪われたり、捨てられたりした大切なものは、被害者のアイデンティティです。自分自身がどんどんと奪われていくことで、さらに共依存の深みにはまっていきます。

共依存から回復するためには、失った「自分」を取り戻す過程が必要です。

加害者と離れ、マインドコントロールが解けた暁には、なくした自分を一つずつ取り戻してください。

被害者を救いたいと思っている人へ

また、身の回りにモラハラ被害者がいるけれど、洗脳されていて話を聞いてもらえない場合は、こちらの記事を参考にしてください。

まとめ

共依存関係が深ければ深いほど、気持ちの変化には時間がかかります。共依存の関係が進めば進むほど、モラハラ加害者の言葉の与える影響が大きくなり、本当にそうだと強く思い込んでしまうからです。

モラハラ加害者は神様ではありません。

共依存が解けてくると、多くのことに気付けるでしょう。

そして、何よりモラハラ加害者がいなくても生きていけるということを実感できます

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