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モラハラ被害を減らすために被害者が覚えておくべき4つのこと

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モラハラ被害を減らすために被害者が覚えておくべき6つのこと

投稿日:2019年4月26日 更新日:

自己愛性パーソナリティ障害(=モラハラ)は、コフートが提唱した自己心理学を学ぶことで、その本質がよく見えてきます。

そこから、モラハラ加害者がなぜモラハラをするのか、モラハラをするときの心理状態、またどうすれば治療をすることができるのかを知ることができます。(治療についてはまだまだ勉強中です。)

今回は、自己心理学を元に、モラハラ被害者が知っておくべきことをまとめました。

1.モラハラ加害者の怒りは「育ての親」への怒り

モラハラをする目的は、こちらの記事(モラハラ夫がモラハラをする目的は4つ!被害者の特徴は?)に書いた「1.褒めてもらいたい」「2.自分を常に愛して欲しい」「3.モラハラを肯定して欲しい」「4.理想的な自分の役割を担ってほしい」の4つの理由からでした。そして、これらが起こるとき、かならず「融合転移」が起こるといわれています。

つまり、モラハラ加害者がモラハラをするときは、モラハラ加害者は被害者との境界がなくなり、意識の中で同一化しているということです。

モラハラ夫がパートナーへのモラハラをするとき、彼らの怒りの元は、自分の親への怒りです。また、子どもへモラハラをするとき、怒りの元は、幼いころのみじめな彼ら本人です。

そして、その怒りや欲求を被害者へ投影してモラハラ行為を行っているわけです。

たとえば、モラハラ加害者が褒めてほしいとき、それは「幼いころに褒めてくれなかった親への怒りが原点」となっています。

また、「愛してくれない親への怒り」が自分を常に愛して欲しいとモラハラをすることに繋がります。

幼いころ、弱くみじめなモラハラ被害者だった彼らは、子どもの頃の自分が受けた行為は親からの正当なしつけであったと証明してもらいたいために、「モラハラを肯定して欲しい」と思っています。そうして愛してもらえなかったみじめな自分を打ち消したいのです。

このように、被害者に対して、自分(もしくは自分の怒り)を投影させ、モラハラをしています。そのため、モラハラ加害者たちは、何時間でも怒鳴り続けることができたり、何カ月にもわたって被害者を無視することもできます。なぜなら、彼らの怒りは、幼いころから何年、何十年もため込んだものだからです。

そして、目の前の被害者への怒りに置き換えてはいますが、正しい怒りの矛先は、被害者ではありません。そのため、被害者がどんな反応をしたところで、怒りが収まることはありません。原因は被害者にはないからです。

覚えておくべきポイント!

  • モラハラ加害者は、みじめで弱い幼いころの自分を否定するためにモラハラをする
  • モラハラ加害者の欲求は本当は親に向けた「幼いころの欲求」

2.モラハラ加害者は、他人と自分を同じように考えるが、自分が巨大化し、相手を覆い隠すだけで、同化した相手の気持ちを汲むことはできない

また、「融合転移」が起こるとき、自分と被害者の境界線が分からなくなりますが、自分が被害者に覆いかぶさるように同一化し、被害者を自分の中に取り込むかのような感覚で「融合」します。

つまり、被害者を自分の一部のように思うのです。

ですから、たとえ同一化したところで、被害者の気持ちをくみ取れるようになるわけではありません

私たちが、自分の手足の気持ちを汲み取って動かしたりしないのと同じです。手足は自分の一部であり、自分の意のままに動かなければ嫌ですよね。

モラハラ加害者の「融合転移」も同じように、被害者が「自分の意のままに動かなければ嫌」ですし、もし、自分の意のままに動くことがなければ強い苛立ちや葛藤を抱えます。事故などで自分の手足が不自由になれば、強い怒りや絶望を感じるのと同じです。

モラハラ加害者にとって、モラハラをしているときのターゲットと自分の関係は、自分の手足が不自由になったような感覚に近いと言えます。

そのため、なにがなんでも言うことをきかせなければいけないと執着しますし、そのための労力を惜しみません。

それは、被害者が言うことをきくまで続いてしまいます

覚えておくべきポイント!

  • モラハラをするとき、モラハラ加害者は被害者のことを自分の一部だと思っている

3.モラハラ加害者が裏で悪口を言う相手は、本当のターゲットではない

モラハラ加害者は、人の悪口が大好きです。影でもよく人の悪口を言っています。

しかし、陰でコソコソと悪口を言う相手は、モラハラ加害者にとっての真のターゲットではありません。

なぜなら、モラハラ行為の目的は「人をコントロールすること」にあるため、陰で悪口を言ったとしてもそれで誰かの行いが変わることはないからです。

陰で悪口を言う相手は、多くの場合、「モラハラ加害者が恐れている相手」です。彼らは、強い相手に立ち向かうことはできません。そのため、自分より上位にいると思った相手には従順でよく従います。しかし、本音では相手のことを見下して、よく思っていません。それが影の悪口という形で出てくるのです。

では、モラハラ加害者にとっての真のターゲットは誰でしょうか?

それは、「その悪口を聞かせている相手」です。

モラハラ加害者は、身近な相手に悪口を聞かせることで、2つの印象を植え付けます。

  1. 可哀そうな自分を演出し、同情を誘う
  2. 悪口を聞かせることで、目の前の相手の行動を変えさせる

「1.同情を誘う」はモラハラ加害者がよく使う手口です。同情を誘うことで、ターゲットを惹きつけ、魅了させます。これは、モラハラ加害者がターゲットに選ぶ「世話好き」な人をあぶりだすことに成功します。

また、「2.目の前の相手の行動を変えさせる」については、悪口を言うことで、「そういうことは俺は嫌いだ」「そういうことをやる人間は嫌いだ」と相手に吹き込み、相手に「こういうことをやれば悪口を言われる」と学習させて、それをさせないように誘導するのです。

たとえば、「あの人はいつも一人で勝手に決めてしまう」「自己中心的だ」のように話をし、「一人で勝手に決める人は自己中心的だと非難される」と覚えさせ、目の前の相手からはいつも「相談させる」ように持っていくのです。

悪口を聞かされている人は、知らず知らずのうちにモラハラ加害者の思うがままの振る舞いをするようになっていきます。こうして、「悪口を聞かせる」ことで、ターゲットをコントロールしていきます

※これは、陰で悪口を言っている場合に当てはまります。本人の目の前で悪口を言う場合は、その人がターゲットです。

モラハラ家庭の場合

家庭の場合、モラハラ親がコッソリと子どもたちに非モラハラ親の悪口を言い「ああいう風にはなるなよ」と言ったとします。そして、非モラハラ親のことを嫌うように仕向けて行くのです。それを聞いた子どもたちは、同じように陰で親の悪口を言うようになったり、非モラハラ親を疎むようになります。

ターゲットである子どもたちは、モラハラ親の思い通りに「コントロール」されています。

覚えておくべきポイント!

  • 陰で悪口を言うのは、恐れている相手
  • 本当のターゲットは悪口を聞かせる相手

4.モラハラは物理的に距離が離れれば収まる可能性が高い

モラハラ加害者がターゲットに選ぶのは自分に近しい相手です。なぜなら、距離が離れれば相手のことをコントロールすることが難しくなるからです。

子どもをコントロールしようとする毒親の場合、子どもが大きくなり自立しようとすると、「今まで育ててあげた恩を返せ!」「親を見捨てるのか!」などと言い、子どもが独立して離れていこうとすることを妨げようとします。

モラハラ夫の場合も別居や離婚をしようとすると、それを阻止したり急に今までのことを反省し、態度を一変させることがあります。いずれも、距離があくことでターゲットがコントロールできなくなることを防ぐための行動です。

距離が取れた時点で、「モラハラ加害者が良い人」のように見えてくることもあります。

夫婦関係であれば、別居や離婚を機にモラハラが止み、さらには「以前のように可哀そうな境遇を訴え、同情を誘うようなことを言ってくる」可能性もあります。「ターゲットを惹きつけるための餌をまく」段階に戻るからです。

しかし、モラハラが治ったのかと思って再び距離が近づけば以前のようにモラハラ加害者と被害者の関係に戻るだけです。

覚えておくべきポイント!

  • モラハラは近しい人に対して行われる可能性が最も高い
  • 遠ざかればモラハラが見えなくなることもあるが、関係が戻ればまた被害が始まるので要注意!

5.モラハラ加害者との人間関係は誰であろうとも破綻する

モラハラ加害者との人間関係を円滑に、円満にしようとする必要はありません。なぜなら、彼らとの人間関係は誰であろうともうまくいかずに破綻を迎えます。そのため、モラハラ加害者からは人が離れ、年を取るとともに次第に孤立していく傾向にあります。

精神科医にも嫌われ、治療や研究が進んでいないのも自己愛性パーソナリティ障害の特徴です。それほど彼らは厄介な存在なのです。

モラハラ加害者とうまくいかないのは、あなたが悪いわけではありません。

どんないい人でも、知識のある人でも、モラハラ加害者との関係はうまくいかない。

それを覚えておいてください。

覚えておくべきポイント!

  • モラハラ加害者はどんな人との関係も破綻する
  • 破綻の原因は、あなたではない

6.一緒にいることで二次的なデメリットがある

モラハラを受けていることだけではなく、家族としてモラハラ加害者と一緒にいることはモラハラ二次被害的なデメリットを受ける可能性があります。

たとえば、非モラハラの友人から距離を置かれたり、親や親族から「あの人が来るなら、付き合いは控えてほしい」と言われることもあります。

子どもがいる場合は、「モンスターペアレンツ」だと思われ、他の家庭から距離を置かれたり、子ども自身が差別を受ける可能性もあります。

また、外でモラハラをした結果、賠償金や慰謝料と言った金銭問題にまで発展していく可能性さえもはらんでいるのです。

モラハラ加害者からモラハラ被害を受けるだけではなく、周囲や社会からも「距離を取られて孤立する」可能性があることは覚えておかなくてはなりません。

覚えておくべきポイント!

  • 直接的なモラハラ被害だけではなく、周囲からの二次被害を受ける可能性も!

まとめ

これらのことから、被害者は

  1. 自分が原因でモラハラが起こっているわけではないこと
  2. 被害者の反応によって、モラハラが治まる可能性は非常に低いこと
  3. モラハラ加害者のターゲットは物理的距離の近い、コントロールできる人間であること

を覚えておかなくてはいけません。

間違っても、自分が原因でモラハラをさせてしまっていると自分を責めたりしないでください。また、あなたがいくら努力をしてモラハラ加害者の言うとおりにふるまったとしても、モラハラが止むことはありません。

あなたへのモラハラを止めさせる確実な手段は、物理的距離を取ることです。

そして、モラハラ加害者と一緒にいるだけで大きなデメリットがあります。

放っておけば、あなたの人生をめちゃくちゃにする結果になります。いずれ、関係をどのようにするのか、考えなければいけません。

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